裁量トレードにシストレを加えるメリット【西村剛】

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最近、裁量トレーダーの方がシステムトレードを学ぼうと問い合わせをいただくことが増えてきています。

裁量トレードとシステムトレードは一見、相反するトレード法なのですが、よくよく考えると実はこの２つのトレード法、相性が抜群なのです。

というのも裁量トレードは、株式市場の雰囲気や板の状況、そして勘や感情をもとにトレードする手法であり、どうしてもトレードする本人の感性に成績が左右されてしまいます。天才的な才能があるひとなら感性だけで勝ち続けることは可能かもしれませんが、なかなか普通の人が勝ち続けるのは難しいかもしれません。

一方、システムトレードは感情を排除し、統計的に有利なポイントでトレードを行う手法で、機械的にトレードを行うため、裁量トレードと比較し大勝ちや大負けは少なく、トレードの成績は安定しやすいのです。

この２つのトレード法の長所を組み合わせたのが、

●裁量トレード+システムトレード

という考え方なのです。

これまで通りメインは裁量でトレードするとしても、統計的に勝ちやすいタイミングなのかどうか、統計的に手仕舞いしたほうがよいタイミングなのかをシステムトレードを使って数値で判断することで、裁量トレードの成績をある程度安定させることができるでしょう。

最近、このことに多くの裁量トレーダーが気付きはじめ、シストレを勉強し始めているのかもしれません。

もしあなたが裁量トレードだけを行っているのであれば、システムトレードの考え方を少しだけでも取り入れてみてください。

きっと成績が安定すると思いますよ。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 （過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある） システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。

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