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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、
「含み損が減らない・・・」
とある個人投資家の方と話をしたところ、
こんな言葉が出てきました。
逆張り戦略をとっているトレーダー以外は、
気が気でない状況が続いているでしょう。
システムトレーダーであれば、
ここはチャンスだと捉えられるかもしれませんが、
裁量トレーダーにとっては、
ちょっと厳しい状況かもしれません。
もしかすると、
思った以上に含み損が減っていないかもしれません。
もしくは、
思った以上に含み損がなくなるスピードが遅いかもしれません。
しかも、その含み損は思った以上に
拡大してしまっているかもしれません。
いずれにせよ、、、
日々の株価の動きに、
右往左往する状況が続いているでしょう。
日経平均株価が、
9月25日を高値に大きく下落しました。
昨日、反発しましたので少し戻しましたが、
株価が底値だった10月17日時点では
日経平均株価は14,532円51銭まで下落しました。
15営業日で「約9%下落」です。
これは、けっこうインパクトのある下落です。
もっと、大雑把に言えば、
「1割」
の下落ですからね。
買い物をする際の「1割引き」と考えれば、
その大きさを実感するでしょう。
さて、その日経平均株価ですが、
今後、どのような動きになることが考えられるのでしょうか?
というより、、、
含み損を抱え辛い思いをしている人もいると思いますが、
その一方で、今が買いどきと考える人もいると思います。
そこで・・・
今後の日経平均株価の動向を考えるに当たって
下記の検証をしてみました。
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【買いルール】
日経平均株価が「0日前の終値が15日前の終値と比べて9%以上小さい」
【売りルール】
30日経過後に手仕舞い
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今の状況と同じように、
日経平均株価が15営業日で9%以上下がったときに買って、
30日保有していた場合どのような成績になったを確認してみました。
検証結果は以下の通りです。
===================
○勝率: 58.06 %
○勝ち数: 18 回
○負け数: 13 回
○引き分け数: 0 回
○平均損益(率): 0.24 %
○平均利益(率): 5.66 %
○平均損失(率): -7.26 %
===================
勝率は58%とやや高く、平均損益もプラスです。
これは、何を意味するかですが・・・
単純に、10回買ったら、約6割の確率で、
利益が出る可能性が高いということです。
ただ、その利益は「・・・」というところでしょう。
だから、、、
過去の検証結果ではどちらかと言うと買いが優勢ではありますが、
「これは買いだ!」と言えるほどではないということです。
ちなみに、、、
手仕舞いの日数を30日以外にも検証してみたのですが、
いずれの場合も明確に「これは買いだ!」といえる成績ではありませんでした。
この検証結果から分かることは、
「過去の統計データから見て今は絶好の買い場ではない」
ということです。
短期間で日経平均株価は、これだけ急落したのですから
感覚で今の相場を捉えると「なんとなく買いだ!」と思ってしまうでしょう。
しかし・・・
このように検証してみると、
今の局面は明確に買いといえるほど
有利な局面ではないことが分かりました。
このようにシステムトレードを使って検証すると、
不確かな感覚ではなく、しっかりした確率論の数字で現状を抑えることができます。
もし、「今が買いだ!」と、直感的に思っていたあなたは、
この結果を見て、「手を出さなくて良かった・・・」と、
近い将来思うことでしょう。
ですが・・・
もし、この検証結果を知らなければ、
近い将来、、、
「おかしい、なぜだ?」
と、自分の保有する銘柄に疑問を持つことでしょう。
どうですか?
あなたは、まだ直感を信じて、トレードをつづけますか?
それとも・・・
あとは、あなたの選択次第です。。。
■追伸
本気で一流システムトレーダーに
なりたいあなたは、まずこれを読むのが良いかも。
というより、、、あなたは、もう読んでいますよね?
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西村 剛
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