1月相場のアノマリー【korosuke】



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 新年あけて最初の月になる1月相場は、年初ということもあり、特徴的な動きをするというのをこれまで経験してきた中で感じています。

感覚的には月半ばのあたりに相場の流れが前半と後半で大きく変わり、前半下げていたら後半でもどしてきたり、前半上げていたら後半は下げるというようなイメージで、このような動きが多いというのが体感です。

月初の株価と月末の株価を見て上昇しているか、下落しているのか、大きく変わっていないか、という3つに分けて2000~2024年の各年で実際はどうだったのか検証してみます。

1月初から月末での値動き

2000

2001

大きく変わらず

2002

2003

2004

大きく変わらず

2005

2006

大きく変わらず

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

2014

2015

大きく変わらず

2016

2017

2018

大きく変わらず

2019

2020

大きく変わらず

2021

2022

2023

2024

 

全体では、

上昇した年:8回(32%)

下落した年:11回(44%)

大きく変わらず(前半と後半で真逆の動きになる):6回(24%)

あまり大きな傾向はありませんが特徴的なのは前半、後半で流れが変わり前半下げたら後半上昇してV字回復するような動きが6回(24%)あることです。

 

さらに傾向を見てみると、2017-2018年あたりから傾向が変わり、2002年から2017年にかけては、下落した年が:10回(62.5%)ですが、2018年以降2024年までで見ると、下落した年は1回(14.2%)と大きく変わっており、直近は上昇する傾向が強いです。さらに、前半と後半で動きが真逆に変わって月初、月末で見れば大きく動いていないという月があり、これを整理すると2018年以降は、

上昇した年:4回(57%)

下落した年:1回(14%)

大きく変わらず(前半と後半で真逆の動きになる):2回(29%)

 

となっています。

2025年相場は1月の月初から現時点(月半ばあたり)に向けて下げてきています。そうなると、このまま下落していくよりも、上昇した年 or  大きく変わらない(前半と後半で真逆の動きになる)年は20182024年の8年中で7回あるため、確率は85%になります

つまり、現時点の下げている状態から月末までを考えると、上昇している確率が85%になるため、ここからは月末にかけて上昇する可能性が高い、と言えます。

 

ただ、これは2018年以降これまでと動きが変わっているため、ここに特化した見方をしているため、カーブフィッティングしている可能性もあります。

とはいえ、強い流れが続いているので、トレンドフォローでいくならまずはこの流れが今年も続くと考えて、これを基準として持っておくのもいいでしょう。

 

アノマリーは今年も当てはまるのか?注目して月末に向けた動きを見ていきましょう。

 

 

 

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korosuke

現役システムトレーダー。売りと買いを組み合わせたデイトレード戦略に特化した独自のスタイルを確立し、安定的に利益を得ている。セミナー講師も務めており、いずれも好評。 著書:暴落を上昇エネルギーに変える V字回復狙いの短期システムトレード (現代の錬金術師シリーズ) 出版社 : パンローリング

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