日経平均株価 突然の122円下落・・・



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

昨日(12/9)の株式市場は大きく下落しました。

これまで登り調子だったなだけに、
この動きに心配な方もいるかもしれません。

そこで、今日は単刀直入に
アナリストとしての私の相場観をお伝えしましょう。

 

まず、何よりも
この指標は確認しなければなりません。

昨日の株式市場の状況を確認しておきましょう。

日経平均株価は、
前日比-0.6%の17,813円38銭、

東証マザーズ指数は、
前日比-1.8%の912.64ポイント

で終了しています。

 

これはシステムトレーダーとしてではなく、
アナリストとしてなのですが、
昨日の状況に、少し何かイヤな感覚がありました。

 

そのイヤな感覚とは・・・

「株式市場に、少し変化が出てきたのではないか」

というものです。

 

ただ、そうは言っても
それは私の感覚やカンであって、事実ではありません。

そこで、いつも通り、
確認すべき指標である「外国人投資家の動向」を確認しました。

【外資系証券寄付き前動向】
http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/domestic_market/foreign_funding/foreign_funding.asp
(『外資系動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、FX情報)』より引用)

 

すると・・・

12月に入り、はじめて「売り越し」になりました。

 

ただし、、、

売り越しと言っても、ごくわずかなので、
それほど気にする必要はないでしょう。

 

ですが、数字に変化が出てきた
ということは認識しておいたほうが良いでしょう。

 

また・・・

昨日お話ししたように、
「東証マザーズ」銘柄で、大きく株価が下落したものが散見されます。

これはおそらく、

今週半ばから来週にかけて、
新規上場する銘柄が増えることが影響しているのでしょう。

換金売りの影響が、
この下落につながっているのだと考えられます。

 

さらに、、、
例年この時期は、節税対策の売りが出やすい時期です。
今年も、例外なく、節税対策の売りが出ているのかもしれません。

例年ですと、

12/20前後で、この節税対策の売りが終わる傾向が見られます。

そして、年末から1月にかけて

新興市場の株価は強い傾向が見られます。

ですので、

この節税対策が終わるであろう、今年は12/22(月)前後が
いったん底になるかもしれません。

 

とはいえ、
いつものことですが、相場の先行きだけは、
誰にも分かりません。

こういう傾向が見られる、考えられるというのは分かりますが、
実際に、そうなるかを完全に当てることはできません。

 

だからこそ、
私たちシステムトレーダーは、株価データを統計的に分析し、
利益の上がる確率の高い方法で、日々トレードするだけです。

株価が上がろうが、下がろうが、
どちらにも関係なく、シグナル通りにトレードするだけです。

 

昨日の下落で、もしかすると少し動揺してしまった
システムトレーダーの方もいるかもしれませんが、

それは今後のちょっとしたトレーニングだと思い楽しみましょう。

あなたが見るべきものは、株価ではなく
「シグナル」だけなのですから。

株価の動きに一喜一憂することなく
着実に利益を積み重ねられるのが、私たちシステムトレーダーなのですから・・・

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。