から揚げの時代?



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ブログ用1
From;西村剛
東京の事務所より、、、

これは、50代の
とある男性の話です。

彼の実家は、車の整備工場です。

その整備工場は、親の代から長年やっているのと
地域に密着した商売をしているので、
経営に特に苦しいところはありません。

家族経営をする限り、
今の生活を十分に続けられるくらいです。

しかし、彼は車の整備工場をやるのが嫌でした。

その理由は、とくにありません。

キチンと、整備の資格も持っていますので、
ときどき実家を手伝ってはいます。

しかし、嫌なのです。

そこで彼は、違うことをしようと
仕事を探しました。

それこそ会社勤めをすれば、そこそこの成績を残し
外交が得意なので、得意先からよくされ会社ではなくてはならない存在でした。

でも、会社勤めは性に合わず
辞めてしまいました。

でも、彼には家族がいます。
だから、お金は必要です。

そこで彼は、個人事業主として事業をすることにしました。

「あれが儲かる!」と聞けば、その儲け話に飛びつき、
「これからはあれの時代だ!」と聞けば、その話に飛びつきました。

知る限り、かつては潜水艦を富裕層に販売もしていたようです。

でも、今は「これからはから揚げの時代だ!」と思い、
どこかの有名ホテルの元料理長が考案したから揚げを販売しているようです。

ここから分かること、、、

それは、とてつもなく彼が「流されやすい」ということです。

だって、潜水艦からから揚げまで扱うのですからね。
ここまで来たら、一人総合商社ですよね。

さて、淡々と、とある50代男性の話をしましたが、
これは、実在の人物です。

良く見れば、儲け方が上手い人。

悪く見れば、器用貧乏?かもしれません。

でも、とにかく言えるのが「流されやすい」ということなのです。

私は決して、総合商社のように商売をすることが
悪いとは思っていません。

ただし、「流されやすい」のは、どうかと思ってしまうのです。

でも、流されやすい人というのは、
この彼だけでなく、私たちのいるトレードの世界でも
非常に多いのです。

あなたもご存じの通り、昨日の日経平均株価は、
前日比169円高の「14,311円」で終了しました。

日経平均株価の始値が、13,943円だったことを考えれば、
上昇し、終値の14,311円で終了したことで、安心した方も多いかもしれません。

しかし。。。

先週の乱高下や、今週に入りこれまでの上昇が見られないことから

○日本株大暴落

○アベノミクスの終焉

○上昇トレンドは終った

という言葉がメディアで目立つようになってきました。

この株式投資ニュースをお読み頂いて
毎日熱心に勉強しているあなたは違うと思いますが、

このような言葉が出てくると、多くの人が疑心暗鬼になってしまうものです。

もしくは、この言葉に

「流されてしまう」

人が多く存在してしまうのです。

では、上昇トレンドは
メディアが言うように、本当に終わってしまったのでしょうか?

あなたは、どう思いますか?

せっかくの機会ですので、
これから、私の見解を述べましょう。

ただし、見解と言っても、
決まった話ですので、それほどすごいものは出てきません。

私たちシステムトレーダーの中では、
「上昇トレンド」とは、きちんと定義されています。

だから、見解というよりも
その定義に当てはまっているか?、当てはまっていなか?
ただ、それだけなのです。

では、その定義はどのようなものなのでしょうか。

それは、シンプルですが、、、

【終値が○日移動平均線を上回っている】

ということです。

一般的には、長期のトレンドを定義付ける場合は、

「終値が200日移動平均線を上回っている」を使います。

中期のトレンドを定義付ける場合は

「終値が75日移動平均線を上回っている」を使います。

よって、この定義から考えると、
昨日の日経平均株価は「14,311円」でしたので、

○200日移動平均線の10,690円

○75日移動平均線の12,862円

のいずれも上回っています。

つまり、この定義から考えると、
いくら暴落して、乱高下しているといっても、

○長期トレンド

○中期トレンド

のいずれも、まだまだ上回っているのです。

よって、ここから考える限り、
乱高下はありますが、「上昇トレンドは継続中」なのです。

もちろん、このまま株価が下落傾向に向かい、

「200日移動平均線」「や75日移動平均線」を
下回った場合は、上昇トレンドが終了したと考えます。

そのときは、トレンドが転換したとして、
相場に立ち向かわなければならないでしょう。

しかし、この定義上で上昇トレンドと判断できる限りは、
このまま上昇トレンドとして、相場に立ち向かって良いのです。

いかがでしょうか?

多くのトレーダーは、メディアの言葉が強烈なせいか
その言葉に踊らされたり、流されてしまいます。

だからこそ、この株式投資ニュースの読者ではないトレーダーは、

「何てことだ!上昇トレンドは終わってしまったのか!」

と、心の中で何とも言えない声で叫んでいるかもしれません。

しかし、悲しいかな・・・

メディアとは、売れてナンボ、読まれてナンボ、見られてナンボというところもあり
実は、無根拠なのに、強烈な言葉で読み手を動かしてしまうことがあります。

そう、流されやすい人を流してしまうのです。

おそらく、あなたは大丈夫だと思いますが、
これから、こいった場面に出くわしても、
決して、流されることなく、自分の根拠を信じて下さい。

あの斉藤正章さんは、セミナーなどでよく言います。

「世間で有効だと言われているトレード法や投資法は、案外無根拠なものが多い」と。

もちろん、実際に斉藤さんは、そういった方法を検証し、
数字で有効性がないことを確認しています。

だからこそ、断言しているのです。

今回の「上昇トレンドは終わった」という言葉のように
世間には、根拠なしで出回っている言葉が多くあります。

ぜひ、あなたは流されず、
芯をもって、あなたの信じるもので判断していきましょうね。

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■追伸

そうそう、皆さんの仲間が書いているブログをご紹介します。
ちょうど暴落相場に役立つ記事が書かれていますよ。

http://risutemtrade.blogspot.jp/

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。