売り出し、公募増資に対する考え方【西村剛】



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保有する銘柄の株が公募増資や売り出し発表で株価急落・・・・

どうしたらよいでしょうか?

毎年このようなご質問をよくいただきます。

確かに公募増資や売り出し発表によって需給悪化が嫌気され株価が急落するケースってよくありますよね?売りたくなる気持ちもよく分かります。

ただ、公募増資と売り出しではそもそも意味合いが違いますので私なりの見解を今回お伝えしておきます。

まず、売り出しですが・・・・

・基本的には短期的はともかく中期的には株価に大きな影響を与えない

と考えています。

売り出しは既存の大株主が株を売るわけであって、新規に株式が発行されるわけでもありませんし株が希薄化するわけでもありません。

大株主が株を売る理由次第ですが、よくある流動性の向上みたいな理由の場合は、短期的に売り出しした株を手に入れた投資家が短期的に利益確定の売りを出して株価が下落することはありますが、気が付けばもとの水準に戻っている場合も多いです。

ですので、売り出しによる急落は押し目買いのチャンスになると考えています。

次に公募増資です。

公募増資は「理由次第」といったところでしょう。

工場建設やM&Aのためといった資金使途で公募増資する場合、少なからず株の希薄化がおきます。

その結果、PERで見た場合、短期的には割高になります。

ですので基本的には公募増資に関してはいったん売りが妥当かなと考えています。

売り出し、公募増資いずれにせよ株価の動きは個別銘柄次第ですが、「売り出しによる急落は押し目買いのチャンス、公募増資は見送り」とざっくり覚えておくとよいと思います。

参考にしてくださいね。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。