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日本株がようやく上昇トレンドに突入しました。
上昇トレンドに強い戦略と言えば「順張り戦略」です。
順張り戦略は株価が高値を更新したタイミングで株を買い、下落トレンドに転じたタイミングで株を売る戦略で、逆張り戦略と比較すると勝率こそ低いものの、上昇している株を買うためドローダウン（最大損失額）が少なく、比較的リスクの低い戦略です。
ただ、システムトレーダーにとっては逆張り戦略は得意だが、順張り戦略は苦手というひとも多いかもしれません。
順張り戦略が有効だとわかっていてもなかなか実践できない…
こういった悩みがシステムトレーダーにはつきまとっていると思います。
この苦手意識を克服するためには順張り戦略の２つの特長を理解しておく必要があります。
ひとつは・・・・
・順張り戦略は最後必ずピーク利益からの損失で終わる
ということです。
順張り戦略は手仕舞いの際、下落トレンドに転じたのを確認したタイミングで手仕舞います。
そのためどうしても手仕舞いのタイミングは、ピークの含み益から少し減ったところになってしまうのです。
この特徴を理解していないと、利益が減ってしまった・・・と思い順張り戦略に苦手意識を持ってしまいます。
苦手意識を持たないためにもしっかりと順張り戦略のこの特徴を理解しておきましょう。
もうひとつは・・・・
・順張り戦略に全資金を投入すべきではない
ということです。
逆張り戦略の場合、大暴落が起こったタイミングでほぼほぼフルポジションになることが良くあります。
逆張り戦略は勝率が高く、フルポジションになりやすいため買ったときに大きく利益が出るイメージが残ります。
一方順張り戦略は勝率が逆張り戦略と比較すると低いため、フルポジションにしてしまうとやられた時の損失が大きくなるイメージをが残ります。
この２つの要因で順張り戦略が苦手というひとも多いのではないでしょうか。
しっかりと順張り戦略の特長だとこの２つの点を認識すれば順張り戦略が少し得意になるかもしれません。
ぜひ覚えておいてくださいね。
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西村 剛
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