日経平均の上昇はどこまで続くか



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10月の日経平均は1カ月で7000円近く上昇するという強い上昇となりました。

暴落後の反発での上昇としては短期間でこのくらいの上昇はありましたが、高値圏でさらに急激な上昇したのは、過去においてもなかったのではないかと思います。

 

連日日経平均が最高値更新となっているので、多くの人が保有株がプラスになっていい相場が続いていると思うかもしれませんが、一部持っている私の保有株は微増かマイナスになっている状態です。

 

日経平均指数はこれだけ上がっていますが、TOPIXやグロース株はそれほど上がっておらず、むしろ下がっている銘柄の方が多いくらいです。では、なぜ日経平均だけこれだけ強いのでしょうか?

 

これは日経平均指数がかなり特殊な指数になっているためです。単純に225銘柄を平均化して算出した数値ではなく、値がさ株ほど寄与度が高いといういびつな計算によって数値化されています。

 

例えば、225銘柄の中でも寄与度の高いのはソフトバンクグループとアドバンテスト、ファーストリテイリング、東京エレクトロンなどで、いずれも株価が20000円以上のものです。アドバンテストがストップ高で4000円付けた日がありましたが、この時はこの1銘柄だけで、日経平均を1000円以上押し上げています。

 

このような値がさ株の一部だけが集中的に買われて、他の寄与度の低い銘柄は放置されている状態で、実質日経平均を左右しているのは5銘柄くらいになっており、日経225ではなく日経5と命名してもいいくらいの偏った数値となっています。

 

指数だけなぜここまで上げているのかと言えば、AIバブルで半導体関連が買われているというのもあるかもしれませんが、どちらかというと日経225オプションで狙っているところまで指数を引っ張り上げたい大口が操作しているという感じが強いです。11/1411月のSQ清算日になるため、この日に向けてオプションで52000円のコールを買っている大口がいれば、これより上に日経平均を上げなければいけません。あとはAIがその目標値になるようにひたすら日経5の銘柄を買い上げていくだけという機械的な上昇です。

 

そのため、このSQ清算日で一旦そこまでの流れがリセットされて、大きく流れが変わる可能性が高いです。あと2週間ほどですが、オプションの最大取引価格で見たときのレンジが上値54000円、下値45000円になるので、あと2週間でここまでの値動きはあるということになります。2週間かけて54000円を目指すのか、ここがピークとなりSQで下限を狙って落としてくるのか、あとは大口次第になるので、流れについていくだけしかできません。

 

個人的にはこの上昇が後2週間持つのか?という感じなので、高値追いの買いは警戒して、じっくり押したところが来るまでは、ここからは買いにくいなと考えています。

 

大きい流れは上昇トレンドであるので、押し目買いは変わりません。

むしろ次にやってくる暴落があるとしたら、そこは上昇トレンド後の初押しとなるので、絶好の買い場になると考えています。

 

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korosuke

現役システムトレーダー。売りと買いを組み合わせたデイトレード戦略に特化した独自のスタイルを確立し、安定的に利益を得ている。セミナー講師も務めており、いずれも好評。 著書:暴落を上昇エネルギーに変える V字回復狙いの短期システムトレード (現代の錬金術師シリーズ) 出版社 : パンローリング

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