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3月のIPOは現在、10社のリリースとなっております。その中でも一番の注目はJX金属になります。
実際に、私のところには、3月3日からのブックビルディングに関わらず、全国委託販売団の申込みの前から問い合わせが多いです。
直近の大型上場としては、昨年10月の東京地下鉄、12月のキオクシアHDとなっており、前者は売り出し価格ベースで約7,000億円、後者は7,800億円で初値こそ、対照的な株価となりましたが、セカンダリー投資としては、大成功の結果となっております。
JX金属につきましては、今更かもしれませんが、鉱業会社として、新日鉱ホールディングスで上場していたもので、資源・製錬の既存事業から半導体材料に事業の軸足を移す方針を掲げていることから、中長期投資で捉えるなら、半導体需要が株価に影響を受けることは言うまでもありません。
目論見書等から確認すると、想定価格は862円、時価総額8,003.4億、吸収金額4,611.1億、直近期末でPER7.80倍、PBR1.3倍、無配、1株利益110.5円、1株純資産675.7円となっております。
ちなみにPREにおいては、2023年3月期の純利益が赤字の影響でPERが見た目、低く算出されており、配当についても上場後は、連結配当性向20%程度を基本方針と記載されております。
また、募集にあたり、海外募集と親引けがあるのは好感がもてますが、やはり、売り出し上場であり、売り上げが頭打ちしており、特に25年の売り上げ激減しているところは評価が下がるところであります。
一方、ブックビルディングに目を向けると、今回のJX金属は主幹事の大和証券が51%のシェアを持っており、その株数は155,386,800株となることから、大和証券の店頭口座である程度、お付き合いをしている方で1年近くIPOが当選していない方であれば、全く配分がないというのは考え難いのではないかと思っております。
私自身は、大和証券については、家族口座含めて、ネットでしかお付き合いがないことからお付き合いやら証券会社からの営業やら連絡を受けることはありませんので、他の幹事団のみずほ証券と野村証券が16%のシェアとして、48,748,800株、日興SMBC証券が8.5%のシェアとして25,897,800株の割当になりますから、大量獲得を目指すのであれば、このあたりを交渉やら攻略することとなります。
そのあたりは、最終的には全国委託販売団の申込の競争率を見てから決めたいところではありますが、上場日に安い初値や公募割れというようなことがあれば、東京地下鉄やキオクシアHD同様にセカンダリーでの中期投資として、勝てる可能性は高いのではないかと考えております。
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JACK
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