邪道なシステムトレード



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

今日は、一風変わった

「上昇トレンドの見分け方」

というものを紹介しましょう。

 

自分で言うのも何ですが・・・
けっこう独自路線に行っていると思います。

と言いますか、、、

こういう話をすると、
たいていの場合、みんなクスッと笑うんですよね。

でも、すご~く信憑性のあることなんですよ。
ある意味、私がチェックしている指標より正しいかもしれません。

それくらい、重要で、
いかも「意外性」のある情報です。

ただ、そうは言っても、
独自路線ですので、一部の人にしかウケないかもしれません・・・

さて、あまり話を伸ばしても仕方がないので、
本題に入りましょう。

 

先日、「日経IRフェア2014」に参加してきました。

「日経IRフェア2014」については、
こちらの平山の記事に書かれているので、
ぜひ、参考にしてみてください。

https://sys-tatsu.com/investmentnews/?p=2438

 

システムトレーダーのあなたからすると、
システムトレーダーである私が参加するのは
ちょっと違和感があるかもしれませんよね。

 

それもそのはず、、、
システムトレードでは、その企業がどうこうというのは関係ありません。
あくまでも、株価が統計的にみてどのような動きをしているか
それしか関係ありませんからね。

 

でも、システムトレーダーの私も
このようなイベントには、可能な限り参加します、

その理由といいますか、
「目的」は2つあります。

 

1つ目の目的は、、、

単純に「多くの企業を一度に取材すること」です。

 

私はシステムトレーダーの肩書以外に、
「証券アナリスト」という肩書があります。

というより、、、
こちらのほうが年季が入ってます(笑)

もう、ずいぶん前から、
メディア等から調査依頼があったり、寄稿している関係があり、
なるべく、日々情報を集めるようにしているのです。

だって・・・
裏話をしますが、そういった関係の締め切りって
スゴク短いんですよ(汗)

ウソっ!というくらい短いです。
しかも、依頼自体が急ですからね。
だから、ある意味リスク管理です。

 

ということで、
一つ目の目的では、通常の個人投資家のように、
今後業績が大きく拡大しそうな企業を発掘します。

 

そして、2つ目の目的ですが、、、

こちらが本命ですね。

 

これは、システムトレーダーのあなたにも
オススメの目的です。

その目的とは・・・

「参加者の層や行動を確認する」

です。

 

「日経IRフェア2014」のようなイベントに参加している個人投資家は、
比較的、年齢が私よりも先輩の方が多いです。

最も目立つのは、あくまでも見た感じですが、
定年退職後に株式投資をしているような年齢層です。

 

実は、、、
彼らを含めた参加者の動きを見ていると、
「トレンドの見分けがつく」ということがあるのです。
ある意味、「日経IRフェア指数」と言っても良いかもしれません。

 

指数と言いながら、
私の経験則なのですが・・・

こういったイベントに参加する層が、
株式市場が本格的に上昇し始める直前には「大きく様変わり」します。

本格的に上昇し始める直前は
まず「参加する年齢層」が様変わりします。

 

例えば、今回であれば
定年退職後の男性の方が多かったです。

 

それが。。。
上昇し始める直前には、
「20~30代の女性層」が見られるようになるのです。

これ、ものすごく単純な話なのですが、
本当に、この傾向がイベントでは見られます。

 

そういう意味では、
普段株に興味を持たない年齢層や、そういった人たちがいたら
上昇し始める直前だということでしょう。

 

さて、感覚の話から、
しっかりと数字の話にも触れますが、

システムトレーダーのあなたであればそうだと思いますが、
最近、順張りのシグナルが多く発生していることでしょう。

 

ですので、、、
シグナルだけを見ていると、
本格的に株価が上昇し始めるタイミングに見えるかもしれません。

ただ、私は本当にそうかな?
と思う部分もありました。

そこで、イベントに参加している層を確認しましたが、
思ったよりも、いつもと違った層がいなかったのです。
しかも、参加者自体もそれほど多くありませんでした。

2012年年末のときと比較しても、
参加者層の拡がりや熱気は感じられませんでした。

つまり、イベントの雰囲気だけで判断すると、
まだ本格的な上昇相場に突入する気配が感じられませんでした。

 

いかがでしょうか?

厳格なシステムトレーダーの方からは、
このトレンドの判断の方法は、邪道だと言われてしまうかもしれません。

 

ですが、、、
システムトレードで出ている数字が、
本当にそうなのか、裏付けるために、こうする方法もあるのです。
もちろん、私たちシステムトレーダーは、
シグナル通りに、淡々とトレードするのが鉄則です。

 

ですが・・・
もし、あなたが根本的に株が好きであれば、
こういったイベントは参加したいものですよね。

でも、参加するのであれば、
単に参加するのではもったいないです。

 

参加者層を見極めることで、

○今回のイベントは2012年末のイベントと雰囲気が似ている。
今回の順張りシグナルは上手く機能するかもしれない。

○今回のイベントは株価が大底だった2003年と雰囲気がにている。
これ以上悪くなることはなさそうだから、、逆張りのシグナルが機能するのではないか。

と、一つ情報が手に入るのです。

 

そうなれば、仮にシグナルが出て不安なときも、
自信を持ってトレードできるでしょう。

邪道かもしれませんが、、、

この方法、案外使えますよ。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。