日本株、もう高値更新はムリか?



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

「日本株、もう高値更新はムリか?」

そして、もう一つ言いたいのが

「日本株ここで下落に突入か?」

 

4月は株価が好調だと言っていたのに、
急に何を言っているの?

と言われてしまいそうですね。

今日は、あなたの注意をひきたいので、
ワザと、このようなタイトルをつけました。

 

ただ、いくら注意をひきたいとはいえ、

日経平均株価20,000円か?

と言われているときに、
なぜ、こんなタイトルをつけたか不思議ですよね。

ただ、その一方で、
この数日間、日経平均株価を見る限り、
一時期の勢いがなくなったようにも見えます。

きっと、毎日熱心に勉強する個人投資家のあなたであれば、
そのあたりを敏感に感じているかもしれません。

 

だから、、、

もしかすると、私はこれから株価がボックス圏に入るとも
言っていましたので、それが前倒しでくるのではないかと
思っている人もいるでしょう。

 

そこで、
実際のところ、どうなっているか
冷静に見てみましょう。

 

木曜日に、「3月第4週の投資主体者別売買動向」が発表されました。

3月第4週は、、、
日経平均株価が19,607円から19,285円まで
約1.6%下落した週です。

それまで好調だった日経平均株価だけに、
この停滞は、少々不安がよぎるものです。

いったい、この裏には
どのようなことが起きていたのでしょうか。

その起きていたことを把握すれば、
相場と冷静に向き合うことができ、
良い判断ができるものです。

 

では、「3月第4週の投資主体者別売買動向」を確認しましょう。

 

まず、外国人投資家の動向です。

外国人投資家は、
「3273億円の売り越し」でした。

内訳は、

○現物株:1191億円の売り越し
○先物:2082億円の売り越し

です。

 

現物、先物ともに売り越しでした。

これを見る限り、
いま、日本株が弱含みで推移しているは、
外国人投資家が日本株を売っているからだということが分かります。

外国人投資家は、
2週続けて日本株を売り越しています。

これは、少々気になる動きです。

1月下旬から3月にかけて日経平均株価の
けん引役であった外国人投資家の日本株買いが終わった可能性が高そうです。

だから、
外国人投資家が再度日本株を買ってくることが確認できるまで、
日本株の投資スタンスは慎重になったほうが良いでしょう。

 

次は、個人投資家の動向です。

個人投資家は
「1126億円の買い越し」でした。

内訳は、

○現物株:1429億円の買い越し
○先物:303億円の売り越し

です。

 

このデータと、先ほどの外国人投資家の動向を見ると面白いのですが、

この個人投資家の動きには、
外国人投資家の売りによって日経平均株価が下がったタイミングで、
個人投資家が押し目買いを行なった構図が見えてきます。

 

ただし、この時期は・・・
個人投資家が株主優待や配当狙いで現物株を買って来やすい時期でもあります。

だから、データでは押し目買いをしたように見えますが、
そのまま、個人投資家が日本株買いに転じたという判断をするのは難しいでしょう。

個人投資家の動きについては、
もう少し、様子見が必要です。

 

最後に、信託銀行の動向です。

信託銀行は
「2997億円」の買い越しです。

内訳は、

○現物株:509億円の買い越し
○先物:2488億円の買い越

です。

 

このデータを見る限り、
日経平均株価が下がった局面で
信託銀行が大きく日本株を買っていることが分かります。

GPIFによる日本株の下支え効果が依然続いていると言えるでしょう。

 

以上が、「3月第4週の投資主体者別売買動向」です。

 

第3週までと、何かこう急に流れが変わったようにも見えます。

これまで日本株を買い越していた
外国人投資家が、明確に売り越しに転じています。
これは、少々気になる不安材料です。

 

また、この材料から、
外国人投資家の動きが変わらない限り、
日本株のさらなる高値更新は難しい状況に変わりました。

 

しかしながら、、、
その反面、日経平均株価が数年前のようにどこまで下がるんだ!
という状況ではないので、

下落局面で、個人投資家や信託銀行が
積極的に買っている様子が、データでも見られます。

 

ということは、、、
この傾向が続けば、

一方が「売り」、一方が「買い」の状況ですので、
日本株は、当面ボックス圏で推移する可能性が高いでしょう。

 

いずれにしても・・・

今日のデータを見ても分かるように、
今後、日本株がどのような方向に向くかは、

「外国人投資家が、もう一度日本株を買ってくるか?」

ここが大きなポイントでしょう。

 

相場の行く末を見るには、
しばらくの間、彼らの動きに注目しておくとよいでしょう。

 

ただ。。。
そうは言っても、私たちシステムトレーダーは、
いつも通り、シグナルの奴隷のごとく、シグナルに従って売買するだけですよね。

仮に、ボックス圏に入ると、
運用している売買ルールによっては、なかなかシグナルが出なくなるかもしれません。

 

でも、それは
「シグナルが出ない」=「今買っても利益が上がらない」

という「シグナルなしというシグナル」ですので
変に売買ルールをいじったりせず、
どっしりと構えて、淡々とトレードしましょうね!

こういうときほど、私たちシステムトレーダーの真価が問われますので・・・。

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西村剛 著 斉藤正章 監修

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。