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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
「一発利益の上がる銘柄を教えてください！」
私は最近聞かれることが少なくなりましたが、
ウチのスタッフたちは、
株に関連している仕事と出会った人に話すと、
そんなことを言われてしまうようですね（汗）
これ・・・
私たちにとって一番と言って良いほど
回答に困る質問なのですよね。
もちろん、、、
「そんな銘柄探すの大変だよ！」
「教えて外れたら、どうするんだよ！」
という逃げの意味ではありません。
単純に・・・
私たちシステムトレーダーは、
そういった「個々の銘柄」については、
ほとんどと言って良いほど情報を持ち合わせていません。
だって、
○保有している銘柄が何か分からない
○何をしている企業の銘柄か分からない
○何を売って、何を買っているか分からない
私たちは、常にそんな状況ですからね。
そして、、、
そもそも「どの銘柄を買えば利益が上がる！」という発想がありませんよね。
だから、私たちシステムトレーダーにとって、
この質問は答えようのない、非常に困った質問です。
きっと、あなたもそうでしょう。
ただ・・・
「何の銘柄を買えば利益が上がるか？」
これは、通常の発想です。
同時に、利益の上がる銘柄を探すことが、
成功への近道だと考えているのです。
ですが、私たちシステムトレーダーから言わせれば、
それは、全く成功への近道ではないでしょう。
なぜなら、成功に必要なのは、
何の銘柄を買うかよりも
「どんな戦略を採用し、継続するか」
だからです。
例えば、私たちシステムトレーダーであれば、
戦略は、売買ルールのことですよね。
統計的に見て、利益の上がる売買ルールを手に入れ、
それを継続すれば、自ずと成功は近づきます。
だから、採用する戦略が重要なのです。
もちろん、システムトレードも
数あるトレードの方の中では、戦略のくくりですので、
システムトレードを採用するか、
それとも他のトレード法を採用するかで変わります。
そうなると、次に重要になるのが、
システムトレードであっても、そうでなくても、
「自分にあった戦略」＝「自分にあったトレード法」
を見つけることです。
例えば、、、
ある程度の資産をすでにもっていて、
ゆったり安定的に利益を上げたいと考える人であれば、
「配当金重視の投資戦略」
がオススメでしょう。
配当利回りの高い銘柄を半ば永続的に保有し、
配当金を毎年安定してゆったり利益を上げる戦略ですので、
考えにあった投資ができるでしょう。
他にも、例えば、、、
じっくり有望な会社を探して、
ドカンと当てたい！と考えているのであれば、
業績が急拡大しそうな成長企業を探し出す
「成長株の投資戦略」
がオススメでしょう。
短期間で株価が急騰したガンホーオンラインのように、
第2、第2の10倍株を探し出せれば、
短期間で資産を大きく増やすことも可能でしょう。
ちょっと意味合いは違うかもしれませんが、
一発逆転型の戦略です。
ただ、私が日頃言っている一獲千金とは違い、
しっかりとした戦略です。
私も機関投資家時代は、これを得意として使っていました。
というように、これはごく一部ですが、
世の中には、システムトレード以外に、たくさん戦略があります。
ちなみに・・・
システムトレードは、
長期にわたり安定的に利益を上げたいと考える人に
オススメの戦略です。
過去の株価データを解析して、
統計的に優位な売買ルールを発見し、
それをシグナルの奴隷のごとく繰り返して、
一発逆転のようなものはないものの、
日々着実に利益を積み上げ、周囲の個人投資家よりも
最終的には大きな利益を積み上げます。
ただ、シグナルの奴隷ですので・・・
そこに自分の意思は存在せず、売買ルールの意見しかありませんので、
何の銘柄を売ったり買ったりしているか全く分かりません（笑）
でも、利益は着実に積み上がっていくのです。
こんなふうに、世の中には多くの戦略が存在します。
今ご紹介したのは、たった3つですので、
探せば、本当に数限りないほどあるでしょう。
だからこそ、成功をつかむには、
あなたにあった戦略を採用することが重要なのです。
自分にあった戦略でないと、
成功の要素である「継続」ができなくなってしまいますからね。
それがシステムトレードであれば、
私も余すことなく知識を伝えることができるので良いですが、
ただ、それに固執することなく、
ぜひ、あなたにあう戦略を探してみましょう。
そうそう・・・
ただ、そうはいっても、この戦略を選択するにあたり、
一つ外せない要素があります。
それは・・・
「習得期間と習得できる確率」です。
少なくとも、今紹介した3つの中では、
システムトレードが一番習得期間が短いですし、
習得できる確率も高いです。
私が知る限り、他の戦略は、
ある種「職人技」のような部分が多く存在し、
必ずしも、学んだ全員が習得できるとは限りません。
しかも、才能に左右される部分が大きいです。
だから、習得期間も年単位で、
それも1～2年の話ではなく、もっともっと長期です。
それに対して、システムトレードは、
万人が習得しやすく、習得期間も1年以内ですみます。
早い人であれば、1ヶ月ですみます。
だから、採用する戦略を決めるときは、
そのような視点も入れておくと良いでしょう。
いくら自分にあった戦略だと思っても、
習得に時間がかかって、しかも習得できる確率が低くては
意味がなくなってしまいますからね。
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西村 剛
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