約定させたい病



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

今日は「不動産投資」について考えてみたいと思います。
えっ?株じゃないの?と思うかもしれませんよね。

そうです。

少しだけ、今日は不動産投資について
考えてみたいと思うのです。

 

もし、あなたが不動産投資をするとしたら、、、
いざ、物件を買おうとするとき、どのようにして選びますか?

不動産は、上場企業数よりもはるかに多いです。
だから、株の銘柄を探すよりも、ものすごく大変ですよね。

 

さて、、その中から投資するのですから、
きっと、あなたは妥協しないでしょう。

少しでもリターンが大きそうな物件を
シビアになって探すのではないでしょうか。

きっと、「あ~、も~、決めるのが面倒だ!」と言って、
何でも良いから買ってしまえ!という人はいませんよね。

しかも、、、
仮に良い物件があっても、できるだけ出費は押さえたいので
少しでも安く手に入れようと、交渉したりしますよね。

おそらく、あなたも不動産投資を始めようとしたら
同じような行動を取るのではないでしょうか?

 

さてさて、

なぜ、こんな話をしたかですが、、、
それは、ここ最近このような質問をいただく機会が多いからです。

「シグナルが出るのだけれども、なかなか約定しなくて・・・
どうすればよいでしょうか?」

ここ最近押し目買いのシグナルが
比較的多く出ていますが、なかなか約定しないということが続いています。

もちろん、他でもありません、
私もその一人です。

 

やはり、一生懸命に何度も何度も検証して、
有効な売買ルールを完成させたのに、、、

いざ運用し始めたら、約定しなかったでは
ちょっとさびしい気持ちになってしまいますよね。

しかも、今の時期は、
なかなかシグナルがでなかった時期を抜け、
ようやくシグナルが出たと思ったら、約定しない
というときですので、余計にそう思ってしまうのかもしれません。

だから、そのうち

「なぜ約定しないんだ!どうにかして約定させたい!」
という「約定させたい病」にかかってしまうのです。

 

ただ、、、
これは、本当にマズイ病気です。
今スグ治さないと危険です。

 

だって、私たちのトレードの目的は、

「利益を上げること」であって、

約定させることではありませんからね。

 

シグナルがでたのに約定しないというのは、
結果的に言えば

「もし、それをトレードしても、利益になる確率が低い」ということです。
端的に言えば、そのトレードは儲からないということですね。

だから、裏を返せば、
シグナルが出て、約定するときは
「利益になる確率が高い」ということなのです。

ある意味、システムトレードとは、
そういった無駄な損失を抑える側面を持っています。

儲からないトレードを未然に防ぐということです。

裏を返せば、儲かるトレードだけをするものなのです。

だからこそ、シグナルが出なくても、
シグナルが出て約定しなくても、

それは、「今はトレードしちゃだめですよ!」というシグナルなのです。
つまり、決してムリに約定させようとしてはダメだということなのです。

 

さて、ここで思い出してもらいたいのが
先ほどの不動産投資の話です。

不動産投資をするなら、
きっと、あなたは変に妥協することなく、
最後まで納得する物件を探すはずです。

ですが、株は不動産に比べ
単価が低いことも災いしているのか、

そこまで吟味して選ぶ人は、なかなか少ないものです。

 

また、金額に関しても、
不動産なら希望額が譲れないでしょうけど、
株だと、希望額を超えても何も気にせず買ってしまいます。

 

ということは、、、

これをシステムトレードに置き換えると?

シグナルが出ないことで、ドギマギするのは不動産を適当に選ぼうとしているようなもの。
約定しないから、どうにか約定させようとするのは、希望額を崩してしまうこと。

ということなのです。

おそらく、不動産投資では絶対にしないようなことを
なぜか、株のトレードではやってしまいがちです。

不思議ですよね?

でも、日々熱心に勉強する優秀なシステムトレーダーであるあなたであれば、
この話を聞けば、もうシグナルが出ないことや約定しないことに
気持ちが焦ることはないでしょう。

 

だって、不動産投資で考えれば、
ちょっとナンセンスなことをしていますからね。

私たちシステムトレーダーの目指すべきものは、
シグナルを出すことでもなく、約定させることでもなく

「利益を出すこと」です。

だから、決して目の前に上手くいかないことがあっても、
その目指すべきもの、つまり目的を変化させてはいけません。

シグナルが出ないのは、良い物件が見つからなかっただけ。
約定しないのは、希望額に落ち着かなかっただけ。

これから、ぜひそう考えて、
着実に、私たちの目的である「利益を出すこと」を達成していきましょう!

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。

2 件のコメント

  • 約定させたい病、ものすごく良く判ります。
    特に、逆指値で待ち構えている場合は、条件が合った時には、成行でも指値でも、どちらでも選択できます。つまり、裁量の余地が残されているんですね。
    しかし、シス達では、逆指値値で約定したと判定しますが、現実は、多くのスリッページが発生しているものです。
    こんな時、無理に約定させると、損失が膨らむことも。
    実態を検証し続けなければ判断はできませんが、ワザと、条件合致後に指値を選ぶ方がよい場合も。
    私は、近々のストラテジー毎の実績から、成行を選ぶモノと指値を選ぶモノを分けています。
    結果は続けてみないとわかりませんが、どちらもシス達の指示範囲なので、自分のカンも楽しんでいます。

    • IDA さん

      こんにちは、
      システムトレードの達人 サポートセンターです。

      コメントを頂き、ありがとうございます!

      約定させたい病は多くの投資家が経験し、感じることではないかと思います。

      なかなか約定しない日が続くと、約定しないことにストレスを感じ、
      約定させやすく売買ルールの設定をゆるくしてしまうことがあります。

      投資家本来の目的は利益を上げることです。

      極端にいえば、利益を上げることができる場面だけ
      トレードをすれば良いだけなのです。

      しかし、現在のように底堅く株価が推移していると、
      約定しないことで、損をしている気分になったり、
      トレードしたいという願望がわくことがあります。

      これはマズイ病気の兆候です。

      「トレードしても、利益になる確率が低い」はずなのに、
      トレードをすることが目的になり、
      利益になる確率が低いトレードをしてしまうことになるからです。

      IDAさんはそのようなことはないかと思いますが、
      無理に約定させて損失が膨らむことがないようにして下さいね。

      よろしくお願い致します。

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