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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
「上昇トレンドが終わった・・・」
悔しいですが、
今日は、そんな話をしなければならないかもしれません。
昨日（10/8）の日経平均株価も下がり、
「続落」です。
何か、本当に不穏な空気が流れてきました。
これまで調子が良かった日本株が、
一変して下落しています。
昨日の日経平均株価は、
前日比1.2％マイナスの15,595円98銭で終了しました。
株価が下落した要因は、、、
国際通貨基金（IMF）が
7日発表した最新の世界経済見通しで、
今年の日本の経済成長率予想を0.9％とし、
7月時点から0.7ポイント引き下げたことに
嫌気されたからのようです。
そして、何よりも影響がありそうなのが、
このニュースです。
↓
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0HW17C20141007
（『 日本成長率のＩＭＦ予想、先進国で最大の下方修正| Reuters』より引用）
このニュースを受けて外国人投資家が、
「アベノミクスは失敗に終わったのではないか」
との見方から、
日本株を売っているのではないかと考えられます。
ただし、ここまで悲観的な話をしてきましたが、
私の考えでは、まだ長期的上昇トレンドは続いている考えています。
ただ、これはシステムトレーダーとしては
カンの域であり、数字で考えているものではありません。
そこで、しっかりと
システムトレーダーとして、今の状況を数字で確認します。
すると、、、
こんなことが分かりました。
私がトレンドの指標としている
【株価位置（200日）が80％以上の銘柄数】
と確認したところ、
『547銘柄』
まで低下していました。
これは、いったん上昇トレンドが終わったことを示唆しています。
ただ、2013年3月にも、この銘柄数が2300から
709まで低下した局面もありました。
それを考慮すると、一概にこの数字が出たからと言って
上昇トレンドが終わったとは断言できない部分もあります。
だから、私は長期的にはまだ上昇トレンドが
続いていると考えているのです。
ですが、、、
この数字をみる限り、短期的な上昇トレンドが
終わった可能性はあるので、それはそれで考えるようにするのが良いでしょう。
こんな両天秤な話をすると、
システムトレーダー以外の方には、
私がどっちつかずのことを言っているように聞こえるかもしれません。
ただ、トレンドの把握は、
その人によって、取り方が違う部分もあるので、
私は、今の状況を長期的上昇トレンドが続く中の
短期的な上昇トレンドが終わった可能性があるとみているのです。
だから、ここからは下落トレンドへの転換の
可能性が十分に考えられます。
ということは。。。
そうですね、私たちシステムトレーダーにとっては
願ってもいないチャンスです。
なぜなら、、、
カンの良いあなたであれば、もうお分かりだと思いますが、
長期の上昇トレンドの中の一時的な下落トレンドですので
「押し目買い」
で利益をコツコツ上げるチャンスです。
上昇トレンドにある銘柄の一時的な下落を捉える
押し目買い戦略が、まさにガチッとはまるときでしょう。
株式市場全体が低迷していても、
個別銘柄では値動きの大きい銘柄は多数あります。
そういった銘柄を押し目買い戦略で
コツコツと拾い利益を上げていくことで、
今のような難しい局面も凌げるのではないでしょうか。
だから、今の日本株の不穏な空気は
システムトレーダーのあなたにとってチャンスです。
ぜひ、このチャンスを活かして、
利益を積み上げていきましょう！
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西村 剛
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