・・・・・・失敗?



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ブログ用1
From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

ここに、時代をまたぎ
2人の男性がいました。

2人とも、まさに「愚かなほど、真っ直ぐ」に進み
「愚直」という言葉は、この2人にあるのではないかと思うくらいのものです。

1人の男性は、偉大な発明をし、
記者に囲まれて、様々な質問を受けていました。

そして、とある質問が飛んだとき、
こう答えたのです。

「・・・・・・失敗?

そんなものはない。
こうすると成功しないという方法が分かっただけだ。」

そして、もう1人の男性は、
トレードの世界で先駆者として走り続け、多くの投資家やトレーダーが
彼の成績にあこがれ、日々様々な質問を受けていました。

中でも、とある質問があったとき、
こう答えたのです。

「検証は1回たりとも無駄になることはありません。それは、失敗はないということです。
その1回は、単にそれをやったら成績が良くならないということが分かっただけです。」

この2人、
時代は、全く違う時代を生きています。

しかも、国籍も違います。

一人は、アメリカの人で、伝記にもなっています。

もう一人は、日本人で、トレード界では異例のベストセラーを記録しています。
しかも、もちろん今も実在する人物です。

時代背景や、その他の環境を見る限り、
彼ら2人には、人間と男性というところ以外に共通点はありません。

もちろん、接点もありません。

ですが、、、この2人は時を越えて同じことを言っているのです。

「失敗はない」と・・・

普通の人であれば、上手く行かないことを失敗という言葉で片付けてしまいます。

しかし、彼らは失敗という言葉で片付けることなく、
そのことを受け入れ、成功や成果への糧にしているのです。

失敗ではなく、単に「これをすると成功できない」と受け止めるのです。

成功へのルートというのは、
宝くじを当てる確率とは言いませんが、

その成功の規模が偉大であるほど、何千、何万と考えられる方法の中から、
たった1つの成功ルートを探すことになります。

彼らは、普通であれば失敗と考えることを、
この無数とも言えるルートのなかで、やってはいけないルートを探したから
成功に近づいたと考えるのです。

そして、それと同時に、失敗として蓄積するのかは分かりませんが、
その上手くいかなかった内容を、「忘れるのではなく『蓄積』」し、受け入れるのです。

これを専門用語で内省と言います。

しっかりと、自分の体に、このことを受け入れるのです。

次に、成功のルートを探す場合は、
同じルートを踏まないようにと。。。

どうですか?

この思考法。

理屈の上では、確かにこれが成立します。

しかし、これを現実でやる人がいるとは、きっとあなたも驚いたでしょう。

でも、こんな人たちは存在するのです。

さて、ここで質問です。

あなたは、トレードで上手くいかなかった場合、
そのことを、どのように処理しているでしょうか?

ここ最近の株式市場は、
5月下旬の暴落に始まり、6月の乱高下が続いていました。

このような環境でしたので、

この期間に、上手く利益を上げた人もいれば、
残念ながら、損失をだしてしまった人もいるでしょう。

もし、あなたがこの期間に損失を出してしまっていれば、
ぜひ、このときのことを忘れることなく

受け入れて「蓄積」しましょう。

また、もしあなたが、この期間に利益を上げていれば、
それ以前に、上手くいかなかったときのことを思い出しましょう。

そして、それを受け入れて「蓄積」しましょう。

例えば、そのときの上手くいかなかった理由が、

○シグナルを無視して、裁量でトレードしてしまった

○予想以上に、ドローダウンが大きかった

○買うタイミングが、少し早すぎた

というのであれば、それを忘れずに、あなたの中に蓄積しましょう。

そして、次はこう考えるのです。

「これは、上手く行かないルートが分かっただけだ」と。

すると、次に同じ場面に遭遇した場合、
自ずと、選択すべき道は決まってくるでしょう。

○シグナルを無視しない

○検証の時点で、もっとドローダウンを小さくする

○買うタイミングを、遅くする

当たり前のことかもしれませんが、
このような発想が重要なのです。

ここまできたら、あとはこれらを実行するために、
例えば・・・

○シグナルを無視しないように、メンタルトレーニングする

○ドローダウンを小さくするように資金管理を厳しくする

○買うタイミングを早くするために、指値を深くする

などなど、様々な成功に近づくための、新しいルートが考えられるのです。

不思議なことですが、
人間とは、「悪い記憶を消去するクセ」が存在します。

だから、トレードで過去に失敗と言える部分は、
どんどんと記憶から消去されてしまうのです。

そして、それがアダとなり、
失敗を繰り返してしまい、失敗の場面にぶち当たると、

「あ~、あのときも同じ失敗をしたな・・・」と、急に消去した記憶がかえってくるのです。

しかし、システムトレード上級者ほど、
この失敗は、自分の中で失敗という表現でなかったとしても、
キチンと受け入れ、記憶から消去することはありません。

だからこそ、しっかりと検証を行い、
その失敗を繰り返さないようにするのです。

ちなみに、ここ最近、うちの秋山がメンタル系のことを書いていますが、
彼が、社内でこんなことを言っていました。

「よく『これはテストだから、次がんばればいい』と言いますけど、
結局は、その次で成果を残せなければ、テストなんて甘いことは言えないですよね。

成果が出れば、それはテストですが、成果が出なければ、そんなもんテストとは呼べません。
ただの失敗で、成功の素とも何とも言えないですよ。」

さすがに、ここまで厳しくとは言いませんが、
彼が言うことも一理ありますよね。

失敗とは、その人の次の行動次第で、

「ただの失敗」になるか、これでは成功しないことが分かる「成功の素」になるのかが分かれるのでしょう。

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■追伸

そうそう、2人の男性がだれか?言っていませんでしたね。

一人は、発明家のエジソンです。

そして、もう一人は、あの斉藤正章さんです。
斉藤正章さんの新著はコチラです。

http://www.fairtrade.co.jp/r/oQDWc

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。