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From;田村祐一
八丁堀の事務所より、、、
何か・・・
平山さんが、めっちゃ怒られてます。
「平山さん、ダメですよ!
これは、他の人がOKと言って、私は全力で反対します。
これ、本気でお客様のためになっていると思いますか?
もし、そうなら残念です。違いますよね?」
電話なのに、すごくはっきり この声は聞こえてきました。
しかもその声は、 冷静でありながら、同時に感情的でした。
そう、この声の主は、あの先輩です。。。(汗)
実は、8月4日(日)に開催する 「システムトレードの達人」のご愛用者限定セミナー&懇親会の 企画を私と平山さんでしていました。
先輩は、これまで実施してきたセミナーなどを 全て取り仕切っているのですが、 今後は、担当が代わり私と平山さんで行うことになりました。
ですが、まだまだ不慣れな部分もあるということで 内容を確認してもらっているのです。
そして、その確認作業で、
あの事件は起きたのです。
マズイ・・・
自分も関与してる分、 平山さんに申し訳ない気持ちでいっぱいの状態で、 電話を盗み聞きしました。
ちなみに、先輩と平山さんの年齢関係ですが、 平山さんが、5歳以上も先輩です。
しかし、、、
全く躊躇なく、ガツガツ意見を言います。
図太いのか、 無神経なのか、 人の気を知らないのか、
と思ってしまうくらいです。
でも、その意見は、 冷静に考えると、私も何とも言えないのです。
間違ったことは言われていないのです。
で、とにかく、このときの間違えは、これでした。
「目的と手段の入れ違い」 「心構えなしで、テクニックを使っている」
2つ目の話まですると、非常になが~くなってしまうので、 今日は、1つ目だけお話ししますが、
この「目的と手段の入れ違い」は、本当によくあることです。
私も何度も、先輩に言われました。
これは、少しでも見失うとダメだと 本当に何度も何度も言われました。
でも、今回もそれをやってしまったのです。
いつも、先輩は言います。
「それって、本当にお客様にとってよいこと? 大丈夫?100%言い切れる? 1ミリでも、こちらの都合で考えてたら許さないよ。」
しつこいくらい言われます。
なぜか?
色々と企画を考えていると、 いつしか、机上の理論になり、自分たちの視点や、自分たちの基準で
「これは面白い!」
などと言って、盛り上がりがちだからです。
しかし、蓋を開けてみると、それは自分たちが面白いだけで、 受け手からしたら、面白くないということも多々あります。
そして、今回もそれをしてしまったのです・・・(涙)
でも、これって不思議ですよね。
私はいつも、サポートセンターにお問い合わせ頂く皆さんに、 この目的と手段の話をしています。
例えば
「シグナルが出ません。どうすればよいですか?」
という質問を、本当によく頂きます。
これは、ここで何度もお話ししていることなのですが、 本当によく頂く内容です。
それこそ、ここ最近は、 トレンドが、どちらに向くか分からない
言わば、「トレンドなし」の状況でしたので、 トレンドが発生しないシステムトレーダーが多かったことでしょう。
だから、きっと、 トレードする機会がなく、シグナルが発生しないことに 危機を感じたのだと思います。
もしくは、
シグナルが発生しないことに、退屈さを感じてしまったのだと思います。
ですが、そのとき私は、
「トレードをする目的は、シグナルを出すことですか?」
と質問します。
そう質問すると、一様に皆さんこう言います。
というよりも、
「・・・・・・」
と無言になるのです。
なぜか?
それは、トレード本来の目的は、おおよその人が、 「シグナルをだすことではない」からです。
そして、冷静に考えれば、
「シグナルが出ない=利益の上がるトレードの機会がない」
という、シグナルであるからです。
だから、ここで無理にシグナルが発生するように、 売買ルールの条件式を、緩めたりしても、何の意味もないのです。
むしろ、「負け戦」を、わざわざしに行くのと変わらないのです。
まさに、これが「目的と手段の入れ替わり」なのです。
本当はこうなのに、
○本来の目的=トレードで利益を上げること
○本来の手段=利益を上げるシグナルを確認すること
シグナルが発生しない不安や退屈さから
○入れ替わった目的=シグナルを発生させること
○入れ替わった手段=利益を無視してトレードすること
となってしまうのです。
こうやって文字にすると一目瞭然ですが、 入れ替わった目的と手段は、論理的におかしいですよね。
いま、私も書いていて違和感があります。
でも、人間とは、こういったことが当事者になってしまうと 冷静さがなくなって、違和感もなく、それが当然のことになってしまうのです。
いかがでしょうか?
今日からの株式市場の動向によっては、そろそろもう一度 上昇トレンドがきそうです。
本当にくれば、再び順張りの売買ルールなどで シグナルが発生するでしょう。
しかし、仮にそうならない場合は、 もしかすると、シグナルが発生しない時期がくるかもしれません。
その場合は、ぜひ今日のことを思い出して頂きたいものです。
そして、ぜひシグナルが発生しないときは
「これは、利益の上がるトレードがないというシグナル」
だと思うようにしましょう。
そうすることで、ずいぶん気持ちを抑えることができることでしょう。
ぜひ、あなたもこんな風に、発想を転換してみてはいかがでしょうか。
■追伸
システムトレーダーのあなたには関係ないかもしれませんが・・・
↓
http://www.sys-tatsu.com/r/d1U0P
田村祐一
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