アベノミクスは終わったか?



【お知らせ】
下記リンクのメルマガを中心に情報を更新していく予定です。
無料ですのでぜひご登録いただけるとありがたいです

西村剛の投資戦略メルマガ【無料】




 

From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

「株価は上がるのに時間がかかるが、暴落は一瞬・・・」

まるで格言のように言ってしまいましたが、
これは、まぎれもない事実でしょう。

暴落とは言わないものの、
今週の株価の下がり方を見ていると、
まったくその通りだというのが実感できるのではないでしょうか。

また、あなたの経験からも、
それが、実感できると思います。

上がるときは、毎日少しずつ上がります。
しかし、暴落のときは「突然」です。

今週の相場を見ていて、
そんなことを改めて考えてしまいました。

 

そして、
もう一つ、考えていることがあります。

それは・・・

 

「アベノミクスは終わったか?」

 

ということです。

 

確かに、今週の相場を見ても分かるように、
株価は、下落傾向にあります、

しかし、、、
いくら株価が下がったとはいえ、
ピークより、まだ10%前後しか下がっていません。

 

でも、こういうときほど、
多くのトレーダーが、数字ではなく体感の数字にダマされ
数字よりも下落しているように感じてしまうものです。

もちろん、私たちシステムトレーダーは、
株価の変動は関係ありません。

だから、傍観していると思いますが・・・

ただ、トレンドが変わったのか、そうでないかは、
売買ルールのメンテナンスをする意味でも、興味があるところでしょう。

 

そういった視点で、今の相場を見ると
数字を見ても分かるように

「上昇トレンドが終わったというには早い」

という段階です。

 

また、エコノミストやアナリストの経済に関する評論を見る限り、
まだまだ強気派が多数です。

そういった視点で、アベノミクスがどうなったかを考えると、
「まだ、アベノミクスは終わっていない」と考えるのが普通でしょう。

 

ただ、私はこの考えに少し違和感を感じています。
評論者の話の「強気さ」に、少し違和感を感じているのです。

 

その理由は、、、

「国内景気が悪くなる可能性の高い要因が多いから」です。

 

まず、その要因の代表格が、
8%になった「消費税増税」です。

また、それに加えて、
保険料等の社会保障費の増加、食品価格やガソリン代などの物価上昇があります。
普通に考えれば、これは全て個人の支出の増加です。

もちろん、その増加と同じ割合だけ
収入が増えれば問題ありません。

 

しかし、現状を見る限り、決してそうはなっていないでしょう。
支出の割合が増える一方なのですから。

非常に単純な話かもしれませんが、
この要因がある限り、そこまで景気が維持されるとは思えないのです。

 

おそらく、これから半年にかけて、
景気悪化が鮮明になってきてしまうのではないかという危惧もあるのです。

しかも、株価は半年前の経済状況を反映しているものです。

そこから考えると、
今の株価下落は、半年後の景気悪化を織り込んでいるのはないかと思います。

そして、問題はその半年後の後です。

景気が悪化したあと、
何らかの方法で、景気を回復させることができれば良いのですが、
景気を回復させることは容易ではありません。

俗に言う「失われた10年」が良い例で、
それを取り返すに、とてつもなく時間がかかっています。

 

だから考えられるのが、
ここのところの外国人投資家の動きです。

今、長期投資が中心の外国人投資家が日本株を売っています。
私が考えるに、それはここが株価下落の一つの原因なのではないかと思います。

 

もちろん、
これは、いつも私は「楽観・悲観・中観(中間)」で考えますので、

その「悲観」です。

 

ただ、資本主義経済で活きる限り、
私たちの生活に直結する、収入の面や景気の面は、
いざというとき対応できなければ、非常に大変な思いをしてしまいます。

そうならないためにも、
常に、今後がどうなっても対応できるように

「最悪のシナリオ」を頭に描き、それに対応できるようにしておくのです。

 

ちなみに、、、

トレードに関して、この悲観論での対応方法をお伝えしておくと、
今後、トレンドが「下落トレンド」になったことを想定して、
下落トレンドでも利益を上げやすい「空売り」をマスターしておいたり、
「保有期間の短い売買ルール」を用意したり、
暴落時を利益に変える「逆張り」を用意するのが良いでしょう。

 

そうすることで、
仮に、アベノミクスバブルが終わり、
株価も下落トレンドに突入した場合でも、あなたは生き残れるトレーダーになれるでしょう。

 

私たち、システムトレーダーは常に一歩先を読みながら動く動物です。

それが、周囲との違いを生み、
周囲よりも、多くの利益を上げる源泉とも言えるでしょう。

もちろん、あなたはシステムトレーダーですので、
私と同じく、先を読んで、次に備えて動いていますよね?

それならば、OKです。

あとは、行動あるのみです。

hls-tsuishin4

 

 

 

■追伸

システムトレードをもっと追究したいあなたへ、、、
斉藤正章が、これまで書いた本の中で、一番難しいテクニックを公開しています。
上級者のあなたしか、楽しめない一冊ですよ。
『システムトレード発見のポイント』の詳細はこちらをクリック

【無料】システムトレードの検証ができる株式投資ソフトのフリー版を無料プレゼントします。こちらをクリックください!


The following two tabs change content below.

西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。