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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
わたしの名前は西村剛。
広島生まれ、神戸育ち・・・
職業は、証券アナリスト。
それとファンドマネジャー。
好きなものは、肉料理。
私から肉料理を取り上げられたら、わめきます・・・
最近のブームは、特になし。
いたってつまらない人生かもしれません。
でも、株が本当に好きなので、
株がある限り楽しい人生かもしれません。
そんな私に、最近よく頂くお問い合わせ・・・
まさに、、、「そうだ！西村さんに聞いてみよう！」
ということで、
「昨日買った株が下がってきたな・・・。
損切りしたほうが良いのかな・・・。
よしっ、そうだ！西村さんに聞いてみよう！」
「今日買った株が1万円の含み益だ！
手仕舞ったほうがよいのかな・・・。
よしっ、そうだ！西村さんに聞いてみよう！」
このようなお問い合わせを、よく頂きます。
カンタンに言えば、
「今持っている○○の株についてどうしたら良いでしょうか？」
ということですね。
これは、この質問をしようとしている方に、
「質問しないで下さい！」と言っているように聞こえるかもしれませんが、
このような質問に対しては、
私は、基本的に回答していません。
なぜか？
それは、
「あなたがどのような理由でその銘柄を買ったのかが分からないから」です。
買った理由は、それぞれ違うはずです。
例えば、、、
○配当利回り狙いで買った
○デイトレ目的で買った
○売買ルールに従ってシステムトレードで買った
○なんとなく勢いだけで買った
などなど様々です。
つまり、単純に銘柄で売りどきかと聞かれても、
その買った理由＝目的が分からないので、回答しようがないのです。
今お伝えした理由を見るだけでも、
回答は、全て変わってきます。
だから、回答しようがないのです。
あっ、だからと言って、
理由を伝えれば大丈夫だ！と思って、質問しないで下さいね、
この話には続きがあります。
これは、私の経験則からなのですが、
こういった質問をするとき、
つまり、他人の意見を聞きたいときというのは、
たいてい「手仕舞う」ときなのです。
不思議ですが、「今、この銘柄は買いどきですか？」というのは、皆無に等しいです。
これは、もしかすると、
世の中に流れている情報のせいかもしれません。
注目銘柄などが代表するように、
「買いどき」は、マネー雑誌をはじめ、色々なところで出ています。
しかし、これまた不思議なのですが、
買いどきが書かれているにも関わらず、
「手仕舞いのタイミング」は情報としてないのです。
もしかすると、これは、
私のように、人によって買う理由が違うからそうしているのかもしれません。
いずれにせよ、手仕舞いのタイミングに限っては、
他人の情報がないのです。
だからこそ、私のように比較的
身近で質問できる人に、そのような質問をするのでしょう。
しかも、他人の意見やアドバイスを求めるときは、
総じて、自分の思惑と違う方向に株価が動いてしまったときです。
たいていの場合は、
それは、下落のときでしょう。
上がったときは、あまり他人に意見やアドバイスは求めないものです。
それはそのはずです。
上がれば、それは「自分の選び方が良かった！最高！」と思いますし、
下がれば、それは「おかしい・・・何が悪いんだ・・・」と、自己否定なしに違う理由を探し始めます。
人間とは、こういったときに、
本当に都合が良いようにしか考えないものです。
上がれば、自分のおかげ、
下がれば、できるだけ自分以外を理由にしたり、
自分の過ちを認めずに、他人の意見やアドバイスを聞きたいものなのです。
でも、そこに残る事実は、
「その銘柄が上がると思っていた理由が間違っていた」ということだけなのです。
その場合は、すみやかに、その銘柄を売るのが良いでしょう。
正直、そのような状態で、
他人は、アドバイスを求められても困るものなのです。
もしかすると、「あんたもプロなんだから、何とかしろっ！」と厳しい意見がでるかもしれませんが、
買った根拠が間違っていれば、その後は、いくらプロといえども、どうにもできません。
株価が動かせるわけではありませんからね・・・（汗）
できるのは、すみやかに売って、
出直しましょうということだけです。
今日は、不思議という言葉を連発していますが、
これまた不思議なことに、そういった銘柄は売ってしまうと
気持ちが軽くなり、その後のトレードで、良い判断ができるものです。
もちろん、システムトレーダーは、そのようなことが必要ないので、
とにかく、シグナル通りに売って買ってを繰り返しますけど。
システムトレーダーではない方にとっては、
不思議な話ですが、、、
システムトレーダーは、これまで話してきたようなことは無縁です。
なぜならば、いつもお話しするように
「シグナル通りに売買するだけ」だからです。
たった、それだけで、一番利益を上げる確率が高いトレードのレールに乗せてくれるのです。
買う根拠は、売買ルールから出たシグナルですし、
売る根拠も、売買ルールから出たシグナルです。
買うも売るも明確です。
だから、システムトレーダーの会話は違います。
「保有する銘柄が下落し、いつ売ったら良いか？」ではなく、
その根拠を作る売買ルールの改良方法や、
新しい売買ルールのアイデアの話がメインなのです。
私たちシステムトレーダーにとって、
個別の銘柄が上がるか、下がるかは関係ありません。
関係あるのは、出たシグナル通りに、売買することだけです。
たったそれだけで、高い確率で利益をもたらしてくれるのです。
いかがですか？
あなたは、まだ個別の銘柄の上げ下げに振り回されるトレードを続けますか？
それとも、、、全く無縁のトレードをはじめますか？
あなたの選択次第で、
今後も、あなたが株価を気にしながら生活するか？
それとも、全く気にせずに生活して、しかも利益を得るか？
今後のトレード人生が大きく変わることでしょう。
■追伸
もし、あなたがこの動画を真剣に見ていれば、あなたは株価に追われた生活をしているでしょう。
もし、あなたがこの動画を「ふ～ん」と見ていれば、あなたは株価に追われず利益を上げているのでしょう。
↓
http://www.fairtrade.co.jp/r/IGI0E7
西村 剛
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