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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
「あ゛～～～～～、良かった・・・(汗)」
「あ゛～～～～～、参った・・・どうしよう・・・」
昨日の株式市場は
こんな両方の声が聞こえてくるかもしれません。
先週金曜日に、突然「-454円」暴落
かと思いきや・・・
昨日は大きく反発しました。
まさに、たった一晩で
天国と地獄を見たような気分ですね。
だから、週末はハラハラしながら過ごした人が多いでしょうし、
昨日は昨日で、週末のことが何だったのか
全く理解できないでいた人も多いでしょう。
さて、昨日の株式市場は
日経平均株価、前日比+2.4％の15,130円52銭、
東証マザーズ指数、前日比+6.2％の909.65ポイント
で終了しました。
先週末まで、
ウクライナ情勢の緊迫化
オバマ大統領がイラクのハマスに対する空爆を許可
などの話題があったこともあり、
投資家に嫌気され株式市場は大きく下落しました。
ですが、、、
週明けの昨日には一転し、大幅上昇です。
これ、不思議ですよね？
だって、ウクライナ情勢やイラク問題などが
特に変わってないんですよ。
なのに、なぜ株価がここまで乱高下するのでしょうか？
不思議ですよね・・・
今日は、それについて解説しましょう。
それが分からないと、
株価の動きに翻弄され、ハラハラドキドキで
仕事が手につかなくなってしまう人もいるでしょうから。。。
さて、この株価の乱高下の理由ですが、
結論から言うと。。。
これは
「短期的な株価は、投資家の心理で決まるから」
です。
ちなみに、投資家の心理とは、
「株を売りたい人と、買いたい人のバランス」のことを指します。
だから、この乱高下は、
その投資家心理を考えてみると分かりやすいのです。
例えば、、、
先週末の投資家心理はこうです。
「イラクでは戦争が起こりそうだし…
ウクライナとロシア問題も深刻そうだし…
株価はどんどん下がっていくし…
週末に 何が起こるかわからないからもう損切りしてしまえ！」
といったところでしょう。
一見、偶然性が高いように見えますが、
人間の心理とは、そうそう変わらないものです。
歴史は繰り返すではないですが、
案外、大半の投資家が同じ心理で動いてしまうものなのです。
だから、先週末は、
「株を売りたい！」という人が、売り切ってしまった状態だったのです。
その結果、暴落につながってしまったのです。
また、売りたい人が売り切ってしまったわけですから、
違った見方で言えば、これ以上株価は下がらない状態とも言えました。
だから、、、
昨日の株価は、大きく反発したのです。
このように短期的な株価は、
「投資家心理」によって、左右されるのです。
だから、私はチャートを「投資家心理を表したもの」と言っていますが、
まさしく、あの動きが投資家心理なのですよね。
それこそ、心理が心理を呼ぶではありませんが、
チャート、つまり人の心理を見て、また他の人の心理が動きという具合に
人の心理はどんどん動いていってしまうのでしょう。
だからこそ、、、
実は、裁量トレードというのは難しいのです。
だって、この人間心理の読み合いですからね。
いや、読み合いというより、心理状態の切り替えのタイミングの分析でしょうか。
何にしても、ロジック通りに動かない人間の心理を頼りに
将来の株価がどうなるかを察知して、先回りした動きをするのです。
正直、私はこれはできません。
投資家心理との戦いになってしまっては、全く勝てる気がしませんからね。
でも・・・
これがシステムトレードであれば、どうでしょうか？
私は、この投資家心理に勝てる気がします。
なぜなら・・・
勝てるというより、システムトレードは
「投資家心理」が、ほとんど関係ないですからね。
システムトレードの場合は単純で、
「過去このようなタイミングで投資化心理が変わった」というのを
過去の株価データを分析することである程度把握できます。
つまり、「投資家心理＝株価の動き」としてデータ分析するので、
「自分以外の投資家はどう動くだろう？」なんて一切考える必要がないのです。
だから、
「25日移動平均線から終値が10％下回った。
そろそろ株を売りたい人が売り切ったタイミングだ！」
という具合に売買ルールを設定し、
シグナルが出れば、一気にその銘柄を買い付けるのです。
しかも、この売買ルールは、検証してしますので、
例えば、私が設定したものが、本当に投資家心理を上手く捉えているか
しっかりと数字で示してくれます。
数字で見られれば、それが利益になるのか、ならないのか、
明確分かるのです。
もし、利益になる売買ルールであれば、
あとは、シグナル通りに淡々とトレードしていくだけです。
そして、それをするだけで、あとは利益を積み重ねられるのです。
いかがでしょうか。
先週末と今週の株価の動きは、
本当に、裁量トレーダー泣かせだったでしょう。
株価の動きに翻弄されたことでしょう。
その裏には、投資家心理の読み合いがあります。
あなたは、これ以上、投資家心理の読み合いを続けながら、
株で利益を上げていく自信があるでしょうか。
もし、自信があるのであれば、それを続ければよいでしょう。
しかし・・・
もし、自信がないのであれば、、、
そろそろ違う道を選択するのが賢明な判断かもしれませんね。
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西村 剛
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