昨日で株価上昇は終わった?



【お知らせ】
下記リンクのメルマガを中心に情報を更新していく予定です。
無料ですのでぜひご登録いただけるとありがたいです

西村剛の投資戦略メルマガ【無料】




 

From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

上昇トレンドの終焉・・・

もしかすると、昨日の株価下落は、
それを示唆している可能性があります。

 

昨日のの日経平均株価は、前日比-0.71%の15266円61銭、
東証マザーズ指数は前日比-2.22%の917.85ポイントで終了しました。

これまで調子のよかった株価が下落した要因は、

○前日の米国株式市場の下落
○24日に閣議決定された安倍内閣の「骨太の方針」と成長戦略にサプライズがなかった

このあたりだと考えられます。

これらが要因となり、利益確定の売りに押されたことで
下落したのでしょう。

 

ただ、、、

それだけであれば良かったのですが、
私が分析する限り、悲観的ではありますが、

昨日の下落で、これまでの上昇トレンドが
変わった可能性があるのです。

 

その理由ですが、、、
これまでの東証マザーズ指数をはじめとする新興市場を牽引していた

・ミクシィ(2121)
・ユーグレナ(2931)

のチャートが崩れ始めているからです。

そして、、、

24日に新規上場し、比較的前評判の高かったフリークアウト(6094)が
初値をつけた後、株価が伸び悩んでいます。

さらに、、、

25日に新規上場したOATアグリオ(4979)の初値が公募割れしています。

 

これから総合すると、
5月20日から始まった新興市場の上昇はいったん終了しても
おかしくはない状況でしょう。

 

また、大型株に関しても、、、

目先の材料であった安倍内閣の「骨太の方針」と
成長戦略にサプライズがなかったことで、
いったん、この材料も株価に織り込まれた可能性が高いです。

 

ですので、ここから株価が上昇するのは、
ちょっと大変かもしれません。

ただ、更に株価が大きく上昇しない材料がないとは言い切れません。

例えば、イラクでの紛争がすぐに解決するなど、
まだ、市場に織り込まれていない何らかの材料があれば、
再び株価が上昇する可能性は、十分にあります。

 

ですが・・・

あなたに、注目していただきたいのは、この指標です。

【株価位置(200日)80%以上の銘柄数】

そうですね、あの上昇トレンドの状況を見る
私独自の指標です。

この指標ですが、

○24日:925
○25日:860

と、この2日間で減少しています。

 

ちなみに、
24日につけた924銘柄は、ちょうど昨年末の水準(961銘柄)に近い状況です。

それがどういう状況かと言うと、
「過熱感」がある状況なのです。

ということは、、、
当然のことながら、適正水準よりも過熱しているわけですから、
自然の摂理のごとく、この過熱は適正水準まで下がります。

だから、短期的には、
株価が下落する可能性があるのです。

この指標をみると、
私が「上昇トレンドの終焉」などと冒頭で言った理由が分かるでしょう。

 

ただし、、、

いつものことですが、株価が今日上がるか、それとも下がるか
これだけは、誰にも分かりません。

だから、私がいくら数値で状況を把握しても、
それを裏切る可能性も十分に考えられます。

 

ただ、あなたも過去の経験から分かるように、
ものごとは、悲観的に見て準備をしておけば、
いざ、そのことが現実になったとき、
落ち着いて最小のリスクで対応することができるものです。

反対に、かつでがそうだったように、
買えば儲かるという状態で、イケイケドンドンで行ってしまうと、
状況が急転したとき、天国から地獄に一気に落ちてしまいます。

だから、状況が良いときほど、
しっかりと、最悪のケースに備えることが重要なのです。

そして、それが「株式市場で生き残る術」でしょう。

 

これでもいつものことですが。。。(笑)

そうは言っても、私たちシステムトレーダーは、
決して、日々の株価に一喜一憂することなく、

自分の売買ルールを信じ、そこから出るシグナルに従って、
淡々とトレードをするだけです。

だから、基本的には、
いつも通りにしておけばよいのですが、

 

ただ、一つあるとすれば、
暴落が起きて、急に「逆張り」や「押し目買い」のシグナルが
大量に出ると、慌ててしまうので、その心の準備はしておくと良いでしょう。

慣れた方は良いと思いますが、
始めて運用するシステムトレーダーは、最初驚くと思います。

下落するものは、もっと下落する傾向があるので
いくらシグナルが出たと言えども、躊躇してしまうかもしれません。

ですが、その躊躇は、利益獲得のチャンスを逃すことになるかもしれません。

だから、そのとき躊躇しないで、利益獲得のチャンスを掴めるように
しっかりと、心の準備をしておくとよいでしょう。

hls-tsuishin4

 

 

■追伸

本気で一流システムトレーダーに
なりたいあなたは、まずこれを読むのが良いかも。

というより、、、あなたは、もう読んでいますよね?
『入門 株のシステムトレード 利益が出るロジックのつくり方』の詳細はこちらをクリック

【無料】システムトレードの検証ができる株式投資ソフトのフリー版を無料プレゼントします。こちらをクリックください!


The following two tabs change content below.

西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。

2 件のコメント

  • FXのみで株式は現在運用指定なのですが 200日 80%以上 という考え方の 数式を教えて頂けませんか
    200日線の上(下)にある銘柄数/総上場数? 

    • kimura さん

      コメントを頂き、ありがとうございます!

      日頃より株式投資ニュースをご覧頂き、ありがとうございます。

      株価位置(200日)が80%以上とは、
      200営業日の中で付けた安値を0%、高値を100%として、
      現在の終値が80%以上にある状態を指しています。

      「株価位置」の計算式を以下にご案内致しますね。

      ■株価位置の計算式

      株価位置(●日)

      =【現在の株価-安値(●日の安値)】
        ÷【高値(●日の高値)-安値(●日の安値)】×100

      例えば、過去100日間で、高値が「2000円」、
      安値が「1000円」として、現在の株価(終値)が
      「1500円」であった場合には、「株価位置」は「50%」です。

      今回の記事は、以上の計算式で算出した
      株価位置(200日)が80%を超えている銘柄の数をお伝えしています。

      ぜひ、ご参考にして下さいね!

      引き続き、株式投資ニュースを楽しみにして頂ければと思います。

      よろしくお願い致します。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です