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From；西村剛
東京の自宅より、、、
昨日（4/27）の日経平均株価は、
わずかながら、20,000円を割りました・・・
まさに、今
日経平均株価は、20,000円を挟んで、
一進一退の状況になっています。
連日、私がバブルの可能性の話をしていましのたで、
こういったちょっとした変化に過敏になってしまう
個人投資家の皆さんも多いでしょう。
私が強気の姿勢を見せているように、
ここから株価は上昇し続けるのか？
それとも、、、
20,000円を高値に、
ここから再び下落トレンドに突入してしまうのか？
不安な人も多いでしょう。
そこで、これからの株価がどう動くのか？
それをデータにもとづいて確認しましょう。
もちろん、確認するのは、、、
三大投資家である
○外国人投資家
○個人投資家
○信託銀行
この3者の動向を見ることが必須でしょう。
先週木曜日、
ちょうど4月第3週の「投資主体者別売買動向」が
発表されましたので、確認しましょう。
はじめに「海外（外国人）投資家」です。
海外投資家は、
3293億円の買い越しでした。
内訳は、
○現物：3084億円の買い越し
○先物：209億円の買い越し
です。
4月第2週に続いて、
海外投資家が日本株を大きく買い越していることが分かります。
海外投資家が日本株を買い越している間は、
日本株はそれほど下がらないでしょう。
この4月第3週も、傾向が変わらないので、
このまま、強気に上昇トレンドが続くと考えても良いでしょう。
次は「個人投資家」です。
個人投資家は、
2689億円の売り越しです。
内訳は、
○現物：3468億円の売り越し
○先物：779億円の買い越し
です。
個人投資家は、
日経平均株価が20,000円に到達したことで、
利益確定の売りが出ているのでしょう。
また、ゴールデンウィークを控え、
保有している株をいったん売却しようという
意識が働いているのかもしれません。
そして、先物は買い越しが続いています。
ですが、ゴールデンウィークを考えると、
明けには、個人投資家が買い越し転じるの
可能性が高いでしょう。
そうなれば、
再び、日経平均株価の高値更新も期待できるでしょう。
最後に「信託銀行」です。
信託銀行は、
1240億円の売り越しです。
内訳は、
○現物：598億円の売り越し
○先物：642億円の売り越し
です。
信託銀行の運用スタイルは、
以前もお伝えした通り、
「株価が上昇したら売り、株価が下落したら買い」
という機械的な運用が多いです。
よって、株価上昇時には売り圧力になり、
株価下落時には買い圧力になります。
これを考慮すると、
この売り越しは、それほど気にするところではないでしょう。
以上をふまえると、、、
やはり、ポイントは外国人投資家です。
彼らの日本株買いのトレンドに変化が出ない限り、
上昇トレンドは継続するでしょう。
また、ゴールデンウィークを控え日本株を
売り越している個人投資家の売り圧力が弱まれば、
再度の高値更新が期待できるのではないでしょうか。
ということは・・・
一部の報道で「20,000円割れ」などとう表現があるので
その雰囲気に惑わされてしまいますが、
今の動きはゴールデンウィークを意識したものだと考えられます。
だから、特に気にすることなく、
ポイントとなる外国人投資家の動きと、
個人投資家の動きに注目していれば、
その雰囲気にのまれることなく、
冷静な判断で、利益を積み重ねることができるでしょう。
ただし、、、
いつものことですが、
私たちシステムトレーダーは、株価が上がろうと下がろうと
また、日経平均株価がどう動こうと関係ありません。
とくに、日経平均株価が上がっているにも関わらず、
自分の資産が思うように増えないともどかしい気分になるかもしれません。
でも、私たちは日経平均株価の動きに合わせて
利益を上げる売買ルールで運用しているわけではありません。
だから、何も意識することなく、
我が道を進むようにしましょう。
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西村 剛
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