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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
「システムトレードとは別に、、、
NISA口座を使って株式投資をしたいのですが
どのような銘柄を選べばよいでしょうか？」
最近、このようなご質問をよくいただきます。
証券会社からのススメでNISA口座を開いたものの、
まだ全く活用していない方が多いからでしょうか。
とくに・・・
これまでも何度かお話ししていますが、
システムトレーダーにとって、このNISA口座は、
あまり有効活用できません。
とはいえ、やり方次第で
有効活用もできる側面もあります。
ということで、
有効活用できるような？できないような？
ということもあり、
開設したものの、有効活用はできていないという
システムトレーダーが多いのでしょう。
そこで、、、
今回は、システムトレーダーが別の投資法やトレード法で
NISA口座を有効活用する方法についてお話します。
NISA口座を活用するに当たって
まず理解しておきたいのが、
「NISA口座では、売買損失はないものとして制度設計されている」
という点です。
通常の口座と違ってNISA口座では、
売買損失が発生しても特定口座や一般口座で保有する
他の株式の売買益や配当金と損益通算することができません。
また、損失の繰越控除（3年間）もできません。
つまり、、
NISA口座で保有すべき銘柄は、
「長期投資をして損失が出ない銘柄」を選ぶ必要があると言えるでしょう。
ただ、、、
システムトレードは、トレードを数多く繰り返して
利益をあげる投資手法ですから、NISA口座は使えません。
ですので、1年以上保有して
利益になりやすい銘柄を選ぶ必要があります。
では、それにはどのような銘柄を選ぶ必要があるのでしょうか。
その答えは、
「株価が割安な銘柄から業績が安定的に成長する会社」
でしょう。
いわゆる株式投資の王道「良い会社を安く買って、高く売る」投資法です。
ではでは、
そのような銘柄は、具体的にどのような基準で選べばよいでしょうか。
これを「3つのステップ」で行っていきます。
まず「ステップ.1」としてしたいのが、
割安な銘柄かどうかを「PER10倍以下」を基準に選ぶことです。
ちなみに、ヤフーファイナンスに
低PERランキングが掲載されています。
↓
http://info.finance.yahoo.co.jp/ranking/?kd=10&mk=1&tm=d&vl=a
（『低PER（会社予想）：株式ランキング – Yahoo!ファイナンス』より引用）
ここからPER10倍以下の銘柄に絞り込みます。
そして、次に「ステップ.2」です。
その中から、、、
「売上高と経常利益が最低5％以上、出来れば10％以上」
成長している銘柄を探します。
ただ、これはシステムトレードと違って、
けっこう根性論です。
これは、『四季報』を見ながら
ひとつひとつ探していくことが必要です。
このときは、『四季報』を通販カタログのように見てください。
それくらいの勢いで見る必要があります。
そうしないと、ただ疲れてしんどいだけになってしまいますからね。
次は、最後「ステップ.3」です。
銘柄がいくつか見つかったら、
その銘柄の株価が、大きく下落したタイミングで投資します。
この手順に従って投資すると、
1年以上保有して利益になりやすい銘柄を選ぶ確率が高まるでしょう。
以上が、3ステップです。
そのままと言えば、そのままかもしれませんが、
やはり、このシンプルな3ステップが有効です。
時代に関係なく、環境に関係なく、、、本質的に有効な方法なのです。
実は、この投資法は、私の株の師匠のひとりである、
アナリストの戸崎さんから教わったもので
「バリュー投資」といいます。
NISA口座では、どうしても長期保有をして
利益を上げやすい銘柄を選ぶ必要があります。
このようなとき、
この「バリュー投資」は有効です。
もし、あなたがシステムトレード以外でNISA口座を使って利益を上げたいなら
この方法を使うのが良いでしょう。
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西村 剛
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