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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
投資家「あるある」
を今日は紹介しましょう。
その「あるある」とは、、、
以前、ウチのスタッフが平山に
こんなことを言っていたことです・・・
「平山さ～ん、あれ、何で日経平均株価って、
あんなに、世の中の株価の平均だ！って感じで、
毎日メディアで流れているんですか？
だって、おかしくないですか？
あれって、勝手に日経新聞が選んだ銘柄の平均をとっているだけですよね？
上場銘柄の数を考えたら、、、あれが日本株の平均って？？？
な～んかおかしい気がするんですよね～。」
そ～、これです。
このスタッフの言っていることの
「反対」が投資家「あるある」なのです。。。
ここ最近、日経平均株価の上昇に伴い、
このような質問が増えています。
「最近の日経平均株価の上昇と比べると、
どうしても自分の成績が低く見えてしまいます。
どのようにすればよいでしょうか？」
実際、数字で確認すると、
日経平均株価は、5月末から11％上昇しています。
それに対して、自分の運用資金が
例えば、5％しか増えていなければ、それは不安になるでしょう。
5％に限らず、少なくとも、日経平均株価の上昇率と
同じくらいになっていないと不安だということですね。
確かに、、、
投資家、トレーダー心理としては、
何だか、思ったよりも儲かっていなく、
つまらなく感じてしまうかもしれません。
だから、まさにこの心理が
投資家「あるある」なのです。
ちなみに、、、最初の発言をしたスタッフは、
投資やトレードをしたことがなかったので、
客観的に見て、そう思ったのでしょうね。
さて、もしあなたが
「今の成績、日経平均が上昇しているのに、何だかな～」
と思っているならば・・・
一つ思い出してほしいことがあります。
それは・・・
「あなたの戦略」です。
もしも、、、
あなたの戦略が、
「日経平均株価が下落する局面では大きく損をしても構わない。
ただし、日経平均株価が大きく上昇する局面では大きな利益を得たい！」
という方向性のものであれば、
最近いただくご質問のように、
日経平均株価と自分の成績が連動していないのは、
好ましくないでしょう。
その場合は、
今あなたが使っている戦略に、何らかの問題がある可能性が高いでしょう。
実際に、起きたことに対して、
そうなっていないのですからね。
例えば、もし本当にこのような戦略を
成績につなげるのであれば、実際はこのような戦略になるでしょう。
「運用資金の100％を順張り」で運用する
これです。
やはり、、、
上昇相場で日経平均株価と同等の成績を得ようとするならば、
この戦略が最適でしょう。
ただし、この戦略には一つ大きな問題があります。
それは、この場合上昇相場では利益が出ますが、
下落相場に転じたとき、大きな損失が発生する可能性が高いということです。
これは、絶対的に覚悟する必要があります。
また、仮に上昇相場であっても、
その上昇トレンド自体が「ダマシ」であった場合、
そのときも、大きな損失が発生する覚悟を持たなければなりません。
覚悟ばかりの話になってしまいましたが、
本当に、こういうことなのです。
だから、男気を見せて、
勇気と覚悟がある方は・・・
不用意に発言できませんので、ここでとどめますが、
本当に、そういう方は・・・というところです。
少なくとも、一流システムトレーダーを育成する立場にある
私からは、推奨できる戦略ではありません。
さて、話を最初に戻しますが、
もし、あなたの戦略が日経平均株価がどうこうという戦略でなければ、
日経平均株価の動きは、ほったらかしにしておきましょう。
そもそも、あなたの戦略に関係ないのですから。
多少、何かの要素で使っている場合もあると思いますが、
そうであっても、先ほど話したような推奨できない戦略でない限りは
忘れておきましょう。
あなたは、日々熱心に勉強する
優秀なシステムトレーダーです。
だから、、、
私の話があなたに浸透していれば、あなたはトレードに
「上昇トレンド、下落トレンドのどちらでも安定的に利益を上げる」
ということが目的・目標になっていることでしょう。
それであれば、
仮に日経平均株価が10％上昇して、
自分の運用資産が5％しか増えていなかったとしても、
安定的に資産が増えていれば問題はないはずです。
反対に、日経平均が10%下落して、
自分の運用資産がわずかでもプラスで推移していれば、
あなたの戦略はガチッとはまり、目的・目標を達成していることになります。
だから、あなたの戦略と
日経平均株価の上昇率は、特に関係ないのです。
それよりも、
ある意味、日経平均株価は、世間一般の安定利益を上げられない投資家の
心理や行動を表していると言えますので、
それに関係なく、あなたは優秀なトレーダーなのですから、
世間一般の動きに惑わされることなく、一貫性をもってトレードすれば良いのです。
いわゆる普通の投資家やトレーダーは、
今、日経平均株価の上昇率と同じように利益を上げているかもしれません。
しかし・・・
これが状況が一変して、株価が下落すれば、、、
ということなのです。
でも、優秀なトレーダーであるあなたは、
今は、思ったより伸びていないかもしれませんが、
下落になったときでも、同じように利益を上げ続けられます。
あなたは、どちらがいいですか？
株価に連動して、ジェットコースターのように利益と損失が上下するのと、、、
ジェットコースターのように上げ下げがなく、
エスカレーターに一歩乗れば、スーっと利益が上がっていくのは、、、
結果的に上に登れるのは、
もう、一つしかありませんよね？
あなたであれば、それがもうお分かりでしょう。。。
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西村 剛
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