「成行 VS 指値」どちらがいい?



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

「あ゛~~~~イラつく!(`Д´)
何だよ~、システムトレードって!」

「シグナル出たから注文したのに・・・
約定しなきゃ、意味ないよ…シグナル出ても(っ`Д´)っ」

「あ゛~~~~、トレードしたい!
売買しなきゃ、利益も出ないから成行で買っちゃえ!!
成行で買っても、シグナルで出た銘柄だから大丈夫なはずだ!!!」

 

と。。。

まさか、日々熱心に勉強するシステムトレーダーのあなたは、
決してこんなことしませんよね?

 

というより、
こんなことを、あなたに聞くのは失礼ですよね・・・

まさにこれは「成行 VS 指値」どちらが利益になる?

という全く永遠のテーマとは言えない(笑)
秒殺で解決するテーマです。

これまた愚問かもしれませんが、
あなたは、「成行 VS 指値」のどちが利益になると思いますか?

 

その答えですが、、、

この話を聞いてください。

実は、以前ほんとうにこのような話を
よく耳にしました。

「西村さん、指値がなかなか約定しなかったので成行で買っちゃいました。」

 

もしくは、

「シグナルで出た銘柄を自分の経験で調整して買ったり、売ったりしてます!
だから、検証結果よりも成績がいいんですよ!」

ということを耳にしました。

 

ですが・・・
今は、ぱったりこんな話を聞くことはありません。

 

聞くのは、

「西村さん、シグナル通りに売買してますよ。
指値に到達しなかったら、そのまま流し、また次のシグナルに従うだけです。」

という話です。

 

言葉は悪いかもしれませんが、
まさに「シグナルの奴隷」になった話です。

 

システムトレーダーは、ある意味、シグナルの奴隷です。

彼が、買えと言えば買いますし、
売れと言えば、売ります。

ただ、指値を使っていて約定しなければ、
それもある種のシグナルなので、成行にして買おうとは一切しません。

 

だって、私たちはシグナルの奴隷なのですから。

斉藤正章さんなんかは、
「超」がつく、シグナルの奴隷でしょう。
何の迷いもなく、シグナルの命令に従っていますからね。

もちろん、私もそうです。
奴隷です・・・

シグナルの言うこと以外、信じません。

だから、奴隷なのです。

 

でも、この奴隷という言葉、、、

残念ですが、システムトレーダー以外の個人投資家の皆さんには、
なかなか理解できないでしょう。

 

なぜなら・・・

私たちシステムトレーダーと違って、
奴隷になるほど信じる相手もいないので、

「あ゛~~~~~~、指値がささらない!
じゃ~、成行で約定させてしまえ!」

となることが多いからです。

 

もし、これが私たちシステムトレーダーのように、
検証によって、指値でダメなときは、成行にした方が利益が上がる!
という結果が出ていれば話は別です。

 

ですが・・・

システムトレーダーでなけば、
まず、そのようなことはしていないでしょう。

いや、システムトレーダーであれば、
シグナルの奴隷ですので、そんなことを考えもしません。

 

百歩譲っての話ですが、仮に彼らが・・・
「指値注文で約定しないときに成行注文で買えば利益が上がる!」

という条件に合致したトレードを
最低100回ノートに付けていれば良いでしょう。

と言っても、私は決してそのようなトレード法はしませんが、
100回そのようなことがあれば、

一応・・・統計的に見て、優位性のあるトレード法なのかもしれません。

(もう一度言っておきますが、私はやりませんが…)

 

ただ、そこには売買ルールのようなもの
もしくは、一貫性があるようでないですよね。

指値注文がダメだったら、成行注文に切り替えるというのは、
法則性があるようにも見えますが、

結局のところ、流動的になってしまうので、
カンでトレードしているのと変わりません。

 

だからきっと、
彼らは、「カンの奴隷」なのでしょう。

カンを何よりも信じ、
統計的に優位か、そうでないかは全く関係ないのです。

従うのはカンだけ。
「カンの奴隷」なのです。

 

システムトレーダーにとって、
カンの奴隷になるほど、怖いことはありません。

カンの奴隷になると、

彼は人使いが荒いので、
大変なんですよ・・・

神経を使いますし、
株価は、ずっと追いかけていないといけないですし、

ホント、人のことを本当に奴隷にしてますよね。

だから、最後は神経がすり減って、
自分でも何を考えているかも分からず、

もう考えることを停止し、
カンが言うことに従うしかない、、、

というより
身体が彼らの命令に反応してしまうのですよね。

 

でも、私たちシステムトレーダーは違います。

いくら、シグナルの奴隷と言っても、
しっかりと自分の意思を持っています。

もちろん、彼らの言うことに奴隷のごとく従いますが、
彼が命令するのは、シグナルを出すときだけですし、

もし、旅行などでトレードが難しい状況になれば、
いったん手仕舞いして、奴隷から解放されるということもできますからね。

でも、いまはインターネットの環境が整っているので、
旅行先で、一日ほんの数分だけ、シグナルの奴隷になるのです。

だって、奴隷になればなるほど、
利益を着実に積み上げることができると分かっているのですからね。

 

だから、結局のところ、

「成行 VS 指値」どちらが利益になるのか?

 

それは、あなたが奴隷として使えるものが
「シグナル」なのか、「カン」なのかによるのです。

もしかすると、カンの奴隷になっているほうが、
瞬間的には、利益を上げるでしょう。

ただ、私たちシステムトレーダーは、
瞬間的な利益ではなく、長期に渡り安定した利益を求めますので、
カンの奴隷ではなく、シグナルの奴隷になります。

 

どうです?

あなたは、「シグナル」と「カン」

どちらの奴隷になりたいですか?

ちなみに、私は休む日もなく株価を見たり神経をすり減らす
本当の奴隷のような生活はイヤなので・・・

やっぱり、「シグナルの奴隷」がいいですね。

あなたは、どちらを選びますか?

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西村剛 著 斉藤正章 監修

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。