「調べましたよ!」オーラ



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ブログ平山
From;平山修司
名古屋のホテルより、、、

「平山さん、こういう営業マンっていやですよね~。
ホント、嫌いですよ。逆の立場になって、余計に分かりましたよ。」

急に、この一言を思い出しました。

何の会話をしていた忘れましたが、
以前、ウチの秋山と話していたとき、
営業マンの話になりました。

営業の携わる仕事をしている方には、
辛辣な内容かもしれませんが、ご了承・・・(汗)

どうやら、これは秋山が会社で
何かの営業を受けたときに感じたようです。

話は続きました。。。

「だって、おかしくないですか?
向こうは『ホームページ見ました!』って、電話してきているのに、
営業マンが来ると、『御社は何の仕事をしている会社なのですか?』って聞くんですよ。

も~~~~~、アホか~~~~~~って思いますよ。
だって、ホームページ見ました。って言っているんですよ。

だったら、ホームページ見てこい!って感じですよ。

別に、ウチは、例えば、医療機器の素人では分からないものを作っているわけではなく、
『株』にかかわる会社というのは分かりますよね。

何で、こっちがイチイチ、説明しなきゃいけないんですかね~。

時間の無駄ですよ(怒)」

と、ま~、私に怒りをぶつけられても困るのですが、、、

あなたは、この秋山の話、どう思いますか?

もちろん、私たちの仕事は株に興味のない方にとっては、
ちょっと分かりにくいかもしれません。

しかも、、、会社のホームページには、
システムトレードの話がほとんど掲載されていないですからね。

でも、少なくとも「株にかかわる仕事」というのは、
読めばわかるはずです。

それにも関わらず、、、

来る営業マンは、それすら調べずに来るのです。

あなたは、この営業マンを、どう思いますか。

「ま~、それが普通でしょ」と思いますか?

それとも、、、、

「いやいや、ダメでしょ」と思いますか?

実は、この話、
私たちトレーダーにとって、非常に重要な要素が詰まっているのです。

昨日、私は企業調査を兼ねて、
名古屋証券取引所が開催する、コチラの『名証IRエキスポ2013』に参加しました。

▼名証IRエキスポ2013▼
http://www.fairtrade.co.jp/r/kpy7y

もしかすると、あなたにとって
私たちはシステムトレードだけの人に見えるかもしれませんが、

西村も私ももともと、ファンダメンタルズ出身なので、
アナリストとしての嗅覚を鈍らせないように、
けっこう、こうのようなイベントに参加しているのです。

ときたま、私がサポートセンターにいないときは、
上場企業の社長に、個別インタビューをしにいったりもしています。

もちろん、システムトレーダーであれば、こういったものは
まったく必要なのかもしれませんが、もうこれは趣味の領域ですね^^

ですので、、、

ご記憶にあるかもいると思いますが、
この趣味がこうじて、2010年に『月刊ネットマネー』でアナリストが対決する
「当たり屋ナンバー1」というもので、優勝したのです。

http://www.fairtrade.co.jp/r/ZClcO

ちょっと、画像が小さいですか・・・(汗)

ということで、趣味なのか?仕事名のなのか?
もはや、分からない領域ですが、

とにかく『名証IRエキスポ2013』に参加したのです。

さて、私は先ほどもお話した「当たり屋ナンバー1」になってこともあり、
懇親会等で、皆さんにお会いすると、システムトレードとは別に、
私の注目銘柄の発掘方法について聞かれることが多いです。

そこで、今回はこの『名証IRエキスポ2013』に参加したときの
私の注目銘柄の発掘方法についてお話しましょう。

これは、誰でも参加できる一般向けのイベントです。
だから、きっとあなたもできる方法ですよ。

この『名証IRエキスポ2013』は、毎年開催され、
今年は、上場企業が「79社」も出店していました。

http://www.fairtrade.co.jp/r/GzbjT

こんな感じで、ホームページを見れば、
ずらっと出てきます。

さて、唐突ですが、あなたに質問です。

もし、あなたがこの『名証IRエキスポ2013』に参加する場合、
どのようにして、投資先として良さそうな企業を発見しますか?

○とりあえず、足を運んで、良さそうな企業を探しますか?

○それとも、違う方法で探しますか?

もしも・・・

あなたが、前者の「とりあえず、足を運んで、良さそうな企業を探す」を選択していたら危険です。

はっきり言わせていただきましょう。

申し訳ありませんが、
その方法では、見つけることができません。

なぜならば、、、

それは、「イベントの時間には限りがあるから」です。

実際に、このようなイベントに参加してみると分かるのですが、
各企業のブースで一番多い質問が

【何をしている企業なのですか?】

というものです。

正直、私から言わせてもらえば

これは「愚問」以外の何物でもありません。

なぜならば、上場企業であれば、
必ず「有価証券報告書」はありますし、今の時代であればホームページもあります。

ましてや、小売店を出している企業であれば、
商品に直接触れたり、食べたり、飲んだり、体験したりできるのです。

手段をとれば、
いくらでも、この質問については事前に確認できるのです。

ただし、なかなか分かりにくいものもあります。

そういった場合は、仕方がありません。

そのときは質問しましょう。

しかし、質問の方法にもコツがあります。

質問するときは例えば、

「ホームページにあるカタログを見たのですが、イマイチ分かりません。
もう少し詳しく教えてもらえませんか?」

などと、こちらが調べたことを強調しながら質問するのです。

相手も人間ですので、
調べられていて、興味をもたれていると思えば、
必要以上に情報開示してくれます。

しかし、いきなり興味があるのか、ないのかわからない状況で質問されても、
身構えてしまいます。

もしくは、「また、その質問か~」と心の中で呟いてしまうでしょう。

とにかく、厳しい言い方をしますが、
事前に調べない人が多いのです。

また、事前に調べないと、今回だけでも79社もありますので、
一日かけても、全てのブースを回ることはできません。

だから、本当の良い企業を見落としてしまう可能性が高いのです。

そう考えた場合、

事前に調べられることは調べておかないと、
当日、良い企業を発見するのは難しいのです。

そして、欲を言えば、
上場企業は、四季報や、有価証券報告書、直近の決算概要がホームページに掲載されていますので、

○各事業の売上と営業利益の金額と、全体売上に対する割合

○各事業の売上と営業利益が前年比でどの程度伸びているか

このあたりも見ておくとよいでしょう。

そうすることで、自然とこの79社のうち、
どこの企業がめぼしいか、あたりを付けることができます。

そうしたら、次はこのめぼしい企業に
アプローチするだけです。

そして、その質問の中に、ちょこちょこと
「私、調べましたよ!」オーラを出しておけば、
相手から、思いがけない有益な情報が出てくるはずです。

ちなみに、今度は、質問するときのポイントについてもお話する予定です。

楽しみにしていてくださいね。

そうそう、最初の秋山の話ですが、
彼は以前、営業マンをしていて、お客さんが人事部で経営と密接に関係していたので、
「有価証券報告書」は、ほとんど読んでから営業に行っていたようです。

そのときのポイントも、私とけっこう同じでした。
あと、ROAやROEとか、社長あいさつ、経営理念、経営戦略なんかも見ていたといっていましたね。
このへんも、私と同じです。

それで、いやらしく

「いや~、御社の有価証券報告書の○○のところに、こう書いてありましたけど
人事部として、ここはどう取り組むのですか?」

な~んて言っていたらしいですよ。

それで、重要情報を引き抜いてきてしまうらしいです^^

だから、彼にとっても、

【何をしている企業なのですか?】

は愚問のようですね。

あなたは、いかがですか。

こんな質問しようとしていませんでしたか?

 

 

 

■追伸

斉藤正章さんが、明日(7/21)にコチラで【無料】オンラインセミナーを開催します。

http://www.fairtrade.co.jp/b/14Yyl4G

平山修司

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。