青汁王子の投資方法



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8月に入って日経平均が3日間で8000円近く下げるという、久しぶりに見る暴落がありましたが、その時の暴落でうまく下げたところを買った人、損切した人など投資家の行動も色々とあったかと思います。

そんな中で話題になっているのが、青汁王子で、10億円近い損失を出したということでSNSやニュースでも取り上げられています。

買っている銘柄は個別株で数銘柄保有しているようですが、損失が急激に大きくなった理由として、信用取引が原因であることを言っています。

現物でその銘柄を保有しつつ、下がってきたので、信用取引を使ってさらにナンピンして買い増ししていったということで、よく言われる信用2階建てというものです。

この場合、現物株を担保にして信用取引を行っているので、株価が下がると現物株の保有している分の評価額が下がる(担保価値が下がる)ため、信用取引の余力も減ります。それに加えて、信用取引でもっているため、それがマイナスになり、余力がさらに減るため、株価が連日大きく下落すると、信用維持率が大きく下がってしまい追証が発生します。

青汁王子はそれで追証が発生したため、追加入金しないと強制決済されてしまう状況になり、そこで会社の資金を入れたということなので、信用3階建てをしているという状況です。

その後株価は反発して戻ったので、損切せずに堪えて持っていればだいぶ維持率は回復していると思います。

株の信用取引はレバレッジが3倍くらいでこのような事態になるので、FXなどでは20倍近いレバレッジになった場合を考えるといかに危険であるかがわかると思います。

しかし、今回たまたまこれで助かったとしても、リスクが高いことを行っている以上同じことをやっていたらいつかやられるでしょう。

今回急落後に大きく反発したので、下げた中でもじっと我慢して持っていた人は結果的にはあまり影響はなかったという人も多いでしょう。

しかし、もし、それがあまりに急激に下げたことでロスカットが間に合わなかったとか、想定した以上の含み損が発生してロスカットができなかった、という人もいたりで、結果的にはプラスになったからよかったという人も多くいるようです。

これは、今回についてはたまたまそれでよかったかもしれませんが、この先このような暴落は1年に1回、あるいは数年で1回くらいは度々出てきます。

その時に同じことをやってじっと反発するまで持っておこうという感覚でいると、リバウンドが終了した後に2番底をつけに行ったときにギブアップしてしまいます。

今回底打ちしてから大きくリバウンドしているので、これでまた上昇トレンドに戻って上昇開始していく、と考えて、保有している人も多いようですが、青汁王子然り、含み損を抱えて上がるのを待っている状態だと思います。

含み損を抱えていると、まず元に戻ったところで一旦含み損から解放されて、持ち株を手放したいと思うでしょう。

今回の大きな下げでそのような含み損を抱えた投資家を多く作ってしまったことで、上がったところは売ろうと考えてる人がかなり多く上では待機しています。

そのような重しもあって、直近の高値を更新していくような強い動きにはなりにくいと思います。

9/6現在の日経平均は、また急落が起きて一日1000円以上下げてきていますが、ここで戻り上昇が一旦終わった可能性が出てきて、その場合、前回安値30387円まで向かっていく、あるいはそこからさらに下に抜ける可能性が高くなります。

そのため、2番底をつけに行く可能性が高くなってきていることは知っておきましょう。

もちろん、その手前で反発しやすいポイントや抵抗線があり、そこまで下げずに反発する可能性も十分あるので、その時は下降トレンドが否定されたことで、上の流れにまた変わってくるでしょう。

まだどちらの可能性もありますが、今までの経験上、暴落が1回で終わりになることはなく、その後の2番底をつけに行く中で大きくやられることがよくあります。

1回目の暴落でナンピンして耐えてさらにポジションを増やした人、暴落前に買っており、今回の下げでまだ維持率がある人は、ここから上がっていくから大丈夫と考えている人が多いと思います。

しかし、相場は嫌なもので、そういう耐えて持っている人が多い場合、それを投げさせるような方向に動いていきます。

SNSで見ていた投資家は、新NISAだから持っていればいつか上がる、ここから2番底をつけに前回安値をさらに下抜けすることはない、と考えている人はまだ多いように感じるので、2番底をつけに行くのではないか?と個人的には考えているところです。

そのためにも次の2番底が発生した場合は、いくらになったらロスカットするとか、決めておかないと、前回以上に大きく下落となった場合耐えられなくなるので準備しておきましょう。

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korosuke

現役システムトレーダー。売りと買いを組み合わせたデイトレード戦略に特化した独自のスタイルを確立し、安定的に利益を得ている。セミナー講師も務めており、いずれも好評。 著書:暴落を上昇エネルギーに変える V字回復狙いの短期システムトレード (現代の錬金術師シリーズ) 出版社 : パンローリング

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