日本株急変…暴落の可能性アリ?



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From;西村剛
東京の自宅より、、、

 

先々週、日経平均株価が
一時20,000円を付けたものの…
なかなか、その後伸び悩んでいますね。

一進一退のような状況にも感じられます。

 

さて、4月第2週(4/6~4/10)の
「投資主体者別売買動向」が、先週末に発表されました。

ちょうどこの期間は、
日経平均株価が一時20,000円に到達した時期です。

そのままの勢いで
終値で20,000円を超えることを期待している
投資家の皆さんも多いでしょう。

 

しかしながら、
実際は、もみ合っている状況です。

私は、システムトレーダーですので
今の状況に特に慌てていないのですが…

システムトレーダー以外の投資家やトレーダーは、
状況が一気に好転していないだけに、
慌てる気持ちとまではいかないとしても、
もどかしい気分かと思います。

 

そういった意味では、
この「4月第2週投資主体者別売買動向」を見て、
今の日本株を買っている人が、どのような人か分析することは、重要です。

それを分析することで、
この上昇トレンドがホンモノかどうか、
予測することができるでしょう。

 

では、さっそく、
その「4月第2週投資主体者別売買動向」を分析してみましょう。

 

まずは、まず、「海外(外国人)投資家」を見ましょう。

 

海外投資家は、
7116億円の買い越しです。

 

内訳は、

○現物:5910億円の買い越し
○先物:1206億円の買い越し

の買い越しです。

2月4週以来の大幅な買い越しです。

 

ちなみに、、、

そのときの日経平均株価は、
18,000円を更新したタイミングでした。

だから、今回も海外投資家の買い越し基調に変化しなければ、
もう一段の上昇が考えられるでしょう。

ただし・・・

日経平均株価は、4月3週に
少し調整局面に入っているように見られます。

それを考慮すると、
海外投資家の動向に変化が出た可能性もあります。

ですので、、、

4/23(木)に発表される「4月第3週の投資主体者別売買動向」は、
いつも以上に注意深く見守る必要があるでしょう。

 

次に個人投資家です。

個人投資家は、
3376億円の売り越しです。

内訳は、

○現物:3642億円の売り越し
○先物:267億円の買い越し

でした。

依然として、個人投資家の売り越しは続いています。

 

もしかすると、
この個人投資家の売りが日経平均株価の
上値を抑えているのかもしれません。

私は、そろそろ、
個人投資家の売り越しが終わるかなと考えていたのですが、

4月下旬にIPOが数多く控えているので
そのIPOに申し込むための換金売りも出ているのかもしれません。

 

それを考慮すると・・・
私は個人投資家が買い越しに転じたタイミングが、
日経平均株価20,000円超えのときだと考えています。

 

しかしながら、、、
この数字を見る限り、
もう少し時間がかかりそうです。。。

 

最後に信託銀行です。
信託銀行は、135億円の売り越しです。

内訳は、

○現物:1379億円の売り越し
○先物:1244億円の買い越し

です。

4月1週から2週にかけては、
新年度入りしたタイミングで、
信託銀行のポートフォリオ変更の時期にあたります。

今年に関しては、GPIFの日本株比率引き上げにより、
日本株を大きく買ってくるのではないかと考えていました。

 

しかし、、、
4月1週、2週と小幅ながら売り越しですので、
まだ積極的 に買ってきている様子は見られません。
信託銀行は、基本的に「株価が下がったら買う」スタンスです。

 

だから、株価が少し調整し始めた
4月第3週の投資主体者別売買動向では、
買い越しとなっていると考えられます。

 

ですが、、、
仮に売り越しスタンスが続いていた場合、
信託銀行による下支え効果が薄れます。

そうなった場合、
短期的な暴落もあり得ます。

 

ですので・・・
やはり、4/23(木)に発表される
4月第3週の投資主体者別売買動向に注目が必要です。

信託銀行が買い越しに転じているか
注意深く見守る必要がありそうです。

 

以上の結果から、
日経平均株価が一時的に20,000円を付けた4月第2週は、

個人投資家と信託銀行が利食い売りを入れるなか、
外国人投資家が大きく日本株を買っている構図が読み取れます。

このまま外国人投資家が日本株を買い続け、
売っている個人投資家が買い越しに転ずれば・・・

日経平均株価は、再度20000円を大きく上回ることが予想されます。

 

しかし・・・

もし、外国人投資家が売り越しに転ずれば、
外国人投資家、個人投資家、信託銀行が全て売り越しになるので
ちょっとした暴落が起こるかもしれません。

 

これまでの状況からはウソのようですが、
その場合は、短期的に見て、この上昇トレンドが終わったと
判断しなくてはいけないかもしれません。

 

ただし、これはアナリストとしての見解ですが、
今の状況は、

バブルが起こるか?
それとも、それとも株価が下落トレンドに転じるか?

の瀬戸際です。

 

目先の株価の値動きだけ見ていると
翻弄されてしまいます。

そうなると冷静な判断ができず、
ムダにあなたの資金を失うことになってしまいます。

こういったときこそ、
投資主体者別売買動向を、毎週きっちりと確認し、
日本株の需給に変化が生じていないか冷静に見るのが良いでしょう。

 

ただし・・・

そうは言っても、私たちはシステムトレーダーです。

日経平均株価に、合せてトレードをしているのではなく、
売買ルールに合せてトレードしています。

だから、日経平均株価の情報に惑わされることなく、
シグナルの奴隷になり、しっかりとシグナル通りにトレードしていきましょう。

私たちは、それが利益を積み上げるのに、
最善で着実な方法だと知っているのですからね。

もちろん、あなたは問題ないですよね?

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西村剛 著 斉藤正章 監修

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。