日経平均株価、9月にどこまで上がる?



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From;西村剛
東京の自宅より、、、

 

日本株は、いったいどこまで上がるのか?

今日は、これからの日本株が、

○上値いくら?
○下値いくら?

を徹底的に占いたいと思います。

 

先日、「大きな上昇トレンドに突入か!?」の
記事でもお伝えした通り、
日本株が大きな上昇トレンドに突入した可能性があります。

やはり、これは気になる人が多かったようで、
思った以上に反響がありました。

 

そこで、、、
今日は、そこをもう一歩踏み込んでお話ししましょう。

 

やはり、気になるのは、
株価上昇が期待できるといっても、
実際のところ、具体的にどれくらいまで上昇するかということです。

今の株価から1,000円上がるのか?
それとも、2,000円上がるのか?
もしくは、日経平均株価が20,000円を超えるのか?

それが気になるところでしょう。

 

ただ、これはアナリストたちのカンに近い予測でしか
具体的なところは、なかなか分かりません。

つまりは、、、
経験値やカンの予測ですので、
当るも外れるも、50%50%というところなのです。

 

しかし・・・

一つだけ、もっと高い確率で、
しかも、具体的に予測する方法が一つあります。

 

それ、気になりますよね?
う~ん、あまり教えたくない話ですが・・・(笑)
それは冗談ですが、、、あなただけには、その方法をお教えしましょう。

実は、、、
「システムトレード」で、具体的な上値、下値が分かるのです。

 

例えば、以下のような条件で検証します。

////////////////////////////////////////////////////

○検証期間:1990年3月~2014年9月4日
○検証対象:日経平均株価指数
○買いルール:終値が過去300日間の終値の高値を更新
○売りルール:終値が過去100日間の終値の安値を更新

////////////////////////////////////////////////////

 

なぜ、このような条件を考えたですが、、、

それは、もし日本株が本格的な上昇トレンドに入った場合、
日経平均株価は、昨年末の「16,291円を超えてくる」可能性が高いからです。

ですので、
もし、今月にこの水準を超えてきた場合、
昨年末から、おおよそ300日を経過しているので、
買いルールに【終値が過去300日間の終値の高値を更新】と設定しました。

 

では、この条件のもと検証してみましょう。

さて、どのような検証結果が出たでしょうか?

検証結果は以下の通りです。

 

===============================

○勝率: 33.33 %
○勝ち数: 3 回
○負け数: 6 回
○引き分け数: 0 回

○平均損益(円): 5,370 円  平均損益(率): 2.69 %
○平均利益(円): 42,208 円  平均利益(率): 21.10 %
○平均損失(円): -13,049 円  平均損失(率): -6.52 %

○合計損益(円): 48,331 円  合計損益(率): 24.17 %
○合計利益(円): 126,623 円  合計利益(率): 63.31 %
○合計損失(円): -78,292 円  合計損失(率): -39.15 %

○PF: 1.617
○平均保持日数: 262.33 日

===============================

 

いかがでしょうか。

勝率は33%と低いのですが、
今回注目したいのは「平均利益(率)と平均損失(率)」です。

それぞれ、

○平均利益(率): 21.10%
○平均損失(率): 6.52%

という結果が出ています。

 

実は、これがこれからの株価の上値・下値が分かる理由なのです。
この数字を当てはめて考えると、、、

○本格的な上昇トレンドだった場合⇒ 日経平均株価「19,763円」
○ダマシだった場合⇒ 日経平均株価「15,256円」

という結果が出るのです。

 

つまり、、、

日経平均株価が、昨年末の水準「16,291円」を超えてきた場合、

上値の目処は「19,763円」
下値の目処は「15,256円」

と考えておけば良いさそうです。

 

いかがでしょうか?

この数字は、あくまでも過去の株価データを統計的に解析して出た結果です。
だから、必ずしもこのような結果になるとは限りません。

 

ですが・・・

マネー雑誌等で、アナリストが経験則やカンに近い予測で
並べた数値よりも、信憑性はあるでしょう。

私自身、アナリストですが、
自分の経験則などが、本当にそうなのか?と自分を疑い、
必ず、このような検証作業をしています。

 

やはり、、、
いくらアナリストと言えども、100%で予測できわけではありません。

だから、このような信憑性の高い数値で
自分の考えを裏付けするようにするのです。
だから、「検証」ですしね。

 

とにかく、このような大まかな数値が見えていれば、
あなたのトレードの意思決定は、非常にしやすくなると思います。

ぜひ、あなたにも経験則やカンではなく、
このような信憑性のある「検証」をして、株式市場の動向を見ることをオススメします。

 

ただ、あなたの経験則やカンに自信があれば話は別ですけどね・・・

あなたは、いかがですか?

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■追伸

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。