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早いもので2月も下旬に差し掛かり、3月相場が近づいています。
3月の日本株市場は、年度末特有の要因により、株価が大きく動く傾向があります。
多くの企業が3月期決算を迎え、株主優待や配当の権利確定が行われるため、投資家の売買が活発化しやすい時期なのです。
そこで3月相場の傾向について調べてみました。
過去の3月相場を検証すると
・勝率:53.24%(勝ち数:45,408回、負け数:39,874回、引き分け数:1,739回)
・平均損益:2,020円(1.01%)
・平均利益:18,812円(9.41%)
・平均損失:-17,014円(-8.51%)
・プロフィット・ファクター(PF):1.259
この結果をみると、3月相場は勝率が5割を超え、平均損益もプラスとなるため、株価が上昇しやすい傾向があると考えられます。
3月は決算対策や株主優待・配当狙いの買いが増えるため、株価が上がりやすいとされています。
また、機関投資家による運用成績向上を目的とした「ドレッシング買い」も発生しやすい時期です。
一方で、企業や機関投資家が決算対策として株を売却するケースも多く、売り圧力が高まる月でもあります。
そのため、買いと売りの勢力が拮抗しやすい特徴が見られます。
個人的に今年は3月中旬までは決算対策の売りが出そうですが、その後の期末に向けドレッシング買いが入り日経平均も3月末に40000円を回復するのではないかと期待しています。
特にここからねらい目なのが、個人投資家に人気な株主優待銘柄や高配当銘柄です。
これらの銘柄は権利確定日の1~2か月前から買われ始めることが多く、3月は株価が堅調に推移しやすいのです。
2月下旬から3月初旬にかけては株主優待銘柄や高配当銘柄に注目してみてくださいね。
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西村 剛



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