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「西村さん、おかしいんですよ!
マクドナルドなのにカーネルサンダースなのです!ケンタッキーなんですよ!」
とわけの分からない言葉が飛び込んできました・・・。
あなたは、
にっぱちの法則
をご存じでしょうか?
「にっぱち」と書くとよく分かりませんね・・・(汗)
「2:8の法則」または「パレートの法則」
そのまたは「宇宙の法則」と言われるものです。
厳密に言うと、2:8ではないのですが、
四捨五入すると、2:8になるので、こう言われています。
ちなみに、「宇宙の法則」と言いましたが、
これは、あの日本マクドナルドの故・藤田田氏が
『ユダヤの商法(http://goo.gl/LOd98)』という書籍の中で使っています。
どうやら、世の中のことを調べると、
たいていが、この2:8になるそうです。
これは、根拠以前の問題で、
宇宙レベルの不思議のようですね。
そうそう、いま思い出しましたが、
そのマクドナルドの藤田田氏ですが、
仕事の関係で、ウチのスタッフにの一人が会ったことがあるようです。
たまたまアルバイト先に来たようですね。
しかも亡くなる1ヶ月前くらいだったみたいですね。
私も藤田氏には、興味があるので、そのスタッフにどんな人か聞いてみたら、
「西村さん、おかしいんですよ!マクドナルドなのに
カーネルサンダースなのです!ケンタッキーなんですよ!」
という言葉が出てきたのです。
彼は、見た目がカーネルサンダースだと言いたかったみたいですね。
いや~、完全に天然失礼なやつです(汗)
そんなことを聞いたわけではないのに・・・
ひとまず、冷静に聞くと、
見た目がカーネルサンダースはおいておいて・・・
藤田氏は、亡くなる直前まで、全国のマクドナルドに
社用車などを使わず、タクシーなどを使って、足を運んでいたようです。
私のスタッフのアルバイト先は、藤田氏が大株主で
マクドナルドの近くに店舗が必ずある関係で、
立ち寄ったようです。
それも、普通にお客様の一人としてです。
一軒一軒、丁寧に見ていったのですね。
藤田氏には、賛否両論ありますが、
やはり、あれくらいに会社をする人は、最後の最後までやることが違いますね。
さて、話がずいぶんと飛びましたが
その「2:8の法則」の話です。
この法則を説明するのに分かりやすいのが、
「クラスの平均」です。
クラスの平均点は、2割の成績優秀者が引き上げているということを耳にしたことはないでしょうか?
あなたも、学校に通っているとき不思議に思ったことはありませんか?
平均点と言いながら、案外平均点前後の数字をとっている人が少ないことを。
そして、反対に、一部の人が、とてつもなく良い点数を上げていることを。
これは、標準偏差というものも関係してきますので、
今回は、それを無視しますが、
結局、8割の人の点数が悪くても、それをカバーするくらい
2割の人が良い点数をおさめているのです。
だから、平均点の前後の人は、思った以上に少ないのです。
しかも、その2:8の法則にのれば、
その2割の人が、平均点の8割に影響をもたらしているという解釈もできるのです。
2;8の法則、何となく伝わりましたか?
これ、けっこう言葉で解説するの難しいのですよね(笑)
上手く伝われば嬉しいですが・・・
さてさて、そろそろトレードの話をしましょう。
2:8の法則は無駄に話しているわけでは、決してありません。
実は、昨日の日経平均株価の下落も
これと似たようなことが要因で考えられるのです。
昨日の日経平均株価は、前日比5%超の下落でした。
また、昨日ご紹介したTOPIXも前日比3.8%の下落です。
あなたはお気づきでしょうか?
昨日の解説でもそうでしたが、
日経平均株価とTOPIXには、ずいぶんと開きがあります。
それはなぜでしょうか?
それは昨日も解説したように、
指数の対象が違うからです。
日経平均株価は、日本経済新聞社が選ぶ225社、
TOPIXは、東証一部全企業です。
だから違いが出るのです。
今回は、それをもう少し詳しく見ていきます。
詳しくみると、、、
次のようなことが分かります。
それは、日経平均株価のうち約10%の割合を占める
「ファーストリティリング」が、約11%下落していることです。
つまり、先ほどの2:8の法則で考えれば、
日経平均株価では、約10%の割合を占めているので、
日経平均株価に大きな影響を与えやすいのです。
無理に言えば、10%占めているわけですから、
日経平均株価に対して、40%の影響力があるということでしょう。
ここまで影響があれば、
この「ファーストリティリング」が、約11%下落したことで、
日経平均株価に、大きなインパクトを与えてしまいます。
一方、TOPIXは、東証一部全企業が対象ですので、
「ファーストリティリング」占める割合も低く、
影響力が小さいから、この水準なのです。
いかがでしょうか。
今回は、ちょっと頭の中がごちゃごちゃする話になってしまったかもしれません。
しかし、この2:8の法則を頭に入れておくと、
色々なところで役立ちますよ。
例えば、売買ルールの改良で、
条件式を10個入力していたとしましょう。
それで成績を改善する場合は、
おそらく、2つだけいじれば良いのです。
もしくは、8個は不必要か、微調整程度の影響しか出ないということです。
ただし、10個も条件式をいれたら、
その時点でカーブフィッテイングの可能性が高いので、
イメージとしてつかんでくださいね。
では、長くなりますが、最後に補足をしておきましょう。
10%の割合を占めるということで、
今後の日経平均株価は、どうやら「ファーストリティリング」の動向で変わりそうです。
そこで、同社が今、どのようなトレンドにあるのか
「中期トレンドを表す75日移動平均線」と「長期トレンドを表す200日移動平均線」で
確認してみました。
すると・・・
終値が33200円で
75日移動平均線が32077円、200日移動平均線が24002円となっています。
ただし、両方上回っているものの、
中期のトレンドを 表す75日移動平均線まであと1000円まで迫っている状況です。
仮に、同社の株価が32000円を割り込んでくると
「中期下落トレンド入り」した可能性も考えられます。
そして、この影響から日経平均株価も下落トレンド入りする可能性もあります。
割合が割合ですので、現時点では、
「ファーストリティリング」の影響で、日経平均株価が下落トレンドに向かうことも否めません。
日経平均株価のトレンドの転換の先行指数として、
「9983 ファー ストリティリング」の株価動向に
注意を払っておくと良いでしょう。
■追伸.1
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■追伸.2
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西村 剛
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