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From;西村剛
東京の自宅より、、、
いま、相場が変わった動きをしています。
というより、、、
システムトレーダーの私たちにとっては、
トレンドの転換点を取り入れた売買ルールを
作成するのに、参考になりそうなのです。
それは、なぜか?
その答えを話す前に、
まず、昨日の相場を振り返りましょう。
昨日、16日の日経平均株価は、前日比-1.09%の14933円29銭、
東証マザーズ指数は、+1.73%の894.65ポイントでした。
ここで注目していただきたいのが、
日経平均株価が、大きくマイナスしたにも関わらず、
東証マザーズ指数は、大きくプラスだったということです。
これを見る限り、
これまでの株式市場の動きに変化が出てきました。
先日、斉藤正章さんとも話していたのですが、
ここ最近、これまでとは株式市場の動きが違う場面が見られます。
今回も、その一つかもしれませんね。
さて、ここ最近しばらくの間、株価は上昇していました。
これは、法人税減税や、
世界最大級の機関投資家と言われている年金積立金管理運用独立法人(GPIF)が
日本株で運用する割合を増やすことを計画していること
このあたりが好材料となり上昇していたのでしょう。
ただ、週が明けて昨日、、、
日経平均先物でまとまった売り注文が出たことことがきっかけで
後場に入りマイナスに転じました。
でも、ここで改めて注目していただきたいことがあります。
それは、5月下旬から、
日本株が上昇した要因です。
そして、
法人税減税やGPIFの日本株の割合引き上げなどを好材料として、
「誰が買ったか」ということです。
これは、おそらく外国人投資家でしょう。
こちらの「投資主体者別売買動向」を見る限り、
↓
http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/stocks_data/investment_3/investment_3.asp
(『投資主体別売買動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、FX情報)』より引用)
6月第一週の海外投資家は大幅に買い越しています。
ですが・・・
こちらの外資系証券寄付き前注文動向をご覧ください。
↓
http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/domestic_market/foreign_funding/foreign_funding.asp
(『外資系動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、FX情報)』より引用)
こちらを見ると、
6月3日の2220万株買い越しをピークに徐々に売り買い拮抗している状態です。
そして、
そのような状況の中での日経平均先物のまとまった売り注文が起きました。
ということは、
これまで買っていた外国人投資家が、
日経平均先物を売って株価が下落しても大きな損失にならないようにヘッジを始めた可能性があります。
仮に、私のこの考えが正しければ、
外国人投資家のヘッジ売りが当面続いてもおかしくないでしょう。
そうなれば、昨日の日中のチャートと同じように
再び、後場に入って日経平均株価が急落する日が続く可能性があります。
もちろん、
いつもながら、私たちシステムトレーダーは、
株価がどう動こうと関係ありませんし、
シグナル通り淡々と売買するだけですので、関係ない情報です。
ただ、今の相場の動きは、
あなたの売買ルールのアイデアとして、使える可能性が高いのも事実です。
今週は、ぜひ日経平均株価が後場に入りどのように動いたか
チェックしておくとよいでしょう。
そうすることで、
トレンドの転換点を上手く売買ルールに利用することができると思います。
ということで、今週の動きは注目です。
ぜひ、ここから、あなたの売買ルールのアイデアのヒントにしてみましょう。
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