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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
またまた、、、
株式市場に、動きがありました。
この動きは、
あまり多くの方が気が付いていないでしょう。
だから、必ずあなは確認してください。
さて、あの注目の指標・・・
7月第一週の「投資主体者別売買動向」が発表されました。
↓
http://www.tse.or.jp/market/data/sector/
（『東証 : 投資部門別売買状況（株券/CB）』より引用）
もう、あなたは確認しましたでしょうか。
もし、まだ確認していなければ、
今ここで、私と一緒に確認しましょう。
前週813億円の売り越しだった「海外投資家」は、
2795億円の買い越しに変わりました。
また、前週46億円の売り越しだった「信託銀行」は、
834億円の買い越しです。
6月に、日本株を買い越していた海外投資家と信託銀行ですが、
7月第一週も買い越しです。
これで、、、
彼らの日本株買いという投資判断に
変化がでていないことが確認されました。
ちなみに、、、
この投資主体者別売買動向の数字は、
東証と名証の一部・二部の合計を指します。
ですので、
東証と名証の一部・二部に関しては、
外国人投資家と信託銀行の買い意欲は衰えていないと判断できます。
一方・・・
気になるのが、東証マザーズ市場とジャスダック市場です。
東証のホームページには、
東証マザーズ市場、ジャスダック市場の投資主体者別動向も掲載されています。
↓
http://www.tse.or.jp/market/data/sector/b7gje6000000jkrj-att/stock_vol_1_140701.pdf
その指標を確認したところ、
東証マザーズ市場では海外投資家が44億円の売り越し、
信託銀行は18億円の売り越しでした。
また、ジャスダック市場では
信託銀行こそ19億円の買い越しですが、
海外投資家が34億円の「売り越し」です。
これらの数字から考えると、
今の日本株を買っている海外投資家と信託銀行は、
『大型株買いの新興市場売り』
のスタンスだと言えそうです。
海外投資家と信託銀行は
個人投資家と違って「プロの投資家」です。
彼らの多くは、ファンダメンタルズ分析を行い、
中長期保有を目的として投資します。
だから、PER等で割高な新興市場を売り、
割安な大型株を買っているのでしょう。
そうそう、
今、新興市場を買っているのは個人投資家です。
投資主体者別売買動向の数字から考えると、個人投資家は
『大型株を売って、新興市場を買』
のスタンスです。
新興市場においては、
海外投資家と信託銀行の売りが継続する中、
今買っている個人投資家の勢いが止まると「暴落」の可能性が出てきます。
もしかすると、、、
案外、その日は遠くないかもしれません。
ということは、
日々熱心に勉強しているシステムトレーダーに
あえて話す必要はないかもしれませんが・・・
今のうちから、暴落時に威力を発揮する
「逆張り」「押し目買い」の売買ルールの準備を着々と進めておくと良いでしょう。
やはり、
市場の状況を把握するには、
こういった客観的指標の事実が重要です。
もし、表面の株価だけに囚われていれば、
こういった部分まではなかなか分かりません。
ですので、あなたも
市場を把握するときは、当たり前かもしれませんが、
表面の情報だけでなく、今回使用した指標などを使って
冷静に、そしてなるべく正確な情報を手に入れると良いでしょう。
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