「7月5日の予言」はなぜ外れて当然だったのか?



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ネット界隈で2025年の75日に未曾有の大災難が起きる、という予言が拡散して、注目されていましたが、結局のところ何も起きずに平穏な日として過ぎていきました。結果として何も起きなかったことは良いことですが、これを利用したビジネスとして取り上げたメディアやYoutuber達が注目を集めて利益を上げたというだけで、むしろ、そうなるように意図的に煽って拡散させたようなところがあると思います。

何か起きたときは、予言が当たったと言えますし、外れたときは、悪いことが起きなかったことで皆良かったと思っているところなので、あまり批判もうけることがないので、情報を出す側は、はじめからいいポジションをとっていると言えます。起きなかったとしても、大災害に備えて日頃から備えておくことが重要です、とか、何も起きなかったのはみんなの願いが通じたから回避された、とか何とでも言うことができます。

ただ、75日は過ぎてそのような人たちは消えたのかと思ったら、実は75日ではなく、8月だったとか、2025年ではなく2032年とか、また新たな日にちを予言として出して同じように注目させようとしています。今回の件で分かったかと思いますが、このような予言の類はエビデンスもなければ将来起きることなど誰にもわからないので、全く信じるに値しません。

遠い未来に何が起きるかは不確定要素がたくさんあり、ましてや何月何日とピンポイントで起きることを当てるということは不可能と言ってもいいでしょう。重要なのは過去から現在までのことで、それをもとに直近で起きることであれば、そこから大きく逸脱したことは考えにくいため、ある程度確かな予測をすることはできると思います。株価のチャートを見て今上昇トレンドが続いていたとしますが、それが明日急転直下ストップ安の大暴落がくるということは考えにくいですし、そのような動きは予測することはできません。できることは今のトレンドに沿って、続く限りその流れについていくということだけです。上昇トレンドの中でそのような大暴落が起きることを予想し長期の空売りを仕掛けるというようなトレードをするなら、まさしく、この75日の予言が当たるという方を信じて投資しているようなものです。

トレンドがいつ終わるかはトレンドが続いているうちは誰にもわからないですが、その流れが続いているうちはただついていけばいいだけで、いつ終わるかを最初から当てる必要はありません。予想する、予言する、ということは、視聴者を注目させるにはわかりやすくて良いかもしれないが、トレードでは必要ないことです。もし、今後何月何日に大災害が起きるという予言をする人がいたら、実際に自分の資金を使って全力で相場で空売りを仕込んでもらいたいです。それができるのであれば、まだしも、できないようであれば、全く信じるに値しないものだと考えましょう。

 

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korosuke

現役システムトレーダー。売りと買いを組み合わせたデイトレード戦略に特化した独自のスタイルを確立し、安定的に利益を得ている。セミナー講師も務めており、いずれも好評。 著書:暴落を上昇エネルギーに変える V字回復狙いの短期システムトレード (現代の錬金術師シリーズ) 出版社 : パンローリング

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