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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
日本株が続落しています。
日経平均株価は、
前日比0.6％マイナスの18665円11銭、
東証マザーズ指数は、
0.6％マイナスの854.69ポイントです。
前日の米国株式市場が、
上昇したことや為替が円安に進んだことから
前場は堅調に推移したのですが・・・
後場に入り失速し、
2日続落となりました。
これは、ちょっと予想外の展開です。
株価が下落した要因は、
おそらくとしかつかめませんが、、、
日経平均株価が19,000円を目前しての
利益確定の売りがでているのではないかと思われます。
ですが・・・
ここに来て少し気になる材料が2つ出てきました。
1つ目は、、、
9日に発表された2014年10-12月期の「GDPが下方修正された」ことです。
↓
http://jp.wsj.com/articles/SB11672146961829524028304580506730512293748
（『日本GDP下方修正で2014年は0.03％のマイナス成長に – WSJ』より引用）
日本経済の景気がそれほど回復していないことは、
私たち日本人にはなんとなく分かっています。
ですが、、、
私たちが例えば、アメリカの景気の実際の感覚や空気がないように、
外国人投資家も、日本の実際のところは分かりません。
だから、GDPの下方修正が
外国人投資家を失望させる内容だったのかもしれません。
仮にそうだった場合、
今の日本株市場は外国人投資家の先物買いによって支えられていますので、
今週で上昇トレンドがいったん終了するかもしれません。
そして、2つ目ですが、、、
もうひとつ気がかりなのが「新興市場の低迷が長引きそうな材料」が出たことです。
その材料とは
「gumi(3903)がIPO直後に大幅な下方修正を発表して株価が暴落したこと」です。
新興企業が大幅な下方修正を出して
株価が暴落することはよくあるのですが、
gumiの場合、上場3ヶ月足らずの下方修正です。
そうなると、
「なぜ、こんな企業を上場させたんだ！
大株主のベンチャーキャピタルが投資先である同社の株式を
売却させるためだけに上場させるために、達成不可能な業績予想を出して
無理やり上場させたのではないか？」
という憶測が飛び交いそれが報道されて
主幹事証券会社や東証の信用問題にまで発生しそうな勢いも出てきています。
ですので。。。
この問題は、下方修正を出したgumiだけの問題ではなく、
新興市場全体への不信感につながる恐れが出てきました。
つまり、これら2つの要因で、
今週に入り、予想外に、株価が下落しているのでしょう。
今まで、堅調に推移していただけに、
この下落はインパクトがあります。
しかも、、、
この2つの不安材料を備えての話ですので、
余計に心配な下落です。
もしかすると、
これがきっかけで、下落トレンドに突入する可能性が出てきています。
だから、ここからは十分に注意して
トレードに挑みましょう。
ただ、そうは言っても、
私たちシステムトレーダーは、シグナルが出れば買い、シグナルが出れば売る
そのスタンスは変わることはありません。
むしろ、、、
裁量トレーダーにとっては、
とんでもない緊急事態ですが、
私たちシステムトレーダーにとっては、
周囲の個人投資家がパニックになるときほど、利益のチャンスです。
十分に注意しつつも、
しっかりと利益をつかめるように、このチャンスをものにしましょう。
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西村 剛
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