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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、
「何だよ、最悪だよ!(#`Д´)ノゴルァァァァァ!!」
「何言ってるんだよ、この人!(#`Д´)ノゴルァァァァァ!!」
先週、私はこんな気持ちでした。。。
なぜなら、、、
こんな会話が、繰り広げられていたからです・・・
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「アナリストたちは・・・」
「えっ、えっ、どういうこと~????」
「ドンッ!」
「え~~~~~~~~っ!」
・・・(CM)・・・
「アナリストたちは・・・」
「実は・・・」
/////////////////////////////////////
あれは先週のことでしょうか?
私はもう0:00に近づく頃に
テレビを何気なく見ていました。
すると、色々な業界の専門家などが
「実は・・・」という感じで
暴露話をする番組がやっていました。
以前も、私この番組を何となく見たことがあるのですが、
例えば、、、
モデルたちは・・・
グラビアアイドルは・・・
プロレスラーは・・・
という感じで、一見華やかに見える世界の裏側を
当事者が話すような主旨で話が進められます。
ある意味、その人たちにとっては
まさに「不都合な真実」といったところでしょう。
あれですね、アレ、
体型が素晴らしいタレントが、
「いや、私は何もしてないです~~~~」
などという見え透いたウソを暴露し、
「実は、エステに通っている」みたいなことをいうものですね。
そして、今回私が見たのは、
『証券アナリスト』の暴露話
でした。
どこぞの誰かは言いませんが、
某大手企業のとあるアナリストが
これは、本当にとんでもないことを
言ってくれました。
というより、完全に説明不足です。
もし、テレビ局の編集でそうなったのであれば、
それはそれで、いけないことです。
完全に、視聴者に誤解を与える表現をしていました。
というより、、、
取り方によっては、アナリストという資格を
根底から崩すような表現でした。
もし、この番組を私のようなアナリストが見ていたら、
まさに「同業者を敵に回した瞬間」でしょうね。
私からは金融業界の鉄則・・・
「電車のホームに気を付けろ!」
としか、この発言をしたアナリストには言えません。。。
ま~、それくらい言ってはいけないこと、、、
いや、適切に表現しなければ誤解を与えてしまうことを
不適切な表現で言ってしまったのです。
ちなみに、内容は私も言えませんが、
適切な表現では「法律で」というものを入れないといけなかったのです。
それを、あたかも全く野球を見たこともない人が
野球の監督をやるみたいな表現をされてしまったので、
あれは、どうかな~と思いました。
さて、この話は別として、
私のような証券アナリストには、まだ「暴露話」があります。
ここまで来てしまったので、
私も一つ「暴露話」をします。
その暴露話ですが、
単刀直入に言うと・・・
「アナリストは・・・」
・
・
・
・
・
・
・
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・
「今後の株価が上がるか下がるかは、分からない・・・」
です。
すみません、、、
たいした暴露話ではありませんでしたね(笑)
これは、アナリストに限らず、
私がいつも言っていることですね。
もし、株式市場を支配する株の神様がいれば、
きっと、神のみぞ知るという領域でしょう。
それくらい、全くといって良いほど分からない世界です。
だって、昨日の株価を見てください。
日経平均株価は、
前日比プラス0.4%の16937円32銭、
東証マザーズ指数は、
前日比プラス2.8%の933.05ポイントで終了しました。
さすがに11/4(火)で
日経平均株価が10%上昇したあとだったので、
私は、上昇に対しては、意外に底堅いなという印象を受けました。
そうです。
私が「意外に・・・」と使っている時点で
これからの株価は分からないということですね。
今の経済状況は、
かつての高度経済成長のときとは違います。
株価は、あの頃のように、ずっと右肩上がりということはないでしょう。
きっと、あなたもそうだと思いますが、
今回のように、株価が急騰した直後というのは、
「さすがにここまで上昇した後だから、少しは下がるだろう・・・」
と考えてしまうものです。
でも、現実は違った・・・
だから、
アナリストに限らず、全ての投資家やトレーダーが
これからの株価の動きというのは、全く分からないのです。
では、なぜ私のようなアナリストは、
株価の動きが分からないのに、アナリストでいられるのでしょうか?
それは・・・
「データ分析」
などをして、現状を把握し、そこから予測をして結論を出しているからです。
この指標を見てください。
↓
http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/domestic_market/foreign_funding/foreign_funding.asp
(『外資系動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、FX情報)』より引用)
いつも見ている
『外資系証券寄付前動向』ですね。
これを見ても、これからの株価は分かりませんが、
「株を買いたい人と、売りたい人の需給バランス」は、ここである程度判断できます。
例えば、11/4、11/5を見てみると、
日本株を大きく買い越しています。
日本株において、
個人投資家と並び二大投資家と言われている
外国人投資家が、買い越し基調です。
ということは、相場が大きく崩れる可能性は低いでしょう。
そうなると、
私たちの判断は
「外国人投資家が大幅な買い越しだから、それほど崩れないだろう!」
「外国人投資家が売り越しだから、引けにかけて下がるかもしれない・・・」
などとなるのです。
たったこれだけでも、
カンや経験の思いつきで、「明日は上がる!」「明日は下がる!」というよりも
はるかに信憑性がありますよね。
まさに「安心感」です。
つまり、私のようなアナリストは、
これからの株価がどうなるかが分からないと言っても、
世の中に情報を出す前に、このような分析をしているのです。
そして、そのデータ分析の結果
あなたが見るような情報が出ているのです。
だから、あとはその人の
どれくらいのレベルでデータ分析力しているのか、
どこからのデータを分析しているのか、
どのデータを使って分析しているのか、
そんなところが、
その人の結果の信憑性に反映されてくるのでしょう。
ちなみに、、、
さんざんアナリストの話をしてきましたが、
私は、アナリストと言っても、基本はシステムトレーダーです。
だから、これからの株価がどうなろうが、
全く関係ありません。
いつもと変わらず、
シグナル通り、淡々とトレードするだけです。
ただ、そうは言いつつも、
アナリストとして記事を書くときなどは、
システムトレードを使って、
過去20年分の株価データを分析して、
結論を出しています。
だから、アナリスト西村は、
これからの株価がどうなるかは分からないが、
システムトレードで分析し、
過去の20年の統計から見ると、これからの株価はこうなるのではないか
という結論を出しているということなのです。
いかがですか?
アナリスト西村の信憑性は、大丈夫ですか・・・?(笑)
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西村 剛
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