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日経平均は4月の初めに関税ショックで暴落となりましたが、その後はするすると戻していき、先週ついに暴落前の株価を上に抜いて更新してきました。あの暴落は何だったのか、というくらいの短期間で上下に行って来い出戻ってくる動きとなり、結果的にはあの暴落時に何もせず保有したまま、あるいは逆張りで下がったところを買って保有していれば大きな利益になったということになります。
もう暴落は過去のもので、ここから日経平均は暴落前の上昇トレンドに戻ったのでしょうか?これについては、日足を見ると、今重要な局面にきています。5/12に38700円を超えて暴落前の高値38225円を超えてきました。これによって高値を切り上げたことで、下降トレンドは終了となりました。順張りでいう高値ブレイクの形となり、上を目指すチャートにはなってきましたが、一つ気になるのがこの高値更新後の動きです。高値更新後は長く続かず、ずるずると下がり、再度高値更新前の位置まで戻ってきてしまいました。
ここが重要なところで、この高値更新が本物の動きではなく、騙しの動きの可能性があります。直近の高値、安値、などの大きな節目となるところは、ここまで達すると、上に抜けるか、下に抜けるか、トレーダーは注目しています。この節目の株価までもどってきたら、レンジという前提なら、この戻りの株価はレンジ上限にあたるため、売りをエントリーし、もし逆に高値を抜けてしまったらロスカットと決めて待ち構えている人が多いでしょう。テクニカルやチャートをこれまで見てきた人にはそのような教科書通りのセオリーで待ち構えているため、逆にそれは大口投資家からは逆手にとって利用されやすく、一旦高値を大きく上に抜けてくると、そのような売り方のロスカットが強制的に入るため、アルゴが意図的にこのような高値を強く抜けてくるような動きを一時的に作ることがよくあります。これが騙しのテクニックで、高値更新した時の勢いで買いをエントリーしてしまうと、実はまだレンジ相場の中なので、レンジ上限で買いを入れてしまうという最悪なトレードをしてしまいます。
先週の動きで高値更新後その勢いが翌日以降続かずに、ずるずると下げてしまっていることから、この高値更新の動きはこのようなダミーとしての動きで実はまだレンジ相場の可能性があるというのが気になるところです。もし、騙しの動きだった場合、ここからレンジの下限である4月の安値30342円に向けて再び大きな調整に入ってくることになります。そのため、今のところまだレンジ相場のままで変わっていないという前提で、戻り売りとしての逆張り売り戦略がここから相場の流れにはまるのではないかと考えています。逆に言えばその場合、ここから一番相場の流れにはまらないのが、順張りの買い戦略になります。4月以降ここまではするすると戻っていったので順張りの買い戦略の独壇場でしたが、今後もこの動きが継続していくのか、現在の位置は大きな転換点となる可能性があります。そのため、今週(5/19~)から来週(5/26~)にかけては大きな流れが決まる重要局面になるので、よくチャートから抵抗ラインと現在の株価との位置関係を見ておきましょう。
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korosuke



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