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From；西村剛
東京の自宅より、、、
早いもので、
今年も3月がスタートしました。
ここ最近は、
日経平均株価の上昇を受け、
「20,000円」に間もなく到達するのではないか!?
ということが巷で話題になっていますね。
ただ、例のごとく、
私たちシステムトレーダーにとっては、
日経平均株価が20,000円になってもならなくても、
特に関係はないのですが・・・(笑)
とはいえ、、、
私たちシステムトレーダーも
その月の傾向を掴むことは、戦略をたてたり、
心の持ちようを整えるのに良いことです。
この3月は、例年、
株価が上がりやすい傾向があります。
例えば・・・
2月末に全銘柄を購入し、
25日経過後に売却した場合について検証すると、
以下の成績がでます。
//////////////////////////////////////
【株式市場の傾向（3月）の検証結果】
○勝率： 52.87 ％
○平均損益（率）： 1.72 ％
○平均利益（率）： 10.39 ％
○平均損失（率）： -7.90 ％
//////////////////////////////////////
勝率は50％も上回り、平均損益率もプラスです。
この検証結果からも、
3月は株価が上がりやすい月だと言えそうです。
では、なぜ3月は株価が上がりやすいのでしょうか？
その理由があると、
傾向を掴むのには、さらに良いですよね。
今日は、さっそく答えを言ってしまいますが、
その理由は・・・
「期末」だからです。
例えば、企業が取引先等の株式を保有している場合、
3月末の株価がその評価額になります。
ですので・・・
3月に株価が下がってしまうと、
自社が保有する株式の資産も下がってしまいます。
だから、企業は、
3月に株価が下がることを好まないのです。
そこで3月は株価が下がると困るので、
「なるべく株価が下がらないように
保有する株式を売らないようにしよう！」
と意識するわけです。
その結果・・・
株価の売り圧力が弱まり、
株価が下がりにくいのではないかと思います。
また、、、
機関投資家も3月末で、年度の運用成績が評価されます。
機関投資家の場合、保有する株式も大量ですので、
場合によっては自分の売り注文の影響で
株価が下落してしまう恐れもあります。
ですので。。。
3月は出来るだけ株式の売却を控えようと
意識するのです。
つまり、株式市場で大きな勢力である彼らが
売りを控えるので、下がりにくいのでしょう。
こういった要因もあり、
この3月は、株価が上がりやすい傾向にあるのでしょう。
不思議な話ですが、傾向を調べると、
上がりやすい月、下がりやすい月というのが出てきます。
そこを、これはシステムトレードの範囲ではないですが、
その数字の裏に隠れたものを見てみると、
なんらかの理由が存在します。
厳密なシステムトレーダーから見ると、
少々邪道かもしれませんが、
株価の傾向の要因が見つかれば、
より利益を積み上げるチャンスが生まれますよね。
ちなみに、、、
この月ごとの傾向は、検証ソフト「システムトレードの達人」などを使えば、
最初にお話しした検証結果のように数字ででます。
ぜひ、あなたもチャレンジして、
利益のチャンスの幅を広げてみましょう！
あとは、あなたの行動次第です。
もちろん、あなたなら、もう動いていますよね？
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西村 剛
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