チャート崩れてますか?



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ブログ用1
From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

例えば、日経平均株価が、
このような動きをしたとしましょう。

【日経平均の動き】

15000円  15000円
■     ■
■ ■   ■ ■
■   ■ ■   ■
■     ■     ■
10000円   10000円  10000円

あっ、もしや・・・
メールソフトによっては、
このチャート崩れてますか(汗)

それはご愛嬌ということで。。。
どうか、ご了承を。

さて、このように同じ価格で上げ下げを繰り返した場合、
期間中ずっと同じ銘柄を持ち続けた人の資産は、どうなるでしょうか?
概ねこのようになるはずです。

仮に初期資産を100万円とすると、、、

単純に持ち続けた人は、こうなるでしょう。

【100万円→150万円→100万円→150万円→『100万円』】⇒±0

チャートの動き通りですね。

利益は、トントンです。

では、これがトレード初心者の方だったらどうでしょう。

あくまでも仮定の話ですが、
初心者の方は、上昇トレンドには強いが、下落トレンドには
弱い傾向が見られます。

ですので、こんな資産の動きになることでしょう。

【100万円→180万円→90万円→160万円→『80万円』】⇒▲20万円

おそらく、上昇トレンドでは、平均的な人よりも利益を上げますが
下落トレンドに転換したとたんに、大きな損失を抱える可能性が高いでしょう。

よって、利益は「マイナス」です。

では、これが逆張り等の下落トレンドや暴落相場に強い
投資戦略を持ち合わせているトレーダーはいかがでしょうか?

彼らは、きっとこうなります。

【100万円→150万円→140万円→210万円→『190万円』】⇒+90万円

下落相場に強い彼らは、
上げ下げを繰り返しながら、

気がつけば、この三者の中で唯一の「プラスの利益」が出ているのです。

さて、なぜこのようなことを唐突に話したかと言うと、

昨日の株式市場は、

○東証マザーズ指数が11.6%下落

○JASDAQ-TOP20指数が18%下落

個人投資家に人気の高い新興市場が、大きく下落したからです。

下落した要因は、日々熱心に勉強しているあなたであれば
もう、ご存じだと思いますが、

先日新規上場した「ペプチドリーム」というバイオ関連銘柄が
上場直後に、主要顧客との取引を打ち切ったことだと考えらえます。

これが飛び火し、
バイオ関連銘柄全体に不信感が募り、株価が軒並み下落してしまったのです。

また、以前私たちが【シス達 ラジオ】でも取り上げましたが、
あのころは、イケイケドンドンだった、あの大化け銘柄の代表格

「ガンホーオンライン」

が株式分割後、22%下落してしまい、新興市場が大きく崩れてしまったのです。

では、この大きく崩れた新興市場は、
「暴落」なのでしょうか?

私が暴落の判断をする暴落銘柄数を確認すると、
今のところ、「86銘柄」でした。

もし、このまま今日も下落するようなことがあれば、
早ければ、明日にでも、底打ちになりそうです。

だからこそ、今のうちに
「逆張り型」の売買ルールの準備をしたり、磨き上げたりしておくと良いでしょう。

冒頭で登場した三者を見れば、一目瞭然ですが、
このような状況で、唯一とも言えるプラスの利益を上げられるのは、

下落相場や暴落相場に強い投資戦略を持っている人です。

つまり、それは「逆張り型」の売買ルールを持っている人なのです。

この逆張り型の売買ルールは、

○手仕舞い

○資金管理

がポイントです。

この売買ルールは、逆張り型を運用しているほとんどの人が
仕掛けるタイミングは同じです。

しかし、、、

手仕舞いのタイミングが、人それぞれになってしまい、
獲得できる利益が大きく変わってしまうのです。

だからと言って、
最大の利益を獲得できるようにと欲をかいてしまうと、
タイミングを失って、反対に大きな損失を受ける可能性もあります。

ですので・・・

システムトレード初心者の方であれば、

ドローダウンが小さくなるように、保有期間が短くなるような手仕舞いに調整すると良いでしょう。

初心者の方以外でも、リスクを考えると精神的にどうも・・・
という方も、こうした方が良いかもしれません。

ただし、中上級者の皆さんや、すでに逆張りが発動するところを
体験した皆さんであれば、多少のリスクを取りながら運用できるかもしれません。

逆張り型の売買ルールは、下落途中の銘柄を買い付けるものですので、
ドローダウンが大きくなることは避けられません。

よく言う、

上がる銘柄は、もっと上がり、下がる銘柄は、もっと下がる

というものの、下がる銘柄ですので、避けられないのです。

具体的には、勝率は高いものの、
負けトレードのときの損失率は「30%以上」になる可能性があります。

よって、ポイントの2つ目にある「資金管理」を十分にしておきましょう。

「男なら、一点集中!」等とは言わず、、、

「できるだけ銘柄数を分けて分散」しておきましょう。

これは、必要以上のリスクを回避するために
重要なことです。

数字上では、早ければ明日にも新興市場に動きがあるかもしれません。

もう、残された時間は24時間程度かもしれませんが、
発想を転換すれば、「24時間も」あります。

24時間あれば、検証は何回できるでしょう。

1、2回ということは決してないでしょう。

それであれば、あとは行動あるのみです。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。