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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
3月第二週の
投資主体者別売買動向が発表されました。
3月第二週と言えば
日経平均株価が18872円から19254円まで約2％上昇した週です。
そして、
いよいよ、日経平均株価が
2万円を目指して動き始めたのではと
騒がしくなってきたときですね。
ただ・・・
その裏で、新興市場は下落トレンドが続き、
日経平均株価の上昇ほど、
利益が出ていないという実態が出ているときでもあります。
日経平均株価は、お祭りムード・・・
しかし、新興市場は・・・という何とも言えない状況が続いています。
そこで、この状況が今後どうなるのかを
判断する意味でも、
需給面において
短期的なトレンドに変化が出ていないか
確認しておきましょう。
まずは海外投資家です。
海外投資家は3129億円の買い越しです。
内訳は、
○現物3062億円の買い越し
○先物67億円の買い越し
です。
海外投資家の日本株買いの傾向に変化はありませんが。
ですが、、、
2月の先物中心の買いから
現物買いにシフトしてきました。
この傾向が今後も続けば、
これまでのような一部の大型株が
引っ張る日本株の上昇から、
日本株全体の上昇にシフトとするかもしれません。
次に個人投資家です。
個人投資家は1135億円の売り越しです。
内訳は、
○現物1421億円の売り越し、
○先物285億円の買い越し
です。
個人投資家の投資行動に
大きな変化は見られません。
依然として、
現物の売り越しが続いています。
最後に信託銀行です。
信託銀行は482億円の売り越しです。
内訳は、
○現物355億円の売り越し、
○先物127億円の売り越し
です。
現物の売り越し額がやや大きくなっています。
ですが、それ以外に特段大きな変化はないようです。
以上をふまえると、
これまでと変わらず海外投資家の買いが
日本株の上昇を牽引していると思われます。
ただ、、、
海外投資家の動向がこれまでの先物買いから
現物買いにシフトしており、物色対象の拡がりがみられそうです。
仮に、この傾向が続けば、
これまでのように日経平均株価だけが上昇する相場から
マザーズ指数や東証二部指数なども
上昇する良い流れが生まれるかもしれません。
第二週のデータを見る限り
先週は、海外投資家が先物買いにシフトしたら
日経平均株価のトレンドの変化が見られる懸念がありました。
ですが、第三週のデータを見る限り、
その懸念はなさそうです。
しかし、依然として、
大型株中心の上昇トレンドの状態に変化はありません。
引き続き、この日経平均株価以外の指数に注目しながら、
しっかりと、相場の変化に対応していきましょう。
ただ。。。
いつものことですが、私たちシステムトレーダーは、
日経平均株価が上昇しても、それに反して新興市場が下落してしても、
どちらも関係はありません。
関係するのはシグナルだけです。
いつも通り、シグナル通りに淡々とトレードし、
着実に利益を積み上げていきましょうね。
私たちがすることは、それだけですよね・・・？
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西村 剛
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