今後の株価は、来週に注目!



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

『525円の下落、日本株大丈夫?』
『日本株、下落トレンドに突入か?』

と、今週はずいぶんと
衝撃的な内容が多い株式市場でした。

 

もちろん、

お届けした情報は、
悲観的な見方を、あえてしている部分もあるくらいですので、
そこまで深刻な状況ではありません。

 

しかし、、、
新年早々、日経平均株価が
525円の下落すれば、焦ってしまうものです。

もちろん、

システムトレーダーである私たちは、
シグナル通り売買するだけですので、
トレード自体は焦らないでしょう。

でも、そうは言っても、
株価が下がることは、日本経済に良くないので、
そういった意味では、焦ってしまうのではないでしょうか。

 

また、システムトレーダーであっても、
ある程度、今後の株価の動向を掴む情報を持っていたり、
ある程度の観測があったほうが、
シグナルに対する、心の準備ができるものです。

ですので・・・

やや波乱気味であった
今週の株式市場と、来週からの株式市場について考えてみましょう。

 

昨日(1/9)の日経平均株価は、
小幅続伸しました。

前日比0.1%プラスの17,197円73銭で終了しました。

東証マザーズ指数は、
前日比1.9%マイナスの 891.53ポイントで終了しています。

この2つの指標を見る限り、
引き続き大型株中心の相場が続いているようです。

また、より株式市場の動向を詳しく知るために、
12月第5週の投資主体者別売買動向をみると、

 

東証1部は

○個人投資家が111億円の買い越し
○海外投資家が118億円の売り越し
○信託銀行が134億円の売り越し
○都銀・地銀等が64億円の売り越し

でした。

 

これは、

海外投資家と金融機関が年末ということもあり、
いったん保有株を売っていたのに対して、
個人投資家が買っている構図だと言えるでしょう。

 

ちなみに、、、
これは案外知られていない情報ですが、

信託銀行や都銀・地銀等の売り越しは、
意図的に行われていることが多いです。

 

何が意図的かと言うと・・・

年末に、運用しているポートフォリオを
少しでもよく見せようとするために、

パフォーマンスの悪かった銘柄をポートフォリオから外したり、

表面上の運用成績を良く見せるために
含み益の大きい銘柄を売ったりするからです。

つまり、意図的に成績をよく見せることをするために、
売り越しになっている可能性が高いのです。

だから、彼らの売り越しは、
このような特殊要因なので、あまり気にすることはないでしょう。

 

ただし・・・
注意して見ておかなければならないところがあります。

 

それは、

「海外投資家」の動向です。

 

現在売り越している海外投資家が、
買い越しに転じれば、
日本株は、再度上昇トレンドに回帰するでしょう。

 

しかし、、、

売り越しが続いている間は、
日本株の上昇は見込めません。

 

ですので、

彼らの動向が、今後の株式市場の動きを
左右すると言っても過言ではないでしょう。

そして、非常に重要な要素になってくるでしょう。

 

日々公表される外資系証券寄付前動向を確認すると、
8日から小幅ながら買い越しに転じています。

 

おそらく、今週までは、
年末年始の休暇もあり、投資家全体が小休止だったのかもしれません。

それを考慮すると、
来週以降、本格的に2015年の相場が始まります。

そうなれば、
今週は、何だか余計な不安を煽られる週でしたが、
来週は、大きなトレンドが発生する週になるかもしれません。

 

ただし・・・

注意しておきたいのが、

そのトレンドとは、上昇トレンドか、下落トレンドかは、
全く分かりません。

これはいつも言っているように
明日の株価は誰にも分からないからです。

 

しかしながら、

週明けの株式市場は、
今後の動向を考えるうえで、非常にポイントの週になるでしょう。

だから、ぜひ注目してください。

 

そして、それと同時に、
この週末や祭日を使って、売買ルールの確認をしっかりとしておきましょう。

株価が上がっても、下がっても・・・
上昇トレンドが発生しても、下落トレンドが発生しても・・・

着実に利益を積み上げるのが、
私たちシステムトレーダーですから。

さ~、株価がどう動こうと、
あなたは、もう準備は大丈夫ですか?

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。