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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
いつもなら
システムトレードの話をするところですが
今日は、久々にNISAの話をしましょう。
ここ最近、、、
こんなご質問をいただく機会が増えました。
「システムトレードとは別にNISA口座で取引したいと思います。
どのような銘柄を買えばよいでしょうか？」
直近の成績がちょっと・・・
と少々苦戦しているシステムトレーダーもいますが、
相場環境が好調と言えば、好調ですので、
NISAは、NISAで、別口で何かしようとしている方が多いようですね。
普段私は・・・
○裁量でトレードしてはいけません！
などと、
いかにもシステムトレード以外をするな！
と言っているように聞こえるかもしれませんが・・・
決してそのようなことはありません。
だから、NISAも例外ではありません。
ただ、注意していただきたいのは、
システムトレードの口座と別のトレード法や投資法の口座を
混ぜてほしくないということです。
まれに、いるんですよね。
ごちゃごちゃにしてしまう人が・・・
これだけは絶対に止めておきましょうね。
私たちはシステムトレーダーです。
しっかりと、利益を上げるシステムを作って、
仮に利益が思ったように上がらない場合は、
どこか悪いかチェックできるようにしています。
ですが、、、
そこに色々なものを混ぜてしまうと、
どのトレード法や投資法が効果的で、
どの方法が効果的でないか分かりません。
私たちは、売買ルールというシステムを作り、
効果測定ができる仕組みを動かしていますので、
しっかりと、その効果を守れるようにしておきましょう。
そうそう、、、
裁量トレードの話もでましたので、
少しお話ししておくと、
例えば、「どうしても裁量トレードしたい！」という人もいますよね。
できれば、システムトレード一本にしていただきたいのですが、
もし、それがどうしても我慢できない場合は、
システムトレードの口座とは別に口座を用意してくださいね。
あの斉藤正章さんも・・・
今はどうか分かりませんが、
一時期、自分は裁量トレードとシステムトレードのどちらが向いているか検証するために、
別口座で、両方をやっていたようです。
それで、結果は、、、
ま～、そういうことですよね。
システムトレードの圧勝！
だったようで、いつも通り、淡々とシステムトレードしているようです。
ただ、これも口座を一緒にしてしまっていたらダメですが、
別にしておけば、しっかりと検証できます。
あと、私が毎月会っているシステムトレーダーの中でも、
口座を分けて、色々と試している人がいます。
ぜひ、そのような方法を参考にしてみましょう。
さて、NISAの話からずいぶんズレましたが・・・
この前提条件は重要ですので、
お伝えしたのですが。。。
さて、本題のNISAです。
まずNISAの前提として、、、
私たちシステムトレーダーが一番注意しなければならいのが・・・
「保有期間の違い」
です。
NISAは、「長期保有」が大前提です。
だから、トレードではなく「投資」と言ったほうが良いかもしれません。
私たちシステムトレーダーは短期売買が主流ですが、
NISAでは、その感覚を捨てなければいけません。
そうしないと、
つかんではいけない銘柄をつかんでしまうので
十分に注意しましょう。
また、これは言わずもがなかもしれませんが、
もう一つ注意しなければならないのが・・・
「投資枠の上限が100万円」
ということです。
買った株を売っても投資枠を増やすことはできません。
だから、NISAでは、
「長期投資」を選択することになるのです。
ちなみに、その長期の具体的数字ですが、
おおよそ「5年」を目安にすると良いのではないでしょうか。
では、どのような銘柄を選べば良いのでしょうか？
私のオススメの一つは、
【インバウンド（訪日外国人旅行）関連銘柄】
です。
為替が円安傾向になってから
日本を訪れる外国人旅行者の数が急増しています。
その兆候として、都心のホテルは
予約がとりにくくなっています。
また、外国人投資家にターゲットを絞った
小売業の業績も好調です。
こういった流れは、
為替が急激に円高にならなければ継続しそうです。
ということは、、、
長期投資向きと言えますので、
こういった銘柄が良いでしょう。
そして、もう一つオススメがあります。
それは、
【好業績でかつ低PER銘柄や低PBR銘柄】
です。
株価が割安水準だということは、
下値不安が少ないとも言い換えることができます。
加えて、好業績であれば
長期投資に向く銘柄なのではないかと考えられます。
これも、長期投資向きでしょう。
このように私たちが日々しているシステムトレードと
NISAでは、特長が全く違います。
その特長を間違えて、銘柄を選択してしまうと、
思わぬ失敗を招く可能性もあるでしょう。
優秀なシステムトレーダーであり、個人投資家のあなたであれば、
きっと、このような過ちはないと思いますが・・・
十分に注意しておきましょう。
また、裏を返せば・・・
システムトレードは、短期売買、
NISAは、長期売買ですので、
長期的視点で見て、これはリスクヘッジや
ポートフォリオを組むことにもなります。
どうしても、私たちシステムトレーダーにとって、
リスクヘッジやポートフォリオというと、
マルチストラテジーの近視眼に陥りやすいですが、
もっと、広く見れば・・・
全く違うトレード法や投資法を組み合わせることが
大きなリスクヘッジやポートフォリオになります。
そういう意味では、
このNISAも、私たちシステムトレーダーにとって、
重要な内容でもあるので、ぜひ上手く活用すると良いでしょう。
ぜひ、先ほど説明した違いには注意して、
間違った銘柄をつかまないようにして、
このNISAを有効活用しましょう！
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西村 剛
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