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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
「え～～～～～、そうなんですか～～～～！
いや～、もういっちゃったほうがいいですよ！」
とは言えません。
実は、先日受講生の方から
こんな情報をいただきました。
「西村さん、聞いてください！
な、何と～～～っ
『月利20％』の投資法があるのですよ！!
これ、スゴくないですか？
も～、いくしかありませんよね～♪」
と。。。
う～～～～～ん・・・
これ、私は何と答えて良いのでしょうか・・・
悩みどころです・・・
やっぱり、
受講者の話ですから、真っ向から否定はいけませんよね（笑）
かといって・・・
どう見てもおかしいしな～
私もこの分野のプロですので、
うかつに
「え～～～～～、そうなんですか～～～～！
いや～、もういっちゃったほうがいいですよ！」
とは言えません。
とにかく、
これを聞いて、私が思ったことと言えば、
「そんな利回りは、ごく短期間しか存在せず、
すぐにマイナスに転じるだろうな・・・」
ということでした。
投資やトレードには常にリスクが伴います。
高い利回りを狙えば、
その分高いリスクを取っているわけです。
ですので、、、
たまたま、その投資法で月利+20％稼げたとしても
そのような利回りは長続きしないものです。
同時に、悲しい話ですが、
そいった投資法は、元本を失ってしまう可能性が非常に高いものです。
つまり・・・
「寿命が短い投資法」
ということですね。
ちなみに、、、
システムトレードの売買ルールでも、
ある程度、寿命があるものです。
もちろん、一度売買ルールを作ってしまえば
OKではありますが、その後メンテナンスが必要です。
そうしなければ、なかなかずっと利益を上げることは
難しいのです。
だって、株価は日々変わりますし、
トレードの環境は日々変化していますからね。
だから、その変化に合わせて、
売買ルールも変化させていかないと
寿命がどんどん短くなってしまうのです。
さて、その売買ルールの寿命ですが、
これは、
「その売買ルールが有効に機能しなくなる可能性があるおおよその期間」
だと言えます。
逆張りや順張りといった基本的な戦略は、
相場がパニックになって暴落したり、
楽観的になって急騰したりといった
「人間の感情に基づいた」戦略です。
だから、人間の本質が変わらない限り機能すると考えられます。
ただ、、、
売買ルールの細かい部分は、
どうしても、一定の期間が経つと機能しにくくなるのではないか
と私は考えています。
だから、メンテナンスが必要だと言ったのです。
システムトレード上級者は、
トレードしながら、更に成績が良くなるように改良を繰り返します。
裏を返せば、
だから、成績を維持できるのです。
さて、その売買ルールの寿命ですが、
もう一段掘り下げた話をしましょう。
売買ルールの寿命は、こんな計算式で考えられるのではないかと思います。
◎「100÷平均年利（％）」
例えば・・・
○平均年利+1％ならば100年
○平均年利+10％の売買ルールならば10年
○平均年利+20％の売買ルールならば5年
といぐあいです。
金融の理屈上、
利回りが高ければ高いほど、売買ルールの寿命が短くなるでしょう、
ということは、
寿命が短い売買ルールほど、実運用中に機能しなくなるリスクを抱えています。
具体的に言うと、1年未満の寿命は危険でしょう。
なぜなら、、、
売買ルールの開発に半年かかった場合、
完成してから1年ではなく、開発に着手した時点から寿命を換算しますので
実運用したらすぐにダメになってしまいます。
しかし、、、
平均年利+20％、寿命が5年ある売買ルールであれば、
仮に運用までに1年かかったとしても
残り4年ありますので、違います。
運用しながら売買ルールの改良を重ねていけば
寿命以上に機能する場合も多いでしょう。
いかがでしょうか。
今回の話は、いままで全くしてこなかった話です。
だから、ある意味注目の内容でしょう。
とにかく、総合すると、
もし、あなたがこれからはじめて
売買ルールを作成するのであれば、
寿命5年、平均年利+20％を目標に売買ルールの開発をしてみてはいかがでしょうか？
■追伸
本気で一流システムトレーダーに
なりたいあなたは、まずこれを読むのが良いかも。
というより、、、あなたは、もう読んでいますよね？
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西村 剛
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