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自民党の総裁が高市さんになってからご祝儀相場で日経平均は2000円以上の上昇となりましたが、その後は自公連立が解消されることとなり、一転して下落、さらにはアメリカの中国への追加関税が出たことで日経平均は夜間の先物で3000円近くの大幅下落となりました。
この急上昇、急落の理由はいろいろ言われていますが、大きいところは10/10のSQが影響していると思います。SQ値が48,779.14円と直近のほぼ最高値を付けており、このSQ通過後に大きく下落が起こっていることから、ここまでのご祝儀相場の上昇というよりは、それを名目としたSQ値を上に持っていき決着させるための無理な上げ方だったと思います。
SQを通過してから一気に上昇力がなくなっていることからもSQ狙いの買い仕掛けが入っていたもので、いろいろな報道は出ていますが、買い方がいなくなり、もとの仕掛ける前の位置まで戻ってきたというだけのことかと思います。
問題はここからの動きですが、この急落はここまで続いてきた上昇トレンドが継続しており、押し目を作る下げなのか、あるいは、大きなトレンドが下降トレンドに転換した初動なのか、今のところどちらの可能性もあり意見が分かれるところでしょう。
次の首相が誰になるとか、アメリカと中国の関税の問題の行方がどうなるかを予想して投資戦略を考えるというのが、通常のやり方かもしれませんが、予想したことが当たったとしてもそれによって株価がどちらに動くかはわかりません。
プラス材料だと思っても、すでに市場には織り込み済であったとしたら、発表後に下がるということはよくあります。
大事なのは需給で買い手と売り手が今どういう状態で、どちらが有利な展開になっているかをチャートから見て判断することです。
今回の下落で注目したいのは急落して夜間の日経CFDでつけた45,139で下げ止まり、そこから大きく反発しました。つまり、現物の日経平均のチャートでは、この夜間の先物の動きが見えないので、よく見ていないと気づかないかもしれません。
この安値45,139円が一旦反発したことで上昇トレンドの押し目ポイントとなっています。上昇トレンドが続くならこの上昇で再度急落前の高値48,887円を目指す上昇となるでしょう。
しかし、逆にこの反発で48,887円に到達することができないと、ここまでの上昇トレンド(高値安値切り上げ)の動きから高値切り下げの動きにかわることになり、大きなトレンド転換の可能性が高くなります。
また日経CFDでつけた45,139円で下げ止まり、多くの人がここを下値として意識しているので、ここを割りこんでしまうと下げが加速する可能性があります。
まずは今後もこの下げ止まりの45,139円に対して上で推移するか、下に割り込んで推移するかが相場の方向性を決める基準となるので、注意して見ておきましょう。
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korosuke



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