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大変ご無沙汰しています。
つい最近まで、皆さんがお使い(?)の検証ソフト「システムトレードの達人」の修正作業に忙殺される日々を過ごしていました(涙)
ご存じのとおり、4月上旬に東証の再編が行われたため、ソフトウェアのほうでも対応を行わなければ今まで通りに動作しなくなってしまうためです。
市場の再編直後は多少のトラブルはあったものの、ようやく落ち着いてきてほっとしているところです。
ところで、東証が再編されたということは、どの銘柄も新しい市場へ変更に
なったということですから、今まで使っていたルールが使えなくなるのではないかと
懸念されている方も多いのではないでしょうか。
結論から言えば、今まで東証一部だった銘柄は4月の再編以降も「旧東証一部」として
検証や売買をすることができるので、直ちに影響が出るということはないと考えています。
ただし、1年後、2年後と先になるほど少しずつ影響が出始めるかもしれません。
たとえば、投資信託などの種類によっては「プライム市場の銘柄しか買えない」などの縛りがある場合があります。
今までは東証一部で投資信託に組み込まれていたのに、再編後はプライム市場ではなく、
スタンダード市場になった銘柄などはその投資信託の購入対象から外れてしまうため、
これまでと値動きの傾向が違ってきてしまいます。
私自身はどのように対応していくかというと、当面(少なくとも1年くらい)の間は
現在の売買ルールを修正せずにそのまま使用するつもりです。
なぜかというと、4月の再編以前には新しい市場(プライム、スタンダード、グロース)は
存在しなかったため、正しい検証をすることができないからです。
ソフトウェアの機能としては、4月以降に上場する市場を過去にもその市場に上場していたもの
としてみなし検証をすることはできるのですが、実際にその市場が存在していたわけではないため、
正しい検証結果は得られないと考えています。
もし新しい市場に合わせて売買ルールを調整するのであれば、多くの銘柄が
「新しい市場の値動きになったとき」が良いタイミングではないでしょうか。
新しい市場の値動きになるのがいつになるのかは私にもわかりませんが、
少なくとも今はまだ1カ月足らずのデータしかない
という状況なので、1年以上(それでも短いくらいですが)の期間が経過してから、
新しい市場に合わせて売買ルールを最適化するということになるかと思います。
この数カ月の株式市場は多くの投資家(トレーダー)にとってあまり良い環境ではないかもしれませんが、
いつかは必ず売買ルールがフィットする時期が来るので、その時期まで淡々と売買を続けていきましょう!
ー斉藤正章
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