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システムトレードを始めた人であれば、
ほぼ全員がかかる病気、
それが
「何となく病」。
もしも、あなたが
「何となく病」患者であったなら・・・
その治療法を教えましょう。
この「何となく病」ですが、
システムトレードを、ここ最近開始した人は、
95%以上が該当するのではないでしょうか。
いえ、もしかすると100%かもしれません。
ここ最近、システムトレードを始めた方は、
この「何となく病」にかかっているかもしれませんよ!
ご注意下さい!
ということで、その何となく病とは、いったい何か?
それは、、、
○何となく、指値を厳しくした方が成績が良いのかな~。
とりあえず・・・厳しくして検証するか~
○移動平均線乖離率が、7%で良くなかったな~、何となく10%が良さそうだ。
とりあえず・・・10%で検証しよう。
○さっき本で、フィルターを使うと良いと読んだな。何となく、設定して使ってみるか。
とりあえず・・・ダウあたりをつかってみるか。
そう、この何となく病ですが、別名「とりあえず病」とも言います。
これは、システムトレードを始めた人であれば、
誰もが、売買ルールを改良するとき
「何となく・・・良さそうだから」
「とりあえず・・・やってみるか」
という言葉を発したことがあることでしょう。
あなたは、いかがですか?
こんな言葉を、思わず言ってしまったことはありませんか?
この「何となく病」は、筋トレとも言うべき
検証を重ねる上では、良い話です。
まずは、とにかく実行することが重要です。
しかし。。。
あるとき、あなたは気がつくのです。
「あ゛~~~~、また検証結果が良くないや。
参ったな~、しらみつぶしに検証してても、キリがないや!」と。
そして、それを通り越すと、悲しい話ではありますが、
「何だよ~、システムトレードって使い物にならないじゃん!」
と、こんな言葉を、つい口に出してしまうのです。
これは、私にとっても
もちろん、あなたにとっても非常に悲しい話です。
せっかく、これまでのトレード法の間違いに気がつき
統計データから有効な方法を見つけ出すシステムトレードに切り替えたのに、
この「何となく病」のせいで、あなたの将来を台無しにするのは
本当に悲しい話なのです。
では、そもそも、
なぜ、システムトレードを始めたばかりの方は、
この「何となく病」にかかってしまうのでしょうか?
それは。。。
【トレードの利益=1トレードあたりの平均損益×トレード数】
このシンプルな公式を、まだ知らないからなのです。
病気の真相を話す前に、この公式について説明しますね。
トレードの利益とは、カンタンに言うと、
1トレードあたりの平均損益がいくらかと、
その平均損益のトレードが何回続くかの回数によって決まります。
例えば・・・
デイトレードのような短期保有の売買ルールであれば、
1トレードあたりの平均損益が1,000円ということも珍しくないと思います。
もし、この戦略で、100万円の利益を達成するには、
100万円=1,000円×1,000回
つまり、「1,000回」のトレードが必要なのです、
仮に、1日5回のトレードをするとしても、
ざっと200日はかかる計算です。
ちょっと、これは割に合わなさそうです。
もっと、利益が欲しいところですよね。
では、その場合、この売買ルールは、
どのようにして改良していけばよいのでしょうか?
そうです!
そのとき考えるのが、この公式なのです。
【トレードの利益=1トレードあたりの平均損益×トレード数】
これを見返すと、利益の要素は、たった2つしかありません。
「1トレードあたりの平均損益」か「トレード数」だけです。
つまり、、、
この割に合わない売買ルールの利益を改善するのは、
○「1トレードあたりの平均損益」が大きくなるように改良
○「トレード数」が多くなるように改良
どちらかしかないのです。
どちらかというと強いかもしれませんが、
どちらの方向で行くか、大まかな方針は最低でもつけて下さい。
例えば、仕事のことを考えると「1日5回のトレード」は厳しいなと思うのであれば、
選択すべきは、きっと
○「1トレードあたりの平均損益」が大きくなるように改良
でしょう。
こちらを選択すれば、トレード回数が減らしながら利益を上げることも可能です。
反対に、専業トレーダーの方などで、「1日5回」よりも、もっとトレードできる!したい!
というのであれば、選択すべきは、きっと
○「トレード数」が多くなるように改良
でしょう。
いかがですか?
これで、あなたの方針は決まりましたね。
もし、方針が決まれば、そこに着目して、売買ルールの改良を重ねれば良いのです。
これができれば、
あなたの「何となく病」は、きっと解決されることでしょう。
方針を決めて、着目する部分が決まれば、
あとは、それを改善するのに必要なことだけをすれば良いのです。
お祭りにある、射的を思い出して頂きたいのですが、
「何となく病」の人は、射的で何も狙わずに、何となく打っている状態です。
だから、当れば儲けものですが、はずれる可能性も多くあります。
反対に、方針を決め、着目する部分が決まった、あなたは・・・
「よしっ、あの景品を狙おう!」と、狙いが定まった状態です。
射的は、なかなか思ったように当たるものではないかもしれませんが、
とはいえ、何となく打っているよりは、狙い打ったほうが、良い結果がでる確率は高いでしょう。
つまり、売買ルールの改良も同じなのです。
狙いが絞られていなければ、良い結果が得られる可能性は低いですし、
狙いが絞られていれば、良い結果が得られる可能性は高まります。
しかも、絞られていれば、効率的に検証もできるはずです。
もし、、、あなたがこの「何となく病」患者であれば、
このシンプルな公式に当てはめて、自分が求めるものを確認してみましょう。
そうすると、きっと病気が解決され、
今までよりも、はるかに良い流れで、売買ルールの改良が進みますよ。
さ~、今すぐチャレンジしましょう!
■追伸
システムトレード初心者のあなたは、この本を読みながら改良を進めるのも良いかもしれませんね。⇒ http://www.fairtrade.co.jp/r/IOxoY
中上級者のあなたは、この本がおススメです⇒http://www.fairtrade.co.jp/r/oQDWc
西村 剛
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