9月の注目すべきIPOは?



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9月のIPOは7社を予定しております。

全力やら必ず獲得したいというような銘柄は個人的にはない感じでありますが、7社の中でも期待で強いて選べば、926日上場のグロースエクスパートナーズになるかなという感じです。

グロースエクスパートナーズの主幹事は野村証券でシェアは92.04%の680,100株となっております。おそらく、数年前であればDX関連ということで想定価格の1,320円の2倍コースの初値も予想できたと思いますが、同時上場やここ最近のIPOの資金の動向を見ると、そこまでの初値をつけるのは難しいと現時点では思っております。

また、そもそも規模感が小さく、ブックビルディングで獲得できたとしても100株となると、パフォーマンスは数万円となることから、来月の主幹事となっている東京メトロの複数獲得に全力で向かった方がいいのではないかと思っております。

このあたりは、みずほ証券が主幹事である前日の925日上場のROXXにおいても同じことが言えますが、こちらは赤字の中での上場で、売出の多さから、ベンチャーキャピタルや既存株主の出口とも見られ、全国の委託販売団の申込社数も37社と低調なことから、ブックビルディングをする方は少ないと思っております。

他のIPO銘柄においては、同じ25日上場のリプライオリティは業種的にも福岡Qボードに上場することから、主幹事含め、よほどの裏付けやら確信でもないと積極的に参加する人はいないと思いますし、初値と公募の鞘でわずかではないかと予想しております。

また、ファミリー向け社会体験アプリ「ごっこランド」の開発・運営のキッズスターにおいても、マイナー主幹事の岡三証券が92%の644,000株のシェアでベンチャーキャピタルに対してはロックアップがないことから、同じくブックビルディングにおいては見送るところであります。

このあたりの主幹事がマイナーというところでは、売り上げが鈍化しているアスアの初値も厳しいのではないかと予想しております。

さらには、INGSにおいては、ラーメン銘柄の強さが類似企業並みに評価されるかが鍵を握っていることから、全国の委託販売団の申込社数の状況を見てブックビルディングは判断したいところであり、Aiロボティクスにおいては、公開価格1.5倍でロックアップ解除を念頭に前日に4社同時上場というところでセカンダリーには注目しておりますが、ブックビルディングにおいては、主幹事のSBI証券が1,121,600株の配分があることから、それなりのポイントを使えば、100株当選は難しくないと見ております。

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JACK

現役トレーダー。IPO投資や不動産投資を得意とする現役トレーダー。独自の視点による投資判断や、確実に獲得できる利益を見逃さない姿勢は、システムトレーダーも必見。

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