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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
○チャートリーディング
○本に掲載されている売買ルールを再現
○基本の売買ルールを改良
○著名投資家の方法を売買ルールで再現
○思いついたアイデアを再現
などなど、売買ルールの作成方法については、
様々な方法があります。
今日は、先日とあるシステムトレーダーの方から
「思いついたアイデアを再現」する方法
について、質問がありましたので、
それについて、お答えしましょう。
ちなみに、、、
「思いついたアイデアを再現」
というのは、言い換えれば「ゼロから売買ルールを作成」するということです。
はじめにご紹介した、いくつかの方法の中でも、
一番難しい方法かもしれませんね。
ちなみに、ちなみに、、、
これができれば、条件式のような明確な言葉がなくても
本を読んで、その著者のトレード法を売買ルールとして
再現できるようにもなります。
これは、ある程度のレベルにきたとき
「マスト」とも言える方法ですので、今のうちからトレーニングしておきましょう。
さて、その「思いついたアイデアを再現」ですが、
その方法は、アイデアを売買ルールにするまでの「過程」をお見せするのが良いでしょう。
ホントのホントのアイデア部分は、
あなたに考えていただきたいのですが・・・
はじめは、
「こういうときに買って、こうなったときに売ったら利益が上がりそうだ！」
という状況を思い浮かべてみてください。
どうですか？
何か、そのような状況が思い浮かびましたか？
思い浮かんだら次です。
次は、その思い浮かんだ利益が上がりそうな状況を
売買ルールとして『言葉』にしてみましょう。
例えば、、、このように。
////////////////////////////////////
○買いルール
→株式市場全体が暴落したら買い
○売りルール
→暴落がおさまったら売り
////////////////////////////////////
非常にシンプルですが、これで十分です。
シンプル過ぎますので、この過程は案外通り越されてしまうのですが重要です。
この部分は、売買ルールのいわば「根幹」です。
やはり、根幹なしに色々と進めても、上手くいかないタイミングがどこかできます。
だから、この部分は飛ばさずに、しっかりと実行しましょう。
では、次の作業です。
次は、いま書いた言葉を、おおまかに『文節』で切ってみましょう。
例えば、、、このように。
////////////////////////////////////
○買いルール
→【株式市場全体】が【暴落】したら【買い】
○売りルール
→【暴落が収まった】ら【売り】
////////////////////////////////////
あっ、文節という言葉を使ってしまいましたが、
大丈夫ですか？
たしか、小学生か中学生の国語で習ったと思います（笑）
「ネ」や「サ」を入れると区切れる部分です。
でも、ここでは、文節に区切ることが目的ではありませんので、
おおまかでけっこうです。
だから、上で区切ったものも大まかですよね。
さ～、ここまでできれば、あとはカンタンです。
それぞれおおまかに文節で区切ったものを
条件式で、どのように定義付けるかを考えるだけです。
例えば、私であれば、こんなふうに条件式を考えていきます。
////////////////////////////////////
◎買いルール
・【株式市場全体】→日経平均株価なのか？TOPIXなのか？
・【暴落】→ストップ安の銘柄が100以上？日経平均株価が前日比5％以上下落？
・【買い】→成行買い？指値買い？指値なら前日比○％に設定する？
◎売りルール
・【暴落が収まった】→TOPIXが前日比でプラス？ローソク足が陽線？5日移動平均線を上抜け？
・【売り】→成行売り？指値売り？指値なら前日比○％に設定する？
////////////////////////////////////
ここからは、色々な組み合わせを考えて検証するだけです。
慣れた人にとっては、これを見て「よし、やるか～」となるかもしれません。
でも、、、
慣れてない人にとっては
「おいおい、いったい何パターン検証するんだよ・・・（汗）」
と思ってしまうかもしれません。
ただ、やはり実践の場で利益を上げるには、
それなりの苦労は、検証の場で必要です。
だから、そこは何とか乗り切りましょう（笑）
だって、利益を上げ続けているシステムトレーダーは、
そこを皆さん乗り切っていますからね。
おそらく、これくらいでしたら、
何とも思わないはずですよ。
と・・・
以上が、思いついたアイデアを再現する方法です。
やっていることは、単純です。
でも、案外「言葉」にしたり、それを「文節」で区切って定義付けたり
という作業は、できていそうで、できていないことのようです。
だから、今回テーマとなった質問は常にいただきます。
いかがですか？
あなたは、アイデアを再現するとき、こんなことやっていましたか？
今回は、シンプルなもので実践しましたので
それほど難しいとは思わないかもしれません。
ただし、この基本がなければ、
もう少しレベルアップしたとき対応できなくなってしまいます。
だからこそ、
着実にこの方法を身に付けておきましょうね。
あっ、そうそう一つ伝え忘れました。。。
言葉に条件式に当てはめるときですが、
ムリに新しい条件式を使わなくても大丈夫ですからね。
はじめは、知っているものを使いましょう。
そうしないと、条件式を選ぶのに時間がかかり過ぎて
検証ができなくなってしまいますからね。
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西村 剛
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