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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
昨日（5/29）の日経平均株価が続伸しました。
日経平均株価は、
前日比プラス0.1％の20563円15銭、
東証マザーズ指数は、
前日比プラス1.6％の958.87ポイント
で終了しています。
日経平均株価は、27年ぶりの11連騰です。
まさに、絶好調の日経平均株価でしょう。
このように、連続して年初来高値を更新する
日経平均株価ですが・・・
ここで一つ疑問があります。
それは、、、
それほど相場に過熱感がないのに、
ここまで高値を更新するということは・・・
「いったい、日本株を誰がこんなに買っているか？」
ということです。
これが分からないと、
イマイチ、この上昇はしっくりきません。
また、この上昇トレンドが、
短期的なものなのか？
それとも、長期的なものなのか？
その判断が難しいところでもあります。
だから、誰が日本株を買っているかと
しっかりと押さえておきましょう。
そこで確認したいのが、
「5月3週の投資主体者別売買動向」です。
ちょうど、発表されたところですので
確認しました。
すると・・・
誰が今の日本株を買っているのかが明確に見えてきました。
5月3週の日経平均株価は、2.5％上昇し、
ちょうど日経平均株価が再度20,000円台に乗せたタイミングです。
このタイミングで日本株を買っているのは、
「外国人（海外）」投資家
でした。
外国人投資家の数値を確認すると、
1兆422億円の買い越しでした。
内訳は、、、
○現物：4376億円の買い越し
○先物：6046億円の買い越し
でした。
外国人投資家の買い越しが1兆円を超えたのは、
2月以来の久しぶりの大幅な買い越しです。
これを見る限り、
今の日本株の上値を積極的に買っているのは、
外国人投資家だということがわかりました。
しかも・・・
今回は、先物で約6000億円の買いが入っています。
これは、外国人投資家が、
一気に日本株への投資ウェイトを引き上げてきたとも見られます。
では、なぜ、彼らは
ここまで積極的に、日本株を買っているのでしょうか。
考えられる理由は、こういうことです。
企業の決算発表が良好だったや
円安が進行し輸出関連企業の業績が良くなりそうだ等いろいろありますが
一番大きいのは、
「日本株が高値を更新してきたことで、
世界中の順張り資金が集まってきているから」
だと考えられます。
例えば、、、
伝説の常勝トレード集団と言われる米国の「タートルズ」の
基本的な投資戦略は、
「高値を更新した商品や株式に飛び乗る」順張り戦略です。
この順張り戦略は、
世界の機関投資家にとって主流の投資戦略のひとつです。
だから、ちょうど日本株が本格的に高値を更新してきた
このタイミングで、順張り戦略で運用している機関投資家の資金が
日本株に流入してきたのかもしれません。
そして、今のような状況を生んでいる可能性が高いでしょう。
いかがですか？
今の日本株を買っているのが誰か？
明確に分かりましたね。
現状を見る限り、
この上昇トレンドは、長期的に続きそうに考えられます。
ただし・・・
外国人投資家の日本株買いが、
まだ続くのか、それとも短期的に終わり、
株価が急落するようなことがあるのか？
それだけは分かりません。
ですが、、、
現状はこのようなことになっているのが、明確に分かりました。
だから、ココからはいつものことではありますが、
長期的上昇トレンドを見越して、順張り戦略などを準備しつつ、
急な下落に備えて、押し目買い戦略や逆張り戦略を用意しておくと良いでしょう。
そうすれば、ここから株価が上がり続けても、
反対に急落しても、着実に利益を積み上がえることができますからね。
だから、あとはあなたの準備次第です・・・
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西村 剛
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