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From;斉藤正章
東京の自宅より、、、
1月の終わりから2月の始めにかけて
株式市場が急落する場面がありましたが、
うまく乗り切ることができましたでしょうか?
私自身はといえば
急落時のドローダウンからみれば回復傾向にありますが、
昨年末の時点からは、まだ若干のマイナスというところです。
いつも言っていることではありますが、
システムトレードといえども、
すべての急落相場で必ずプラスになるわけではありませんので、
今回は使用している逆張り系の売買ルールが
たまたま相場にフィットしなかったということになります。
もっとも、同じ逆張り系の売買ルールを使用している人でも、
売買ルールの内容は微妙に違っているはずですので、
今回の急落で利益になったという方もいるのではないでしょうか。
つまり、私が若干の損失を被っている時期に、
一方では利益をあげている方もいるということです。
例えば、
私が浅めの下落で買い付ける売買ルールを使って損失を出しているときに、
もっと深い下落で買い付ける売買ルールを使用していた人は利益になっていたかもしれません。(実際には私自身は両方のタイプを使用しています)
なぜこのような話をするかというと、
実は今回の株式市場の急落前後に、
何名かの方たちから非常に気になる発言があったからです。
その内容を要約すると、概ね次のようになります。
1.今回の株式市場は今までと雰囲気が違う気がする
2.アベノミクスの終焉により、普段よりも株価が大きく下落するのではないか
3.よって、普段使用している浅めの下落で買い付ける押し目型のルールを一時的にストップし、もっと深い下落で買い付ける逆張り型のルールに入れ替えようと考えている
さて、この内容をみて、どのように感じましたでしょうか?
私自身が感想を問われれば、
「非常に問題のある考え方」であると思います。
それはなぜか?
その理由は、「システムトレードに自己の裁量が入り込んでしまっているから」です。
基本的にシステムトレードの世界では、
「未来の相場は予測できない」ということを前提に戦略を立てなければなりません。
あくまでも「統計的に有利なパターンが現れたとき」に売買をするだけです。
しかし、前述した内容では、「普段よりも株価が大きく下落するのではないか」など、
まだ起こってもいないことを予測しようとしているだけでなく、せっかく統計的に有効であることが確認できているはずの
売買ルールを自分の感覚で止めたり、入れ替えようとしているわけです。
裁量で「システム(売買ルール)」を入れ替えてしまったら、
それはもう「システムトレード」ではありませんよね?
誤解のないよう補足しておくと、
「稼動する売買ルールを株式市場の状況に応じて切り替える」ということを全面的に否定しているわけではありません。あくまでも、自己の裁量(勘)によって切り替えることを否定しているだけです。
もし、どうしても株式市場の状況に応じて稼動する売買ルールを切り替えたいというのであれば、「売買ルールを切り替える」という行為自体が統計的に有効であるかどうかをバックテストによって確認しなければなりません。
一例をあげるのであれば、次のようになるでしょうか。
◎逆張りの買いシグナルの数が10銘柄未満の場合は、
「浅い押し目を買い付ける逆張り」を稼動させる
◎逆張りの買いシグナルの数が10銘柄以上の場合は、
上記の売買ルールでは買い付けずに「深い下落で買い付ける逆張り」のみを稼動させる
という具合です。
もしも、「過去にこのような方法(逆張りのシグナル数に応じて売買ルールを切り替える方法)で売買をしていたら利益になっていた」ということがわかれば、
それはそれで立派なシステムトレードといえます。
システムトレードで絶対に譲れない条件は、最低でも「過去にその方法を実践していたら利益になっていた」という統計的な根拠があることです。
しかし、自分の相場観などによって使用する売買ルールを止めたり、
切り替えたりするような行為はあくまでも「裁量トレード」であり、
システムトレードではありません。
皆さん自身も、このようなことをしているという心当たりがないかどうかを
今一度考えてみてくださいね。
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