試験と相場【korosuke】

【お知らせ】
下記リンクのメルマガを中心に情報を更新していく予定です。
無料ですのでぜひご登録いただけるとありがたいです
↓
西村剛の投資戦略メルマガ【無料】

　週末（1/18）のニュースを見ていて、週末に大学入学共通テストが行われたというのを見て、もうそんな時期なのかと気づきました。そもそも今は共通テストという名前になっていることを初めて知りました。私の頃は大学センター試験と言っていたので、頭の中はセンター試験で止まっていました。

　もう受験の頃は遠い昔のようになりましたが、少し思い返してみると受験勉強では多くの失敗ばかりでした。なかなか成績が上がらず、センター試験の前に予備校の講習などで直前の予想問題対策、とか、過去問をやって傾向にあった問題を解いたりと、このくらいの時期に詰め込んでやっていました。その結果、同じような傾向の問題はそこそこできるようになりましたが、少しパターンの違った問題になると全くやったことがないためお手上げという状態でした。かなり山を張ったような勉強法だったので、本番ではうまくいかず惨敗となりました。

そして、1年浪人することになり、そこでも合格するためのテクニックみたいな、他の受験生はしらないが合格する人だけが身につけているような特別な手法があるのでは、と思い、予備校や、本などを調べて、ちょっとやってみては違うと思い、また新しいものを探して、というようなことに時間を費やしていました。

当然のことながら成績は伸びず、ある時点で、割り切って、教科書のような本を一からやり直し、何度も繰り返してやりました。2回目、3回目、あたりまではそれでも、あまり変わった感じはありませんでしたが、5回、6回あたり繰り返したあたりで、何かこの問題はどこかでやったのと似ているな、というような気づきを感じるようになり、さらに繰り返していくと、答えと回答の流れを見ると、これはこの公式を説明している問題、とか、問題の意図や背景まで気づくことが出てきました。

その時に、今まで断片的でバラバラに見えていたものが、1つのマップのように全体像が見えてきて、そこからようやく成績が伸びてきました。結局のところほとんどの問題は、手を変え品を変え形を変えて聞いてきているだけで、基本的なことが理解できていれば、大抵の場合教科書にあるような知識で対応できるということがわかりました。

教科書に書いている基本を完全に理解していることが重要で、それができていないうちに、新しい手法やテクニックに飛びついたり、過去問で決まった問題だけを解けるように練習していたのは、表面的なところだけ理解しているだけで、問題が少し変わると、新しい傾向の問題とか奇抜な問題に見えて手が出なくなってしまうということに陥っていました。

今思うと相場もこれに近いものがあり、過去の相場の傾向を分析していいバックテスト結果になるようなストラテジーができたとしても、その後運用して見ると、資産推移が横ばいになってしまうようなことがよくあると思います。

これは、相場自体が過去とは変わっているため起きることで、相場が変わったことで機能しなくなってしまうような表面的なロジックでできているストラテジーだからだと思います。

例えば、例年同じような問題がでていたのが、ある年はちょっと違った形式の問題が出た時まったくできませんでした、というのと同じです。問題の形式が少し変わったとしても、例えば、足し算で1＋1が２になるということは変わりませんので、根本的な法則レベルのものは変わらないので、それをベースにしたロジックのものは相場が変わっても影響を受けにくいです。

相場の中でそのような法則は何かというと「買いと売りの需給」です。当たり前のことですが、買われているものが上がり、売られているものが下がる、ということで、これは何十年たとうが、相場がいかに変化しようが変わらない法則です。

もう少し言うと、この買われている、売られている、というのをチャートからいかに読み取り判断するか、になります。いろいろとルールつくりの時に、売買条件を増やしたり、パラメーターの数値を調整したりする前に、ロジックが法則レベルで成り立っているか、に気を付けて見直してみるといいでしょう。

少し抽象的な書き方になってしまいましたが、この辺りはまた次の機会に書いてみたいと思います。

【無料】システムトレードの検証ができる株式投資ソフトのフリー版を無料プレゼントします。こちらをクリックください！